【閑話】異世界での夏休み(ステータス表示あり)
二章はこれで終わりです!三章の執筆まで、閑話や登場人物まとめなどを出すつもりです。
そちらも見ていただけたら嬉しいです!よろしくお願いします!
夏といえば〜っ!?
海に、祭りに、花火に…夏休みだぁ~!!
異世界に来て初めての夏だが、異世界では何をするんだろう…?
「エイトー、もふもふ探しに行くよー?」
…まあ、夏は夜のイベントが多いからな。
夜には何かしらあるだろう。
とりあえず…もふもふに会いに行くぞ〜っ!
**
もふもふ…いたっ!
うさぎの魔物か…よく見かけるやつだな…。
まぁ、うさぎでももふもふには変わりないしな。
とりあえずテイムして、早く加護を与えてあげよう。
「テイム!」
黄色の光で魔物を包めたことを確認して…。
「加護を与えよ。」
よし。これで加護を与えられたな。
最後にテイムを解除っと。
この動作も慣れたもんだな。
いちいちテイムとか、言わなくてもよくならないかな…?
ちょっと面倒くさいんだよなぁ…。
『お主、テイマーと剣士がランクアップしとるのじゃ。』
ん?そうなんですか?
ステータス見てみるか。
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〈名前〉田中 瑛斗
〈性別〉男
〈職業〉テイマー(ランク2)
〈サブ職業〉剣士(ランク2)
〈レベル〉18(up)
〈スキル〉ヒール、ウォーターボール、
収納、念話、洗浄、鑑定、テイム、
女神様の加護付与(もふもふのみ)、
遊牙殺法、風切爆怪断、龍王月迅鎚
〈HP〉360→470(up)
〈MP〉285→390(up)
〈力〉239→374(up)
〈素早さ〉260→368(up)
〈器用さ〉364→412(up)
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おぉ!ほんとだ!
…ところでランクアップするとどんな効果があるんですか?女神様。
『人によるが…お主はテイムの詠唱短縮と、剣の鋭さアップじゃ。』
テイムの詠唱短縮!?
オレが今一番欲しかったやつじゃないか!
こんな奇跡あるのか!?
『(実は妾がランクを上げてやったなんて言えない…。)じゃ…じゃあ妾はここで…。』
女神様、教えてくださりありがとうございます!
よーし!これでテイムする時にちょっと楽になる!
もふもふを
たくさんテイムして、ささっと加護を与えるぞーっ!
**
ふぅ…。
日もだいぶ落ちてきたし、そろそろ戻るか。
今日もたくさん加護を与えることができたな…。
ところで皆さん。
スラちゃんを仲間にして以来、出てきてないことに気づいている方も多いことでしょう。
…って誰に話しかけてんだ?オレ。
…まぁいっか。
で、スラちゃん実は…!
このオレが背負っているバッグの中にいるんです!
スラちゃんはもふもふでも一応スライムだから、たくさん日光を浴びていると溶けちゃうんだよ。
前に日光を浴びさせていたら、だんだん溶けてきちゃって。
幸い、近くにキリナがいたから、すぐに回復魔法かけてもらって元通りになっていたけどな。
だから、日中はオレの飲み物とか傷薬とかが入っているバッグのなかに入っているんだ。
スラちゃんは、記憶力がすごくあるみたいで、一回行った場所は覚えているんだ。
オレはすぐに森の中で迷子になっちゃうから、帰りはスラちゃんに案内してもらっているんだ。
今日も案内よろしくな、スラちゃん。
「うあ!」
ははっ可愛いなぁ…。
**
「あ、エイトさんおかえりなさい。」
キリナか。ただいま。
そういえば…サラは…?
「それが…サラの姿が見当たらないのです。もうそろそろ帰ってくるとは思うんですが…。」
そっか…。
サラが遅くなることは珍しいんだが…。
どうしたんだろう。…し、心配しているわけではないし…。
…いや。正直結構心配してる。
もしかして…森の中で迷っているとか…!?
「ただいまー!遅くなってごめん。」
…帰ってきた。よかった…。
まぁ、オレじゃないんだから…迷うことはないよな。
「はい。これプレゼント。」
…どうした、サラ。
「どうしたって何よ。」
え、だって…。
「…今日はみんなでゆっくりしましょ。」
そういえば…夜に何かしらイベントがあるとは思っていたけど…。
異世界では、夏にプレゼントをするのが普通なのか?
「あ、もしかして…エイト、これ知らない?」
これ…?
「実は…この季節に親しい人たちにプレゼントをあげると、その人たちとずっと一緒にいられるっていうのがあるんだ。それで…。」
オレたちと一緒にいたいって思ってくれてるんだな…。
嬉しいな…。
ってかオレ、プレゼント用意してない…!
オレだって一緒にいたいんだってこと証明したいのに…!
キリナは用意しているのか?
「私からもよければ受け取ってください。」
…まじか。
オレも何かないか…?
女神様、何かないですか!?
『妾は何もないのじゃ。』
あ!
良いこと思いついた!
「あ、あの…二人とも…明日オレが朝食作る…。」
「…まぁ、しょうがないよね。知らなかったんだもん。」
ぎくっ!
で、でも何かしらやろうとしてるのはいいだろ!
「なら、私も手伝います!!」
「「それだけは絶対にだめっ!」」
くぅっ!
首をコテンってしているキリナ、可愛い!
けど、これだけは絶対に譲れない。
だってキリナ、料理ダメな人だもん。
そう思い、サラの方を見てみるとあっちもオレの方を見ていた。
目が合った瞬間、さっと目を逸らされた。
え?オレ、嫌われてる?
そんなことをエイトが考えていた時、サラはというと…。
やばっ!目があっちゃった!
ずっと見てたのバレたかな…?
…エイトってキリナのこと絶対好きだよね…。
すっと見てるし。
…私なんて敵わないよね…。
この私の気持ちを伝えられる日はくるのかな…?
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