【第五話】もふもふ好きな人と出会う①
2月23日 あお様から、描写を細かくした方がいいというご指摘を受けましたので、少し文を変えました。
まず、やることを整理しよう。
・お金を稼ぐ(一番重要)
・この世界の事を知る
・もふもふを保護する
・ふれあい動物園みたいなものを作る(将来)
まずはお金を稼がなければだな。ミーネからお金をもらったといっても、いつかはなくなるんだし…。
服も買い替えたいし、装備や武器も買いたい。
今日はギルドに行って、依頼ボードを見に行くか。
ガチャ
相変わらず、ジロジロ見られんな…。でも、昨日よりはマシな気がする。まあ、これは慣れだな。
さてと、依頼ボードを見に行くか。
そういえば、依頼は自分のランクと一つ上のランクのものしか受けられないんだったな。
GランクとFランクは…薬草採取か、雑用しかないな…。
ん?従魔のお世話…!?
依頼者はサラ…って、昨日のもふもふ好きな人!?
やっぱりもふもふ好きだったんだ!
テイムしている子の世話をさせてもらえるのかな?
…絶対これしかないっ!
えっと、依頼を受けるときは…はがしてカウンターに、だったな。
はがしてっと。
「この依頼を受けたいんですけど…。」
「はい。かしこまりました。依頼は2週間以内に達成しないと、失敗したということになります。ご注意ください。」
ふむふむ。これからも気をつけなきゃだな。
じゃ、早速行くか。
場所は…ギルドから出て左に曲がった所か。
ギルドから近いって、便利だな。
…ここかな?
「すみませーん。」
「はーい。いらっしゃいませ!!ゆったりもふもふ亭です!」
もう、サラさんの後ろにもふもふが控えてるよ。
あぁ。早くもふもふしたいっ!!
「ギルドの依頼を受けたので来ました。」
「助かります!あ、どうぞ中へ!」
キュキュッ!
もふり
はぁ〜癒やされるぅ~!
久しぶりのもふもふの感覚ゥ!
もふもふ、最高!
「あの、お手伝いの内容を説明しても…?」
「あ、はい。すみません。」
久しぶりだったもんで、ついやりすぎてしまいました。すんません。
「えっと、まずはこの子たちのブラッシングをしてもらいます。……小さくガッツポーズしないでくださいよ。」
だってぇ〜。ブラッシングって、当たり中の当たりじゃん!もふもふに触れてられるじゃんっ!これきてガッツポーズしないのはないわ〜。
「その気持ち分かりますけどっ!」
うぉう。急に人が変わったぜ。オレ、びっくり。
「ってことでよろしくお願いしますね。」
もふもふたちよ、さあ来いっ!
オレはいつでもカモ〜ンだぞぉ〜?
モフッ
はぁ〜癒やされるぅ!!
ではもふもふを、もっともふもふにさせていただきますっ!
まずは、うさぎちゃんから。
ふわっふわだけど…少しごわついてるな。せっかくのふわふわが少し残念になってしまう。
ザッザッ
おお、たくさん毛が抜ける。
ザッザッザッ
うん。いい感じだな。小柄だから、すぐに終わったなぁ。終わっちゃったなぁ…。
まぁ、次っ!
次は、ハムスターちゃんかな?
おふぅ…。もっふもふやないかぁ…。ブラッシングやる必要ある?
…いいよね?ちょっと触っていても。
モッフモッフ
はぁ〜!癒されましたぁ〜。ありがとうございました〜。
最後っ!
最後は、ケットシーちゃんだね。言葉喋れるのかな?
「うんっ!喋れるよ〜!」
うぉっ!喋った!
「うぉっ!喋ったっ!」
つい、考えていることがそのまま口に出てしまったよ。
でも、やっぱりケットシーはしゃべるんだな。幼い男の子みたいな声だ。しかもオレの考えていることが分かってる?
でも、それよりも……
「それよりも?」
「もふもふさせてくださいっ!!」
「うわぁ!」
うふふ〜。びっくりさせてごめんね〜。でも、もふもふだねぇ〜!
一生触っていたいよ。
「いっ、一生!?」
ははは。冗談、冗談。
君は本当に可愛いし、もふもふだな。
ブラッシング、精いっぱい努めさせていただきますっ!
まずは体全体から。
ザッザッザッ
気持ちよさそうに、喉をゴロゴロならしているな。
次は足。
ザッザッザッザッ
あとは顔だな。
「顔、失礼します。」
ザッザッザッ
ふぅ。ブラッシングかんりょー!
「気持ちよかったぁ〜!またブラッシングしてね!」
それは良かった!またブラッシングするよ。
…少し触らせていただいても…?
「いーよ!」
もふり フワッ
ふわぁ〜!極楽〜!
「ブラッシング終わりましたか?」
なんだよ。良いところなのに。
「…あなたも、もふもふ好きですよね?」
「サラさんも好きですよね?」
質問に質問で返していくぅ〜。
「えっ、なんで私の名前を?あっ、依頼の紙に書いてあったからか。」
オレが聞きたいのはそんな答えじゃないっ!
「もふもふ、好きですよねぇ?」
「ハ、ハイ。もふもふ、好きですよ?」
やはりな(ドヤ)
「な、名前なんて言うんですか?」
「田…エイトです。」
「エイトさんっていうんですね。もし良ければ一緒にここ、ゆったりもふもふ亭を運営しませんか?」
そのお誘いを待ってましたっ!
「はいっ!是非ッ!!」
「ありがとうございます!これから、よろしくお願いします!」
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