【第七話】報酬ゲットだぜ!
今回は短めです!
チュンチュン
小鳥のさえずりが聞こえてくる。
チョンチョン
さえずりと共に、突かれている。誰にだって?そりゃあ…
「サラ。起きてるから。チョンチョンしないで。」
「エイトがなかなか起きてくれないから!ギルドに報酬もらいに行くんでしょ?」
そうだった。たまにはいいことするなぁ、サラよ。
早く行かなきゃ。
「ちょ、そのまま行くつもり!?ご飯は!?」
いらん。お腹空いてないし。…って言えるはずもないから、しょうがない、食べていくか。めんどいけど。
ってか、よく朝からそんなハイテンションでいられるな。オレは喋る気力もないよ。
そんなことを考えながら、リビングの椅子に座る。…ねむ。
「はい。サンドバーガーと水ね。」
サンドバーガーは、サンドイッチだな。パンとパンの間に野菜っぽいのと、カツみたいなものが挟まってる。
ハム。
おー!美味しいな。
ハムッ!
ん〜!うっま。元気が出てきたような気がする。
ハムッ!ハムッ!!
ウッ!ゲホゲホ。はぁはぁ。喉に詰まって死ぬかと思った…。
「ちょっと〜。そんなに急いで食べなくても、ご飯は逃げないぞ?」
サラの料理が美味いのがいけないんだ。
な?キミもそう思うだろ?
こうして慌ただしい朝食を食べ終え、今ギルドへ向かっている。
準備したかだって?
服は普段着で寝たし、サラに【洗浄】と言う魔法をかけてもらったので、顔を洗ったりしなくても良かったのだ。
本当に魔法って便利だよな。準備をしなくて済むもんな。めんどくさがりのオレにはぴったりだ。
…オレにも【洗浄】が使えたらな〜。女神様、洗浄があれば汚くなっちゃったもふもふを、綺麗なもっふもふに出来ますよ?
『そっそうか!ならば、お主に洗浄スキルを与えよう。もふもふを綺麗にするんじゃぞ!』
おぅ。なんか頭の中に響いたぜ。これが神託か。いきなりだとびっくりだよ。
もふもふのためなら、マジでなんでもやるなぁ。女神様よぉ。
お、ギルドが見えてきたぞ。冒険者たちがいるから、もう空いているのか?
トコトコ
空いてた。だけど中は、むさ苦しい大男(冒険者)でいっぱいだ。
あ、カウンターが一つ開いた。
「こんにちは。今日はどんなご用事ですか?」
今日は紫色の髪の、落ち着いている人が対応してくれた。
依頼達成の報酬をもらいに来たんだよな。
「依頼を達成したので、報酬をもらいにきました。」
「かしこまりました。では、依頼達成のサインを提示してください。」
ゴソゴソ
依頼達成のサインは…書いてもらったっけな?
あ、書いてある。オレが寝てる間に書いてくれたのかな?サラ、ありがとう、ありがとう。
「これです。」
「はい。…オッケーです。依頼の報酬です。どうぞ。」
そう言うと、オレに布の袋を渡してきた。
中を開けて、見てみると銀貨1枚と銅貨5枚が入っていた。1500円か。
この調子で依頼達成して、もふもふを助ける旅に出るぞ〜!
エイエイオー!
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