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介護の身体的・身体的負担

作者: 湖上の月

私は田舎の現役介護士です。


介護での身体的・精神的負担について個人な私見?を個人の思いから綴りたいと思い記載してます。初投稿であり、文章能力は低い為、ご不快、ご不明な点はご容赦下さい。


昨今、少子高齢化ならびに長寿による介護を必要とする方が増大している現状、自宅や通いまたは老老介護で否応なしに介護をしなければいけない現状が明日、読まれてる方に降りかかる可能性もあります。

アルツハイマー型認知症、脳卒中、骨折や高齢による身体機能低下における介護、それぞれ要介護となる要因は様々です。

お国は介護費用の圧迫が大きいので自宅で見てください。です。


想像して下さい。

家と言う狭い空間、365日24時間その人を見れるかと言うと身体的、精神的に無理があります。

その為にデイサービスやショートステイ、訪問介護などの各種サービスを利用しますが、

それでも自宅で見る時間が一番長く協力者が居ない(老老介護など単身)は私達が考える以上に負担が大きすぎるます。

私自身デイサービスで働いていた時期から感じてましたが、

そう言う家庭には適切な介護知識は不足していると感じました。

私達介護業界で働く人間は初めてであっても職場を通して学び適切な介護に結び付けられますが。

世間一般家庭では退院時に軽く介護を教えてもらうだけで後はケアマネジャーやヘルパーさんに訪ねる必要があります。


ここで必要なのが「本人にとって何が適切なのか」です。


1.精神的負担について

例えば認知症の方で短期記憶障害があり、ご飯を何度も催促する、良くある事です。

「食べましたよ」など言っても言ってる本人は記憶が無いため納得できません、勿論我々にあるような満腹感も記憶に無いためありません、多分「今日は胃が重いんだ、けどご飯食べなくちゃ」って所だと思います。

適切なのは本人が納得できる言い回しで「もうすぐ用意しますよ」的に言って誤魔化すのが適切なんですが、

職業としている私でも何度も何度も言われると「何度言う必要があるの」ってストレスを抱えます、しかしその日の仕事の間だけなので、まだそれで終わります。

ではソレが自分の家族ならどうなるか?

介護職でさえストレスを抱えるのに知識のない人をならもっと語尾が荒くなるか、無視をするかです。

結果、認知症患者は「悪い事言って無いのに何故起られるの?」と短期記憶障害できおが消えていてもその場での精神的ストレスから認知症を悪化させる可能性が高くなります。

お互いがそう言う状況の為に精神的ストレスが多くなりますし、家庭環境も悪くなりますので、この場合はストレスはケアマネジャーさんに相談し、適切なケアプランを作成しデイサービスやショートステイを利用してお互いの精神的負担を下げましょう。



2.身体的介助の負担について

車椅子やベッド、オムツ交換で体勢の負担から腰痛、腱鞘炎になる。

介護士でも職業病と言われる位痛めます。


まだ軽くでも動ける方ならば負担はそんなに感じません。

でも、動くのに凄く手が入る、無理やりでもやらなければ、

その結果は自分自身の身体を痛めます。

また、無理やりやると言うことは相手の使える力を使わないため身体的能力も下がる可能性もあります。


移乗方法や寝返り等の介助は少し勉強するだけで負担は大分減ります。

我々介護士が痛めるのは負担を減らしてもする量が多いので回復が追いつかず痛めるケースが殆どです。

私自身はオムツ交換で腰を曲げるので腰を痛めますが。

ベッドの高さをキチンと上まで上げて腰を曲げない体勢を作ると負担は減ります。(上げたり下ろしたりと業務中時間が掛かるのでしてませんが)

移乗動作については余程足の筋力が無い方以外は負担もありません、本人の意識や使える力・体の重心を利用する形で負担は8割無くなると考えています。

でも普通の家庭ではそんな知識がないのでどうしても強引にする方が多いです。

「もうこの人動けないからしょうがない」ではなくまだ使える能力をフルに使って介助をしましょう。

介助が分からない時はヘルパーさんでも利用している施設の方、ケアマネジャーさんが教えてくれます。


最後に介護は家で見ると先が見えません、これがストレスの最大の原因と思います。

しかし、思い悩むと悪い方向にしか考えが行きません、昔と違い隣近所の付き合いも希薄になりストレスの捌け口もありません。

夫婦で年老いた親を見る時も片方に任せず係わりを持ってください。一人で介護をするのは無理があります。

相談や愚痴を言えると面倒を見てる方も大分楽になります。

それが結果要介護者へのストレス軽減にもなります。

これを見て少しでも心当たりがある方は介護をしておられる親族の話や相談に乗ってあげて下さい。それが話を聞くだけでも救われる人は多いです。

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