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第六話 最後の条件は私②

「やる」

私は即答した。


最後の条件、それは彼のご両親と私が宇宙そらが帰ってくることを望むこと。

一人でも反対すれば宇宙は帰ってこない。


正確には亡くなった人の両親と配偶者と子どもの全員の同意が必要ということらしい。

宇宙の場合は、子どもはいないので、ご両親と配偶者、ということになる。


私はまだ配偶者ではないが、婚約していたことを双方の両親が認めたので配偶者と同じ扱いになるそうだ。


宇宙のご両親は、私に決めて欲しいと言っているそうだ。


ヒトのクローン


そんな話、初めて聞いた。

世間一般にもそれは当てはまるそうで、ヒトのクローンがいることは知られていないし、知られてはいけないそうだ。


もし宇宙が帰ってくることを望むなら、これから先、宇宙が生きていくには真実を知る人のフォローが必要になる。

自分たちにはそこまでの時間は残ってはいない。


無理にとは言えない、どちらを選んでくれても本当に構わない。

だから、私に決めて欲しい。

そして、もし、宇宙を望んでくれるなら、側で支えて欲しい。


宇宙のご両親はお父さんとお母さんにそう伝えたそうだ。


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― 新着の感想 ―
[良い点] ヒトのクローン ↑ カタカナ表記  しっくりきます。 人間の複製←堅い 平仮名だと間が抜ける→ひとのクローン [一言] 文章がリズミカル 句読点の使い方が上手ですよね。 自分は毎度…
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