☆登場人物と地図一覧
登場人物が多くなり、地域も拡大したため紹介ページを作りました。
四章の舞台は地図上、最南端の街『エストリア』となります。
《登場人物》
【魔塔所属】
ミディア・ロストバラン:
代々続くロストバラン伯爵家の長女だが魔力変換が異常に遅いという欠点を持つ。
炎のように燃える赤色の髪をした小柄な少女。四章開始時点で13歳。
ロベルト・ロストバラン:
ミディアの父。最高位である五ツ紋の魔術師にして魔塔の筆頭魔術師。
ゴッドウィン家の長ヴェルドレッドとは旧知の仲。
ジュード・エゼルリード
エゼルリード子爵家の次男。最年少で三ツ紋を得た天才魔術師。
濃紺の髪に、切れ長の瞳を持つ思慮深い少年。四章開始時点で15歳。
【騎士団所属】
アレクシア・ゴッドウィン:
ゴッドウィン侯爵家の長女。天才的な剣の使い手であり指揮能力も高くカリスマ性もあわせもつ。
絹糸のような金髪に空色の目。四章開始時点で13歳。
アレクシス・ゴッドウィン
アレクシアの兄。騎士団の次期団長の筆頭候補であり、並外れた実力の持ち主。
アレクシアと似通った容姿を持つ希代の美少年。四章開始時点で15歳。
ヴェルドレッド・ゴッドウィン
ゴッドウィン侯爵家の長であり、ラシャド王国騎士団団長。
騎士団長という立場ながら戦の最前線におもむき、自らが先陣を切って戦う事が多い。
ディアドラ:
ミディアを「子猫ちゃん」と呼ぶ。騎士団ではおもに斥候を努めている。
褐色の肌に銀色の髪。虎の耳と尻尾を持ち下半身も虎のそれである。
【教会所属】
フレイ:
森林の大火災により故郷の村を失った孤児。現在は教会の聖騎士団に所属している。
銀灰の髪を持ち、年齢のわりに上背があり大人びている。四章開始時点で15歳。
【その他】
リリアナ・ゼファン:
ゼファン男爵家の長女。十年ほどの間に商人としてなりあがった家柄。
肩で切りそろえた黒髪の楚々とした美少女。四章開始時点で13歳。
アキサメ・ゼファン:
リリアナの父でありゼファン家の当主。私兵である鉄鼠衆の長でもある。
商才に長け油断ならない人物だが娘に対して異常に甘い。
モレアンキント:
ラシャド王国の第三王女。シルクザイア王国から嫁いだ側妃の娘。
褐色の肌にアメジストの瞳。次期大聖女の筆頭候補。
アジャータル:
シルクザイア王国のエーテル学者。
モレアンキントからの紹介を経てミディアと協力関係になった。
クニャン:
コボルトのマヌマム族の巫女。
マヌマム族は祖霊樹を祀り育てる一族である。
《ラシャド王国》
南北の全長は300kmほどだが、最北部は森が深く未開の地になっている。
首都は中央よりもやや南部に位置している。
※首都からの距離は馬での移動を基準。
馬の移動距離 1日40kmとして計算、ただし森林地帯の場合は30km程度とする。
【北部】
主な街:城塞都市ウィンロック(ゴッドウィン侯爵領)
首都からは馬で7日ほど(250kmほど)の距離
夜の森と呼ばれる深い森林地帯に囲まれた険しい土地。
ノズガリア城塞都市は人口4000人ほどの街。この都市より北部は未開の地。
気候:
冷涼で霧が出やすい。初霜が早く、秋が短い。
産業:
林業、狩猟、薬草や珍しい動植物の採取、小規模な鉱山。
メープルシロップに似た甘味料の特産品あり。
木材資源に恵まれ、狩猟や薬草採集が主産業。
【中部】
主な街:首都ラダン
首都近辺はなだらかな丘陵地帯、北部に近づけば森林地帯が広がる。
首都の人口はおおよそ3万人ほど。
港町サムタ・デラ(首都からは馬で7日ほど)
人口7000人ほどの街。
錬金術師たちを中心とした港町、鉱山も有している。
気候:
夏は涼しく、冬は冷え込み雪がふることもある。
温度差はあるものの、魔塔と秘術機関の技術と都市機能により都市内部は過ごしやすい。
産業:
森林地帯では林業が中心。
丘陵地帯では農業(小麦・果樹)、牧畜(ヤギや羊)も行われている。
サムタ・デラにはラシャド王国有数の鉱山がある。他にも錬金術師たちが主導し、薬草の栽培が盛ん。
【南部】
主な街:
港町エストリア(ドリスティール伯爵領)
人口6000人ほどの街。
気候:
温暖湿潤な気候。四季がある。雨が多め。
主な産業:
港町では交易と漁業が盛ん。塩の生産も行っている。
オリーブや果樹園などもあり、果実はもちろんワインなどの製造も盛ん。
また高価なため貴族のみしか入手できないがオリーブオイルも製造されている。




