【第二十二話】ダンジョン3日目
投稿頻度上げるって言っておいて、遅くなりすみません!
ついに三階…!
ここにはなにがあるのかな…?
「確か…ここは中ボス階だったはず。」
そうなのか…。
どんな奴なのか…?
一階、二階だけでもあれだけ強いってことは…。
そう思いながら進んでいると、大きな扉が現れた。
…なんだこれ。
「中ボスと戦うところ。」
この扉の中に入らないと中ボスと戦えないってことか…!
逆にありがたいかも知れないな。
急に出てこられるよりは、準備万端の状態で行けた方が勝てる可能性が増えるもんな。
「どうする?もう行っちゃう?私は全然行けるよ!」
サラは今すぐにでも行きたそうだな。
…って言ってもオレも特に準備したいとかないから…。
あとはキリナとライオンくん、この子次第…。
そういえばこのついてきてくれてる子、なんていう名前なんだ?
「そういえば君…名前、なんて言うの?」
「…ミーネ。」
…ん?ミーネ…?
「ミーネ!?」
森でオレを助けてくれた、あのミーネ!?
お金持ちの…?
「うん、そう。ミーネ。…もしかして、森の男の人?」
森の男の人って…オレのことだよな。
そういえば名前言っていなかったかもな…。
「そうだよ。オレの名前はエイト。サラとかキリナに呼ばれてたから、知ってるかm…」
ギュッ
へ?
……ミーネがオレに抱きついてる…?
……え!?
「やっと見つけた…。エイト…。」
やっと見つけた?
どういうことだ?
「早く中ボス行きましょう?」
あぁ…忘れてた。そうだったな。
キリナは大丈夫そうだし…。
あとはライオンくん次第…。
「みんな行けるんだったら、僕も行けるよ!」
よし!全員準備オッケーだな!
じゃあ…。
「行きましょう!」
キリナ…それ、オレのセリフ…。
絶対オレの思っていることよんで言ったでしょ…。
ガチャ…
…普通の部屋だな…。というか、シンプル。
部屋っていっても、家具とかがあるわけでもなくて…白い壁に囲まれている"空間"と言ったほうが正しいな。
シュオン
ん?なんか音がしたな。
そう思って振り向いてみると、オレたちが入ってきた扉が消えていた。
…どうやって出るんだ?
急なことすぎで、一周回って冷静に考えてしまった。
とりあえず中ボスか…。
…こんなところに中ボスなんているのか…?
バッサバッサ
なんか…鳥が飛んでいる音…?
…たしか…魔物って、飛ぶやつもいたよな。
ってことは…!
「中ボスは鳥系の魔物っぽいね!」
鳥系っていうと…今までに戦ったこととかない系統だよな…。
飛んでるやつってどうやって倒すんだ?
「普通は翼を攻撃して、地面に落としてから倒しますね。」
そうなのか。
…あれ?オレ、不利じゃない?
刃が飛ぶ系の技があれば良かったけど、あいにく無いんだよ!?
魔法でいうと、ウォーターボールしか無いんだよ!?
しかも、ウォーターボール、攻撃用に生成したことないし…!
ってことでオレは後ろから見てまーす…。
「エイトも戦ってよ!?」
えー?なんでさー?
無理なもんは無理なんだよっ!
「はいはい。文句言わずにウォーターボール打ってればどう?
ずっと打ち続けておけば、いつかは当たるんじゃない〜?」
えー?
ウォーターボール打ち続けなきゃいけないのーっ!?
…めんど。
「エイトさん、お願いです…っ!」
よし。やります。キリナのために。
「…ッ…」
ん?サラどうした?
「…なんでもないよ。」
そっか。
…そういえばこんな話、中ボスの前ですることじゃないな。
…もしかして中ボス、オレらのことを待っててくれてる?
お利口さんだね〜!
よしよししたいけどできないから、代わりに殺してあげる〜っ!!
「笑顔で怖いこと言わないでくれる?…同感ではあるけどっ!」
「ある意味間違ってはいないんだけどね…!」
ちょっと二人とも何言ってるか分からないから、おいといて…。
とりあえずウォーターボール打ち続けるか…。
「ウォーターボール!」
あ、まって。いいこと思いついたかもしれない!
ウォーターボール3つくらい、同時に打てば当たるんじゃない?
「ウォーターボールッ!」
あ、出来た。
当たるかな~?
ドォォオン
あ、普通に当たっちゃった。
落ちてきたな。
…あれ?これつぶされ…。
スウゥゥ……にっげろーっ!!
「エイトーっ!!!」
ドーン
あっぶね。
意外と中ボス大きかったんだな。
めっちゃ高いところに飛んでいたから、あんなに小さく見えたんだな。
「エイトーっ?大丈夫そー?」
あ、サラがなんか言ってる。
すぅううううううううう……
「だーいじょーぶー!!」
聞こえたかな?
ってか大声出さなくても向こうに行けばよかったじゃん。
でも中ボス、日本で言う大型トラック並みに大きいからな…。
…めんどかったんだ。
「トドメ刺していーいっ!?」
聞こえてたようだな。
トドメか…。ま、いっか。
「いーよーっ!!」
オレがそういった5秒後くらいに、目の前の鳥が大きな破裂音とともに消えていった。
なにかドロップするのかな〜?
煙が消え、そこには…。
「魔法陣…?」
そう、魔法陣のようなものがあった。
そういえばこの部屋、扉が消えていたんだった。
この魔法陣に乗れば次の階に行ける感じかな?
「これ、次の階に行けるやつ。」
やっぱりな。
じゃあ、行くか!
「次の階へ!!」
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