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今回は急に常識が変わった世界の説明回であり、ここから破にあたるエピソードが数話続きます。

日曜にの朝。何ら変わらない普通の1日に突然、人類は身に覚えのない感覚を覚えた。


それは老婆だろうが赤子だろうが、既婚者だろうが独身者だろうが、変わらず起こった。


あるものは朝のコーヒーを飲んでいたら突然今の彼女と別れたら一生独身でなければならないと気づいたし、抗えない事も分かった。だが、それ以上に好きでもないのに付き合い続けることができないこともしった。


また、あるものは既婚者だが、不倫をしていた。朝目覚めると、不倫相手への愛が冷め、今の結婚相手にも愛がないことを悟り、離婚を決意した。


今まで、あった恋愛の自由がその日突如消えた。


誰かに言われたわけでも法律ができたわけでもない、たった1人としか付き合えないし、その人としか結婚をできない。


付き合ってみて結婚できなければ、一生独身というのが常識であると。体に刻み込まれた。


いや、刻み込まれたというのはおかしいのかもしれない。


なぜなら。こんなことができる人間はいない。やれるとしたら神や創造の類となるだろう。



どこかの大学の偉い学者がこの現象について、ルールを研究した。

現在分かっていることは3つ。1つ目は今日を境に、一度人と付き合う、もしくは結婚した後、他の人と恋愛もしくは婚姻関係にはなれない。また、無理やりなろうとしても心が拒絶する。


2つ目は、既に既婚もしくは恋人関係を気づいている場合、どちらかの愛がなくなればその関係は破綻し、もう二度と愛という感情を忘れる。


3つ目は現在既婚もしくは恋人関係を気づいてる場合、どちらかが、浮気をしていた場合、浮気をしていた者のみが愛という感情を忘れ、関係が破綻する。していないものはもう一度恋ができる。


この発表は日曜日の夕方にはテレビやネットで大々的に報道されたが、騒ぎにはならなかった。


なぜなら、もうこの世界が常識であるのだから。


このあと語るのは、この3つに当てはまらない、まだ愛が芽生えていないが、恋人関係を気づいている少年と少女の物語。

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