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分かれ道
分かれ道の前に立つ
右と左 どちらへ行こう
半分の月の指す方へ
秋の匂いのする方へ
分かれ道の前に立つ
上りと下り どちらへ行こう
太陽の光 背に浴びて
秋の雲 目に焼き付けて
分かれ道の前に立つ
知らない道 どちらへ行こう
無限の時間があったなら
無限の私であったなら
分かれ道の前に立つ
どちらへ行くか 考える
右へ行くも 左へ行くも
上りも 下りも
月を見るのも 見ないのも
秋を知るのも 知らぬのも
光に立つも 立たぬのも
雲を思うも 思わぬも
重なり合う時間が
重なり合う私が
一つを選ぶ
もしもの話




