第1話 目覚め
次に目を覚ました時はベッドの上だったどうやら転生は無事に成功したようだ。とりあえずステータス確認と行こう。
名前:アル・アルストルム
年齢:5歳(転生者)
種族:人間族
スキル 【翻訳】【魔法創造】【簡易ステータス】
称号 【アルストルム家次男】【転生者】【管理神の知り合い】
ふむ。まぁ簡易的だけど自力で一応見れるのね。見れなかったらどうしようかと思ったけど見れてよかった。ん?管理神の知り合いってなんだ?まぁとりあえず置いておいて自我が芽ばえる頃に記憶を思い出せたのは良かった。直ぐに記憶を思い出しておっぱい飲むとか無理だったから助かるわ。だんだん思い出してきたぞ。確か意識が目覚める前に高熱を出して倒れたんだっけ?とりあえず誰か呼ぼう。
ベッドから降りてドアを開けた
「誰かいませんか?」
「坊っちゃま起きたのですか?直ぐに皆に伝えてきます。」
え?ちょっと…行っちゃったよ。まぁいいやとりあえず来るのを待とう。あっそうだ!【魔法創造】を使おう。どんな感じで魔法作れるのだろうか。
「【魔法創造】」
すると半透明の画面が出てきた。え?もしかして入力系?まぁいいか念じる系の方が楽で良いんだけどなぁ。まぁいいかえーとなになに。
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属性:
対象:
効果:
効果時間:
必要魔力量:
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ふむふむ。とりあえず性転換するにはどんだけ魔力が要るのか調べてみよう。
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属性:創造
対象:自分
効果:性転換
効果時間:1日
必要魔力量:1250000
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おいおいマジかいな。一日で1250000も取られるのかよ……まぁ確かに性別を変えるんだからそのくらい必要だよな…まぁ今の自分の魔力量も知らないからどんな感じか分からないけどね。もうそろそろ来るだろうから消さないと。
そう思った瞬間にドアがノックされた。ノックを聞いた瞬間に急いで画面を消した。返事を返す前にドアは開かれ、結構若い女性が部屋に入り込んできた。
「あぁ良かった起きたのね。医者が言うにはもう目覚めないと言われたからもうダメだと思ったわ。」
女性がそう言うと抱きついてきた。おっふ。胸が当たって息が出来なくなるから早く離して欲しいと思っていると後ろのメイドさんが「奥様、アル様がお胸で息ができていません。」と教えてくれたおかげでやっと息ができるようになった。メイドさんが奥様と言ってるから多分この人が俺の母親なんだろう。
「お兄様!ご病気が治ったって本当ですか?」
しばらくして女の子が部屋にやってきたお兄様呼びからして僕の双子妹なのだろう。にしても可愛いな銀色で腰まで伸びた髪が美しい。ここまでの美幼女はなかなかいないだろう。
「あぁ、念の為2、3日休むけど熱はもう下がったね。」
俺はそう言いながら美幼女の頭をなでなでする。あぁ、なんてサラサラの髪なのだろうか。ずっと撫でていたいけどそうもいかないよな…なるべく早めにステータスの正確な数値を知らなければ。
「そうなのですか。残念です。」
そう答えると少し残念そうにうつむける。あぁ、落ち込んでいる姿も可愛いな。こんなに可愛いのだから結婚させたくないな。どうしたら結婚させずにいられるだろうかなんて考えてるとメイドさんが「アル様ご食欲はございますでしょうか?ありましたらお粥を持ってきますが」と食欲の有無を聞いてきた。まぁ確かに腹は減った。「じゃあお願いします」と食事の用意をしてもらうことになった。「さぁミアお兄ちゃんはご飯を食べるから出ましょう」そう言いながら母さんはミアの手を引いて部屋から出ていった。
ご飯が来るまでに正確なステータスを見ないと。
「【魔法創造】」
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属性:創造
対象:自分
効果:正確なステータスを閲覧出来る閲覧している間魔力を消費する
効果時間:
必要魔力量:150
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良し、決定!そう念じた瞬間身体から何か抜けるような感覚と共に頭の中で『【簡易ステータス】を【ステータス閲覧】に昇華しました』と流れた
「【ステータス閲覧】」
名前:アル・アルストルム
年齢:5歳(転生者)
種族:人間族
レベル15
体力:150/200
魔力:2200/2350
スキル:【翻訳】【魔法創造】【ステータス閲覧】
称号:【アルストルム家次男】【転生者】【管理神の知り合い】
とにかくいまの魔力量は確認できた。にしても簡易ステータスとあんまり変わらないんだな。5歳で235か確か性転換に必要なのは125000じゃなかったっけ?あれ?無理ゲーじゃね?ちょっと神様これじゃあ俺の夢のひとつの妹と一緒に可愛い服を着て抱きしめ合うのができないじゃないか!なんか魔力量を増やすにはどうしたらいいのだろうか。そんなことを考えているとドアがノックされた。
「アル様お粥をお持ちしました」
メイドさんはそう言いながら俺のところまでお粥を持ってきてくれた。さぁ、異世界で初めて食べるのがお粥だとはなてかお米ってあるん?もしかして過去の勇者的な人が広めてくれたのかな?もしそうならばオセロとかもあるのかな?お金を稼ぐ方法をまた考え直さないとな。そしてお粥うま。何これ凄く食べやすいんだけどお粥をってこんなにうめぇんだあんま熱出したことないから食べなかったからなぁ。まぁ今日のところはお粥食べて寝よう。そうしてお粥を食べ終わったからドアの所にいるメイドさんに「ありがとう」と言って食器を片付けてもらって俺はベッドに入った。しばらくは魔法量を増やす事にしようと目標を立てた。
【魔法創造】にある必要魔力量は勝手に設定される