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突然ですが、異世界もふもふしてみませんか?  作者: ひだまり
異世界へ転生!?慌ただしい日々
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【第九話】街の人に加護を!(キリナ:ステータス表示あり)

女神様にも催促されたので、街の人たちに加護を与えに行こうと思う。

加護が与えられるってこと、バレてもいいよね?加護を与えればいいんでしょ?


幸い、この街は小さめなので、家をまわっていけば今日中には終わるだろう。

ってことで、この街の人たちに加護を与えていくぞ!


まずは赤い屋根の家だ。どんな可愛い子がいるかなぁ〜?ムフフ〜。


コンコン


「はーい。今行きます。」


ん?声が低い…?


「どうしましたか?」


お……

お…………

男の人ーっ!?そっか。別に獣人だからって女性だけじゃないよね。

はぁ。びっくりした。…はぁ。残念。


まあ、加護を与えるだけだし。

さっさと加護与えて、次のところに行っちゃおう!


「すみません。ちょっと触れてもいいでしょうか?」


ザ・直球が一番早い。


「え?あ、はい?いいですよ?」


そうやって、戸惑いながらも手を出してきた。

なかなか話がわかるやつだな。褒め称えよう。わっはっは。

…は、早く済ませようぜ…。

手に触れて…ゴツゴツしてんな。強そう…。


「…加護を与えよ。」


オレがそう言うと、男性の獣人さんがピンク色の光に飲み込まれていった。


「うおっ!?」


なんか驚きの声が聞こえた気がしたけど、気にしなーい、気にしなーい。

1分くらい待つと、徐々に光が消えていった。

今回も見た目は変わってい……る!?


オレが触っていた場所に、この世界の文字が刻まれている!?

ほらっ!ギルドの看板に書かれていた文字とか!

加護を与えた印みたいな感じなのかな?


「ステータスがっ!」


お?この人、自分のステータスを見たようだな。

そりゃあ、あのステータス見たら驚くわ。驚かない人いないと思うわ。


じゃ、次行かなきゃなので。ここら辺でお暇させてもらいますわ。

…って思ったけど、家族とかいるかな?


「家族っていますか?」


早くしなきゃ、今日中に全員終わらねえ。


「あぁ。呼んでくるか?」


「お願いします。」


奥へと去って行く背中に、こっそり洗浄をかけておいた。


その後、家族にも加護を与え、おまけにこっそり洗浄もしといた。

可愛かったかって?そりゃあ。日本でいう、国民的アイドルになれるよ。絶対。

あと、あの印が時間が経ったら消えていた。なんだったんだろうね?


ちょっと手間取っちゃったから、次からはもう少しハイスピードでいこう。


次は、さっき加護を与えた家族の家のお隣さんだ。

隣といっても、日本のように家が詰め詰めではないので、少し歩くが。


っと、話している間に着いたようだ。

家が小さめだから、一人暮らしかな?


コンコン


「はい!ちょっと待ってくださいね。」


この声は女性だな。可愛いかな…?


「こんにちは!なんでしょうか?」


…目の保養…!めちゃ可愛いんすけど!?

早く触れたい…!


「すみません。女神様の加護を与えにきたんですけど、触れなきゃいけなくて…。」


「女神様のっ!?そっ、そういうことでしたら、触れてもらって構わないですよ!?」


しゃぁ〜っ!喜んで触らせてもらいます!

どこにしよう…手でいっか。

では…失礼しまっす!


ぎゅっ


「かっ、加護を与えよっ!」


噛んじゃったのはしょうがない。だって、手がぷにっぷにで、もっちもちで緊張しちゃったんだもん!


お馴染みのピンク色の光に飲み込まれ、約1分待つと、徐々に光が消えていく。

うん。やっぱり、握っていたところに印が付いているね。

ちょっとステータスも見させてもらおうかな。

ステータスオープン。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〈名前〉キリナ

〈性別〉女

〈職業〉ヒーラー

〈レベル〉33

〈スキル〉ヒール、ワイドヒール、キリシア


〈HP〉260→560(up)

〈MP〉370

〈力〉100

〈素早さ〉210→510(up)

〈器用さ〉530

〈守備力〉15000(new)


〈加護〉女神マーシャの加護

---------------------


ほぉ。ヒーラーか。一緒に冒険したいな。もふもふって好きかな?


「あの、もふもふって好きですか?」


「も…もふもふ、ですか?ま、まぁ…好きですよ?」


それがどうかした?って言いたそうな顔で彼女…キリナは言った。

あとは、パーティーに入っているかだな。


「じゃあ、パーティーって入ってますか?」


オレがそう聞くと、キリナの顔が暗くなった。入れさせてもらえなかったのかな?


「いいえ。なかなかヒーラーを欲しがっている方が見つからなくて…。」


やっぱりな。キリナにとっては残念かもしれないけど、オレにとっては最高だな。

じゃあ、誘おう!


「もし良ければ、オレもパーティーに入っていないので、パーティー作りませんか?」


「えっ?あ、はいっ!是非!」


よっしゃ!キリナ、ゲットだぜ!あとで、サラにもパーティー入るか聞いてみるか。


「じゃあ、詳細が決まったらまたここを訪ねますね。」


「はい!本当にありがとうございます。」


これで、パーティーの回復についても問題なくなったな。

あとは…前衛が全くいないんだよな。テイムした従魔を戦わせればいいけど…それだけじゃ足りなさそうだし。

やっぱり、戦士だとか、剣士がいるな。冒険者ギルドで募集できるかな?今度聞いてみよ。


やべっ!早く行かなきゃいけなかったんじゃん!

いっそげー!


この後オレは、走って走って、走りまくったおかげで無事(?)今日中に街の人、全員に加護を与え終わったのだった。

一言で良いので、コメントよろしくお願いします!ブックマーク、いいねもよろしくお願いしまーす!

では!(`・∀・´)

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― 新着の感想 ―
[良い点]  町内を一軒一軒廻るのは 大変かもしれないけど,住人たちと握手するだけで 達成できるミッションなんて すてきですねえ。  まるで,アイドルの握手会みたい。 [気になる点]  綺麗な女性に会…
[一言] 面白いです! 文章も読みやすいですし、これからの展開が楽しみです!
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