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第2話 SWPOのなりたち?

「何してるんですか総司令?」


「ん?いや、異世界に飛ばされて、早いもので10年が立ったな〜と思ってな」


老けたかもしんねぇ...まぁそれはない。飛ばされたの十代だったし。


「そうですね〜。そういえば自分の世界に戻ろうと思ってこんな馬鹿でかくて、いろんなとこにも繋がりを持ったSWPOそしきを作っちゃうんですからね」


「そういえば、今日は早上がりの日じゃないのか、ジョン?」


「えーと。そうなんですけど、仕事が残ってて・・・。それにしても総司令の方も居残りですか?」


「いや、俺は忘れ物をとりに来ただけだよ。んじゃ、帰るわ。お疲れ〜」


「お疲れ様で〜す」








そう、総司令こと黒い死神である俺は現在ある組織を作って、宇宙ソラに出て自分がいた世界に戻れるかを模索しようとして始めた組織だ。


そもそも、俺がどうやってこの星で、うまくやれたかって?


簡単な話だ。


この星は意外と異世界からの訪問者いせかいじんが多いんだと。


だからそういう人たちを保護して、国の成長のために王をしてもらってたんだと。


(納得いかねぇのは自分たちが王やってこっちは助言でもいいじゃんとか思うけど)


ただ、俺より一つ前の王の方が技術も経験もあって、一気にこのヴェルガフィムを。いや、このヴァグディムスを宇宙大航海時代に作り上げたんだとさ。



そのおかげで、自分の星が見つかったとかで、さっさと帰っちゃたんだよ。


俺がこの世界に紛れ込む3日前のこと。


そして、そんな中で俺が来たから、何の説明もなしにいきなり王座にあげやがったんだよ。


だから俺は一代前の王の残した宇宙船の設計図やその他の先代がいらないと思った情報を全て集めさせて自分が誰にも邪魔されないようにした組織【WPO】を組織したんだ。


まずその活動で、この国の悪い部分を徹底的に取り締まった。


取り締まった時に出た金は国に補填しようとしたら、宰相たちが、「それは、王が国の軍隊で動かしてない時に得たお金なので、王のごずいに」とか言って来たんだ。


その金額がこの国の国家予算の3倍もあったんだけどな。


その金使って、宇宙船買ってもよかったんだけど、それよりこの国が欲しかった。


なぜって?


簡単だ。この星の軍隊はメチャクチャ強い。先代が「宇宙に上がるならこれ位は絶対に必要だ!!」とか言って鍛えあげてたんだけど。


そのおかげで、他の星でも舐められないんだからすげー鍛え方したんだと思う。


だから俺はその軍隊が欲しかった。どうすればいいか考えたよ。勝手に軍を解体してこっちに持って来てもよかったけど、反乱されると怖いし、仕方ないので自分も軍の中に入って鍛えてもらった。その方が技術も経験ももらえて自分の組織した部隊にも技術と経験を渡せるからな。


そんなことがあって俺が作ったWPOが国民にも、世界にも認知され始めた。


WPOの最初の頃の活動内容は情報部の掌握だった。


なぜって簡単に言えば、欲しい情報はそこから得られるからだ。


今では軍情報部の3割はWPO、7割は軍情報部に在籍してもらってる。


そしてこのWPOはだんだん国軍より人数も規模も、施設も艦隊も増えて来てる。


そろそろ、国を傘下にしてWPOこちらを上位に持って来ても通用すると確信した時に公に発表したんだ。もちろん、軍隊を全てWPOに移籍させてだが。


まぁそん時の反応はと言うと・・・


反対の声も大きかったよ。



あの時は確かアミ中尉が頑張って奮闘してくれたからな。


「アミ中尉当時15歳、...若いな」


「司令。何が、若いですか?(怒)」


「・・・いや、なんでもないですよ。」


ゴホン!


すいません。口に出てた。やべえ。







えーとどこまで話したっけ。。。あぁ軍隊の話だ


WPOの基本的な階級なんかは、軍の階級章をそのまま使ったからな。


このあと部隊や人数が増えた時に階級章も増やせばいいかなんて考えてる。


まぁそんなわけで、当時の反対の意見は、王が悪に走ったんじゃないのかって声が一番大きかったんだよ。


な訳で、当時の俺は、


「この世界はもっと大きく、もっと遠くに行こうとしてる。だが、もし災害が戦争が起こりそうな時にいちいち軍隊派遣なんかしていたら、派遣する時には終わってるかもしれない。だから俺は、各分野。各部署ごとにエリートいや、エキスパートを置いて、何かあればすぐに行けるようにしたかっただけだ。既に実験稼働している部隊もある。もし、もし気になるようなら、俺の作ったこのWPOに入って自分の目でみて決めてくれ。」


って言ったら、疑われながらも入隊?してくれた。


普通信じないし、入隊すらしないんだが、この国は既に異世界人ほうもんしゃを勝手に王にするような国だから受け入れてくれるのも早かったがな。


まぁそんなわけで、いろいろあったがなんとかやってこれた。


実際自分の年齢が36歳になるなんてな。

早く帰りたいからって何度も探索したのに、この星で観測できる星には、探索船を送ったりもしたんだけど、この星にいてたら帰るのは難しそうだ。


そろそろ、本部を宇宙に移してもいいかなって思たから宇宙にあげたんだよね。



それが20年かかるとは。





あぁそうそう最初の方でジョンやアミ中尉が俺のことを国王とは呼ばずに総司令とか司令って読んでたのは、宇宙ソラに上がった時に名称を変更してしてもらったんだわ。


ここではさ、こう呼んでほしいわけよ...



「あっ司令今帰りですか?」


え。人が今しゃべってるのに話してくるなよ、サキ。


「おぅ。今から帰るが何だい?仕事はディスクの上に置いといてよ。」


「チッ。今渡せば明日の朝には決済終われますよね」


舌打ち!なぜ今、舌打ちした!!


「舌打ちしたよね今?」


「仕事お願いします。」


えっスルーですか?


「・・・舌打ちしたよね。」


「書類お願いします。」


言葉変えてスルーですか?


「・・・・・・」


「書類お願いします。」


無視?


「あの〜俺もう帰るんだけど。」


「書類」


怒ってる。


「あぁ〜わかった持って帰るから、帰らせろ!!」



「了解です(ビシッ)( ̄^ ̄)ゞ」


腹立つ。メチャクチャ腹立つは〜


さっきのは、海賊対策室のサキ少佐だ。


名前フルネームが女っぽいが、れっきとした男だ。顔は厳ついし腹割れてる筋肉質だし....


名前の話するとすげ〜怖いんだ。本人メチャクチャ気にしてるらしくて。


マジで怖い。



と言うわけで、めんどくさい書類押し付けられたが。これがWPOの創設時のお話。







次回からまじめに仕事こなして、自分のいた世界に戻るよう努力します!!


その前に帰って寝よ~。マジで眠い。。。

誤字脱字があれば言ってください。訂正します。

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