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神様から魔法を作れる魔法を貰った転生者のお話  作者: しらす
第一章 転生編
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第6話 迎え

「おはようございます、母様。母様にもこの姿を見せておこうと思いまして、私はしばらくこの姿で生活しますので覚えて置いてください。この姿につきましては私が独自に開発した性転換魔法です」


「まぁ、こんなにも可愛い姿になって…分かったわ」



あれから1年ちょっとがたった頃父様から呼び出しがあった。


「アル、お前は今年で7歳だったな、10歳から貴族は学園に行っておらう事になっておるのだ」


「なぜ今?まだ3年もあるでは無いですか。それと1つ質問なのですが制服ってあるのでしょうか?」


「あぁ、あるぞ。確かローブだったはずだ。それと今伝えたのはお前に地理学と歴史学を学んでもらうためだ」


「なるほど勉強についてはわかりました。それに制服はローブですか。下の服装は自由なんですか?」


「そうだな。まさかアル、女の姿で学園に行くつもりか?」


「えぇ、私は女の子の姿で生きている方が長いので。でも性対象は女の子ですけどね。だから婚約者を選ぶつもりなら女の子をお願いします」


「そうか。だがお前パーティとか女の姿で行ってるから結構男から婚約の申し込みが来ているのだが…」


「なんですか気持ち悪い。私女の子が好きなんですよ、男と結婚とか無理ですよ。」


「分かった。」


「話が変わりますがレイを豚貴族などには絶対に嫁がせないでくださいよ?なんだったら私はレイと結婚したい」


「いや、それお前…流石に兄妹で結婚は出来んぞ」


「だって家族贔屓を抜いてもレイは美少女じゃないですか!父様も分かるでしょ?」


「あぁ、確かにレイは家族贔屓を抜いても可愛らしいだがレイは家族内で結婚するよりも他家に嫁がせる方が見聞は良いんだそれは分かってくれ」


「えぇ、そこら辺は理解していますとも、ならせめて私に婚約者を選ばしてください。私の情報門を駆使して善良な貴族男子を見つけてきます」


「分かった。ならレイが10歳になるまでには探しておけ」


「やった!父様大好き!」


良し!これでレイが豚貴族などに嫁がさられる心配はなくなった最悪私が【義魂】で人形を作ってそれを婚約者として推せば良いだろう。だが貴族でもない男は父様はダメだと言うだろう。たしか近々アルダンダスト王国が戦争を仕掛けてくるんだっけ?そういえばクラスのみんなは結局探してなかったな優奈は元気だろうか…そうだ!ちょっと会いに行ってこよう。


「父様少しの間留守にしてもよろしいでしょうか?」


「ん?何処に行くのだね?それにもう日も沈んでいるのだからどこかに行くのなら明日にしなさい」


「むー、分かりました。なら明日1日は留守にいたします。あと行先はアルダンダスト王国です」


「アルダンタストだと?あそこはきな臭いから行くのはやめた方が良いだろう」


「もう。父様しっかりしてください私は強いのですよ?それに私は言いたくありませんが軽く8000歳を超えているのですよ?」


「あ、あぁ、確かにそうだったな。だがお前は何しに行くのだ?」


「ほら、ちょっと前に私が前世を思い出したって言ったでしょ?そこに前世のクラスメイトが居るのよ」


「ちょっと前にって大体2年前じゃないか時間感覚狂ってるんじゃないか?」


「うっ、そうね…それでクラスメイトの1人を攫いたいのよ。ほらあの国きな臭いでしょ?しかもそのクラスメイト勇者として召喚されたらしいのよ。でね?その国の国王か王子か分からないけど戦争を仕向けようとしてるらしいのよねぇ」


「なぜお前が隣国の情報を知っているのか分からないがまぁ、分かった。だが攫う?なぜ攫うのだ?」


「いやぁ、その子ね?前世の友達なんだよね。ちょーと大変そうだったからね」


「なるほど、分かった。で?いつ帰ってくるのだ?」


「んー大体2、3日くらいで帰ってくるからね」


そう言い残し私は父様の部屋から出た。てかアルダンタストって隣国なんだ初めて知ったよ。それにしても遂に優奈と会えるからなぁ2年くらい会ってないけど忘れられてないかな?どんな反応をしてくれるのかしら。ふふふ



「それでは父様行ってきますね」


「ああ、気をつけるのだぞ」


父様に挨拶をして私は転移でアルダンタスト王国の王都の上空に転移して【飛翔】で上空に留まる。


「さて、懐かしのクラスメイトを探しますかね」【サーチ(転生者)】


悠遠高校生26名

王城:20名

冒険者ギルド:4名

宿:2名


うーむ、優奈はどこにいるだろうか…神様分かる?


『そうね…王城に居るわね』


そうか。やっと久しぶりに会えるわ、こんなに楽しみのことはあまりないわよ。さぁ!早速会いに行くか。


何処にいるかな…【サーチ】お!優奈発見。しかも1人!チャンスだね。


「ねえねえ優奈久しぶり。元気だった?」


「えーと。あなたはどちら様?それにここは子供が来る場所じゃないわよ?誰かに見つかったら捕まっちゃうから早めにここから出なさい」


「私?あなたの幼なじみの遥香よ?」


「え?遥香?ありないわよ。だって遥香はこちらの転移魔法が耐えれず魂が砕けたはずよ。転移した時クラスの人数が少し少なくて聞いたら魂が耐えれなかった連中って言われたもの」


「あー、それなんだけどね。管理神のリリ様に魂を修復してもらったのよ」


「なにそれ…信じられないわ」


「まぁ、その辺の話は置いておいて。実は私あなたを誘拐するために来たのよね」


「え?誘拐?どうして…」


「だって優奈このクソみたいな王国で虐められてるのでしょ?」


「いじめってまあ、その気はあったけどさ…」


「さぁ、優奈私に捕まってくれる?大丈夫よ転移魔法で1発だから」


押し問答をしている時急に扉が開かれた。何かと思うとそこには坂田健史が居た。


「おい、優奈!約束の時間過ぎてるだろ!さっさと……おい、そいつは誰だ」


はぁ、最悪ちゃっちゃと優奈を連れて帰りますか。


「あなたには関係ありません。どうかお気になさらずに。私は優奈に用事があるので」


「はぁ?俺には関係ねえ?てかお前どうやってこの城に入ってきた」


「そんなの転移魔法で十分でしょう」


「は?ここは転移阻害の結界がはられてたはずだぞ」


「あんなのただの出来損ないでしかないですか」


「ふん。まぁいいお前も俺の奴隷にしてやろう。泣いて喜べ」


「は?奴隷?何言ってんですかあなたは。誰があんたみたいな奴に好んで奴隷にならなくちゃいけないのよ。さぁ優奈こっちにいらっしゃい。」


「分かったわ」


「一応【ディスペル】これでおっけ。じゃあさようなら?次会うときは戦場かしら?」


そう言い残し私は優奈を抱きしめて転移した。





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