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第十話 私の決意
「私は宇宙さんと生きていきたいです。よろしくお願いします。」
退院の日の病室、宇宙のご両親と私の両親の前で私は頭を下げて、はっきりと言った。
「ありがとう、ありがとう…」
宇宙のお母さんは、私の手を握りしめ、ありがとうを繰り返して泣いていた。
「満月ちゃん、ありがとう。本当にありがとう。宇宙をよろしくお願いします。」
宇宙のお父さんは、そういって頭を下げた。
「満月、いいんだな。」
お父さんの言葉に私はしっかり頷いた。
「わかった。ふつつかな娘ですがよろしくお願いします。」
そういってお父さんは宇宙のご両親に頭を下げた。
お母さんは、何も言わずににっこりと笑って頷いてくれた。
でも、その手はお父さんの上着の裾を握りしめ、その目は今にも零れそうな涙でいっぱいだった。
お父さん、お母さん、私、絶対しあわせになるよ。
私は心の中で二人に誓った。




