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Memory Friend  作者:
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プロローグ


大切なのは分かっていた


少女は今日も窓枠外の風の強い晴ればれとした青空を見てその白い手を伸ばす


−−

「雨」は嫌い

でもこんなに綺麗な青空を見ると自分が透明になって一緒に溶けてしまいたい


「恋」なんて経験したことがないから

私には

「友達」がいてくれればそれでいい…そう思っていた


もし流れ星みつけて願い3回唱えたら奪われたその大切な

「友達」返してくれますか?


「今日も…思い出しちゃった……」

溜め息交じりにそう言って空から視線外した


期待なんてしない

唯いまの現実味を受け入れるだけ


ひゅう、と

風が音たてて部屋の中をカーテンから吹き抜けるその拍子に近くの本棚からちいさなアルバムが落ちた もうさか昇る

2年前のお話



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