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マイホームを贈ろう!⑤

「アルカ、チャリーンちゃん、ちょっと大事な話があるんだけど、昼からちょっと時間いいかな」


「モグモグモグモグモグモグ」


「……ゴクッ。大事な話?」


「うん、そうなんだ」


 ちょっともったいつけすぎてるような気がしなくもないが、やっぱビックリさせたいからな。ふふふ。


「……ついに私達に飽きたの?」


「ブーーーーッ」


「モグモグモグモグ」


 謎の誤解をしているチャリーンちゃんの発言に思わずお茶を吹き出してしまった。口の中に入れてたのがお茶でよかった。

 後、アルカは食べることに集中しすぎ……


「ち、違うよ。とにかく見ればわかるから」


「へぇ? てっきり私とアルカをほっぽってせっせとどこかの女の子のところへ通っているのかと。ねーアルカちゃん?」


「ねー」


「そ、そんなことあるわけないじゃないか。俺にはアルカとチャリーンちゃんしか見えてないんだから」


 不動産屋の一件で女性と握手はしたけどあれはさすがにノーカンだろ……だろ?



 ━━15分後


「ふぅ……それじゃあ……」


「それじゃあ?」


「何があるのー?」


「ふっふ。では2人とも手を繋いで」


 アルカとチャリーンちゃんがすっと手を繋いでくる。

 相変わらず柔らかくてスベスベ……じゃなかった。


「コート家のマイホームにご招待! ペネトレーションワープ!」


「え!? マイホーム!?」


「まいほーむ?」


 困惑する2人をそのままワープでコート邸にご案内する。



「…………?」


「…………え?」


 何がなんだかわかってないお二人。


「こちらが、3人のマイホームとなりまぁす!」


 バーン! と効果音が鳴りそうなくらいのどや顔で公開する。


「え?」


「どれが?」


「え? どれって、あれだよ。あと、土地は」


 ワープで移動しながら、


「ここから、ここ。ここから、ここ。後はここから、ここだね。どうだい? 広いでしょ?」


「広すぎるわよ!? え!? なにこれ!? 何が!? え!? え!?」


「わー、ひろーい」


 混乱しっぱなしのチャリーンちゃんと、元気に走り回ってるアルカが対照的だ。


「あっはっは! 家の中もすごいんだぞ!」


 2人を連れ、家の隅々まで紹介する。


 アルカは終始すごいすごいと喜んでいたが、チャリーンちゃんはジト目を俺に向けてきていた。あれぇ?


「チャ、チャリーンちゃん、お気に召さない?」


「……ふぅ……。そうじゃないわよ。そうじゃないけど……急すぎてビックリしてるの。スケールが大きすぎて……これ、何人で住む家なの?」


「え? 特に考えてなかったけど……20~30人?」


「へぇぇ? カズヒトハーレムでも作る気なのかしら?」


「ちょ、そんなことしないよ!?」


「ふーん?」


「ふぅーん?」


 チャリーンちゃんのマネをして、アルカまでジト目を向けてくる。


「だ、だってほら……アルカとチャリーンちゃんの子供がたくさんできて、孫もできたら一緒に住めるし……」


「っ!」


「……」


「ん?」


 なんか赤い顔して2人でナイショ話している。なんだ?


「え!?」


 2人に両腕をガッチリホールドされ、引きずられる。


「なになに!?」


 あっ、左右で形のそれぞれ異なるおっぱいがあたって……


「え、あっ、ちょっ!?」


 出来立てほやほやの特製露天風呂に着いたかと思ったら、2人に服をひんむかれた。


「カズヒトが……」


「悪いんだよー?」


「え? 2人ともなんか目が……獲物を目にした野生動物みたいになっていらっしゃる……アッーーーー!」



 この後、すっからかんになるまでめちゃくちゃいちゃックスした。






「まだいけるわよねカズヒト?」


「私も赤ちゃん産むーー!」


「もう何も出ないってぇぇぇええええええ」

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