しあわせっ! Yuriko Angle
ラブストーリーは好きかしら?
わたしは好きといえば好きかもしれないし、嫌いといえば嫌いかもしれないわね。どっちかにしろって言われてもどうしようもないわ。題材は同じでも、作家の語り方やその時の気分によって、感じ方も面白さも変化するのよね。音楽でいうなら、今日は明るめの曲が聞きたい日もあれば、社会を反論したような曲を聞いて良いなって思う日もあるようにね。だから、このこういう手の物語が面白い、好きだって胸張っていえないのよね。
そうそう、一昔前に流行った主人公、もしくは、ヒロインが不治の病にかかってしまう儚い恋い物語とか、最近では平凡な何にも起こらない物語とか、古今東西、沢山の物語あって、そして、色々言われているわね。でも、わたしは、ありきたりだ、簡易にできる、マンネリ、とか評価する人って嫌いなのよ。
そう評価したら作家ごとに話や語りは違うんだし、その違いを楽しむこともできないじゃない。
それに、そんなこと言ったら、自分の人生は、つまらない、くだらない、ありきたりだ、マンネリだ、下らないからやめてしまえ、って言っているようなものじゃないの?
まあ、人生諦めて世間を悲観している人に何言っても無駄なんだろうけど。