表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

2

1話を読んでくださり本当にありがとうございます。

2話も読んでくださると嬉しいです。

記憶を取り戻してから、無事1日が経ち、体調も回復したため、私は来年に控えているお金持ち学校こと西ヶ花学園(にしがはながくえん)のお受験のための習い事に復活した。漫画では、高等科からストーリーが始まる。ヒロインが主要人物達を差し置いて入学テストで1位になるのだ。大体の子達はお金持ちのご子息、ご令嬢で初等科からのエスカレーター式でそのまま高等科に入学するので、元々途中から入ってくる子達は珍しく、邪見されやすいのにテストで1位をとったもんだからそれはそれは悪目立ちをしまして。いじめられるんだよね…。うん、もちろんいじめ始めたのは麗華だよ… うぇーん!!



と、とりあえず、とりあえずだよ!?私は習い事に復活したのさ。

いやね?私、いろいろ考えたんだよ。例えば、そもそも西ヶ花学園に入学しなければいいのでは?とか、合格しなかったら破滅も没落もなんぼのもんじゃいっとなるのでは?およ?およよよよ?と。

しかーし!しかし、しかし!現実はそう甘くはなかった!そもそも私の家系は、代々西ヶ花学園を卒業している家系で、それはもう合格出来なかったあかつきには不出来の称号がついてしまうし、初等科に入らなかったとしても中等科、高等科があるので西ヶ花学園に入らないということは出来ないのだ!

それにいくら没落が嫌だといっても、それと引き替えに家族に邪見にされるのもチキンハートを持つ私には耐えられるものでは無いのだよ。

そんなこんなで、私は、今日は算数の勉強とハキハキと喋る練習というか、お嬢様語?ご機嫌ようなどの言葉を身につけるための習い事に行ってまいりました!いやー、やっぱし算数とかは簡単だったね!だって私、こう見えて県で1番賢い公立の高校に通ってたからね。勉強面に関しては敵無しだよ!!ワハハハハ!!

………でも、でもね。どうしても、どーしてもお嬢様語を喋るのに抵抗があってね。だってさ、挨拶はおはようじゃなくて、ご機嫌ようで、話しの語尾には『〜〜〜なんですのよ。』とかつけないといけないんだよ!?

でも、こんなことでつまずいてたら没落は防げぬ!

お嬢様語だってなんだってマスターしてやるぞ!!

うおーーー!!!





ーーーーーそして、なんやかんや1年が過ぎるのは、あっとゆう間で明日にはお受験の日を迎えていた。

「麗華さん、明日は落ち着いて、いつもどうりの実力を出せばきっと合格しますからね。」

「そうだね。麗華はこの1年間よく頑張ったからね。絶対に合格するよ。」

「はい!頑張ります!お母様、お兄様!!」

「そうだな。頑張るんだぞ!麗華。」

「はい!お父様。」

えへへへへ、みんなに応援されちゃった!!これは頑張らないと!!





そして、私は無事に合格した。

うっひょーーーいっ!やった!合格だーー!!!

うっれしいなー、うっれしいなー。

はっ!!いやダメだ!これからが本番なんだ!

そうだ、私は悪役令嬢で、このままいけば没落確実なんだ!

すーーはーー、すーーはーー、よし!

気合いも十分だし、この1年間お金もコツコツ貯金した!まだ、全然足りないけど、子供のお駄賃と侮ることなかれ。子供は子供と言っても私は百合園グループのお嬢様なのだ!そこそこの額を貰っている。それに、きっと主要人物達はいたとしてもまだヒロインはいない!その間に、私は没落したとしても、大学くらいは通える学費と私が安定した職につくまでに家族を養えるだけのお金を貯めておくのだ!!大丈夫!余裕のよっちゃんだ!


……でも、一応。人、人、人と。ぱくっ!

うん、これで準備は整った!いざ、かかってこい!

破滅フラグよ!


ここまで読んでくださり本当にありがとうございましたっ!

面白ければ、ブックマーク、評価をして頂けると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ