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神様から魔法を作れる魔法を貰った転生者のお話  作者: しらす
第一章 転生編
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第14話 実技試験

結果から言おう。筆記試験はすごく簡単だった。さすがに、3年も勉強していれば、大体は覚えるというもの。それに計算にしても、魔法の研究に力を注いでいて、あんまり難しい計算は出なかったからな。だが筆記試験はいいとしても、実技試験は、剣技と魔法で選べるらしい。当然私は魔法だ。私はみんなのレベルに合わせなければならない……でないと学校が崩れる。多分みんな出来ても、中位魔法くらいまでしかできないだろう。侯爵の名に恥じないようにしなければ……でも難しい。中位魔法は確定として……まぁ無難に、ファイヤーアローでいいだろう。みんなの魔法を見てから考えればいいか。




筆記試験を終えて、私たちは訓練所へとやってきた。


「これから実技試験を始める。剣技か魔法どっちかに別れてくれ。剣技はナーズベルトに見てもらえ。魔法は俺の方に来てくれ」

「はい。では剣技をする方はこちらへ来てください」


ナーズベルトとやらがそう言うと半分ほどの生徒が剣技に向かった。ともあれこれでみんなの魔法が見れるだろう。レイも私の隣に来てみんなのとこを見ている。


「では、これより実技試験を始める。自分の最高火力の魔法をこの、的に目掛けて放てばいい。」

「質問です。その的は頑丈なんですか?」

「あぁ、超位魔法を耐えられる頑丈さだ。入学試験では絶対に壊れはしないだろうな」


先生が的を出したら案の定の質問が来た。にしても超位魔法にも耐えられる的か……かなり気になる。でもここで試したらダメだ。入学してから試そう。レイはこの3年間で氷魔法の上位魔法『アイスワールド』を覚えさしたから多分試験には受かるだろう。でも私は中位魔法を使う予定だし、もしかしたらレイの劣化版とか言われそうだなぁ……まぁレイの魔法に合わせれば双子でバランスは取れるだろう。なんやかんや考えているとどうやらレイの出番になったようだ。


「レイナ・アルストルム次はお前だ。あの浮かんでいる的に魔法を放て」

「分かりました。それでは行きます」


我願う。あの憎き物を凍らせることを。

氷上位魔法『アイスワールド』


え……レイ上位魔法使うん?マジかいな普通こういうのって隠し球とかで使わない?てか魔力大丈夫だろうか、あとで分け与えないと………レイが氷魔法を使ったからどうしようか……炎は暑苦しいし…水は派手さがあんまり…風は成果があんまりわからんし土は地味…ここは得意の自然魔法で行くか。


「まさかここまでの魔法が使えるとは……お前は文句なしの合格だ。そして次のものはアル・アルストルム……兄か…まぁ、さすがに今以上の魔法とまでは行かなくても大丈夫だ」


ぷっちーん。何私を下に見ているのだ。レイ2魔法を教えたのは私ぞ!?普通はレイと同じレベルという可能性も考えるだろうが、いきなり否定しやがった。いいだろう。上位魔法の自然魔法でやるつもりだったが超位魔法を使ってやる。まぁ?本当に、的が超位魔法を耐えるのか検証もできる。


「分かりました、では!」


我願う。あの憎き物を破壊する力を。

超位魔法『サンブレイク』


どうだ!太陽を破壊するというちょっと恥ずかしい意味のサンブレイクの火力は……ってやば結界貼らないとこの学園吹き飛ぶわ。


【絶界結界】


ふぅ……危なかった結界がなければこの学園吹き飛んでたなハッハッハ。あれ?なぜみんな私を恐れているような目で見ているんだい?いやまぁ結界がなければみんな吹き飛んでいたのだから恐れるのは分かるが……と言うか先生もなぜ結界を張らないのだあんた教師だろ。的は確かに残ってるな。どうやら本当に超位魔法に耐えうる設計なのだろう。材料はアダマンタイトとかか?


「とりあえず先生、私の魔法はどうだっただろうか?」

「おい、今のはまさか超位魔法のサンブレイクか!?一体どうやって行なった。あれは儀式魔法のはずだぞ」

「ふっ……レイに魔法を教えた私が上位魔法の上くらいは使えて当たり前だろう」


ここで会えて貴族っぽい立ち振る舞いをしておこう。自分がいつも貴族と忘れてしまうので覚えているうちにそうやって立ち振る舞っておかないと。とりあえずレイの所へ戻ろう。


「お兄様、やりすぎです」

「はい、すいませんでした。少しバカにされたように感じたので少し本気を出しちゃいました。」

「あれのどこにバカにされた要素があるのですか……」

「いやぁレイに魔法を教えたのは私だしなんか負けた気がするから……」


いやまぁたしかに少しやりすぎたかもね。でもね、お兄ちゃんバカにされるの嫌いなの。次は気をつけるね。



こうして私たちの入学試験は終わった。

下位魔法▶誰でも使える。魔力100

中位魔法▶1年くらい訓練したら使える。魔力2500

上位魔法▶才能があれば使える。魔力4000

超位魔法▶才能と膨大な魔力量があれば使える。普通は大人数で発動させる。魔力500000

神位魔法▶ほぼ発動不可能。国単位の魔道士がいなければ発動できない。魔力100000000


儀式魔法▶大人数で行使する魔法


不壊の的▶超位魔法までは耐えられるが、神位魔法では欠片も残らない。材料はオリファルコンとアダマンタイトを掛け合わせたもの。初代学園長が作ったもの。

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