おしまいっ! Konara Angle 11/03 13:11
誤字脱字等ありましたら指摘お願いします。
11/03 13:11
今日は朝から雨が降っていて肌寒い一日になりそうでした。
部屋には昨日からずっと眠っている先輩と私以外いません。
なぜかというと、朝、テレビのニュースをみんなで見ていたら緊急速報が流れ、この近く、朝の出勤登校時に込み合う駅で魔女が出現し、死傷者が続出したというから、近づかないようにとの警報が出され、葛くんが昨日一人フルフェイスのヘルメットを被った男の能力者を一人逃がしてしまったから、そいつが面倒なことを引き起こしたんだろうといいました。
「姉さんがらみだよね。しかも注意を逸らすだけの安いブラフだ。でも火消しはしなきゃいけないから、杏と八鳥はそっちに向かって能力者を消しといて。あとふきと百合子は僕についてきて。多分狙いは自分の駒になる魔女の補給だと思うから魔女草の方へ一回見に行ったほうがいい。それに鈴にも電話しないと」
各々役割分担を聞いて、それぞれ支度をしていますが、私に言われた指示はありませんでした。
「ねえ、葛くん。私は?」
「鬼灯のこと見といて。誰もいないときに起きて勝手に出歩かれるとまずいし」
「……分かった」
そういう流れで、三時間前に皆出かけていってしまいました。
私は、先輩が寝ているベッドの脇で静かに本を読んで時間をつぶしてました。
丁度、本を読み終えて、新しい本を取りに行こうと立ち上がった時に。
「……こ、なら?」
先輩が目を覚ました。
「先輩大丈夫ですか?」
「いや、俺は、確か模倣の魔女に何か能力を使われて――」
「そうです。模倣の魔女に能力を使われて、殺されたんです」
私は先輩に昨日何があったこと、そして、先輩が私を助けてくれる前に何があったのかを杏さんから聞いたことを話しました。
「それで左目がないのか。どおりで見にくいわけだ」
「もうバイク乗れないですね」
片目だけでは運転は難しいそうだと思ったのですが、先輩は大丈夫だと言いました。
「ちゃんと申請して視力と視野がある一定以上あれば、乗れるはずだ。まあ、このなりになったんじゃあ免許更新にもいけないか」
「そうですね。無免許運転になっちゃいますね」
そういうと私は急に泣いてしまいました。
「どうした?」
「いえ、なんだか急に、安心したというか……」
この一ヶ月近く色々あって、あんなに大好きだった先輩のことを忘れて、非日常を駆けめぐって、やっと一息つける時間がやってきたかと思うと、すごく気持ちが揺らいでしまいます。
「そうか」
ぽん、と先輩が頭の上に手を起き、そっと撫でてくれました。
すごく甘えたい。
「先輩その、私――」
「言わなくていい。その、こならの言動からすぐ分かるから」
そうですよね。私、あざといくらい、近寄ってましたよね。
「むしろ逃げていたのは俺の方だから、俺から言いたい」
私ははいと頷きました。
「俺は――」
†
空っぽの部屋には空や太陽、大地、木々や草花、そして動物までもが急に出現しました。
「良かったね。お姉さん」
その中心に樹世海が立っていました。
「これでお姉さんとお兄さんは、これからも戦っていける。けどれど――」
海の表情が曇りました。
「この先の未来は真っ暗だ」
出現した空の水平線には、黒い雲がありました。
「頑張ってよ。二人とも。最高のエンディングにたどり着けるように」
そういい樹瀬海はこの場所から去りました。
矛盾点と突っ込むところ満載の三章2/4はいかがでしたか? これでもまだ半分……。この際、2/3にしようかしら……。
この章、筆が一向に進まないまま気づいたら一年が経ってしまいました。本当に何がしたいのか全くわからねぇよ……。
続きは一年後にならないように頑張りたいです。特に作ったキャラの名前とか忘れない内に……。ああ、まだ出してないキャラがごまんと……。
予告として、次は某痛い名前のあの人が主役です。次回はどんぐらい人が死ぬやら……。二桁にはならないかなあ。
誤字脱字感想等ありましたら、お手数ですがよろしくお願いしますね。
こんな駄文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
読んでくれる人たちに心からの感謝しながら、面白いものを書いていきたいと思います。
では、また次回。
※次に掲載しているのは、ふざけたセルフパロディです。本編の話とはまったく関係ないですので、その手の物が嫌いな方は、読まない方がいいですよ。