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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

IF

作者: 南郷 兼史

獣の血を呼び覚ます藍晶石の瞳

いっそ砕いて絵の具にしてしまいたい

しかし、砕いてしまったら惚れ惚れする「藍」はどこにもなく、絶望を纏った「朱殷」があるだけ


でもいいだろう?

アリアドネの糸は君の首に巻かれていたんだ

むしろ、君がその糸を自ら巻き付けたのだろう

なら善いのではないか?

それが唯一の解決策ならば、善と言わず何という?


燃えるシクラメンを自らに投じて

愛なるモノを知ることができたらどれだけ楽だったか――


【要約】

君の瞳は俺の中に眠る(殺意の)本能を呼び覚ます

その眼が鬱陶しい……この手で殺してしまいたい

しかし、殺してしまったらその美しき瞳は死に堕ちる。そして、何分面倒ごとになる(補足:藍晶石の瞳の人物のことはそんなに悪い人間だとは思っていないが、何分キツく当たってくるから相性はそんなに良くない)

けど、君がそう仕向けたんだろう?

困難を解決に導く糸は君の首に巻かれているんだ

そもそも、君が自分で巻いた糸だけどね

なら、殺したっていいじゃないか

それが唯一の解決策なんだから、善以外ないだろう

嫉妬に自らを投じて

愛を知ることができたらどれだけ楽だっただろうか


返詩


メチルフェニデートに浸る夢想の成れ果てに

この現実は死も同然か

骸に添えるは陽光に輝くカーネーション

藍晶石の瞳は裏切らない

神への祈りがこの精神を固持させる

春の女神は僕に見惚れて愛でてくれるのだ

君に文句を言われる筋合いはない

猫に引っ掛かれて傷付く程度の琥珀ごときが


【要約】

コンサータを服用するような夢想家が(補足:揶揄しているが、薬に罪はない。というより元の人物はわりとこの思想)

この現実には耐えられないよね?

僕は心から君を軽蔑しよう

この僕の精神性は正しいのさ

祈りこそが誠実さを高める秘訣であり

アフロディーテは僕に見惚れて愛してくれる

(もしくは、「筆者が僕に見惚れて愛してくれる」でも意味は通るので可)

君ごときに何言われる筋合いはないんだよ

軽く引っ掻いただけで傷付くような琥珀(=硬度二半)の精神で

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