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マイホームを贈ろう!④

 そして……アルカやチャリーンちゃんから隠れ、コソコソ建築すること3ヶ月……


 ……途中、いそいそ出掛ける俺に浮気疑惑がかかったりもしたが、2人への愛をベッドでこの上なくぶつけてごまかし……説得したりとか、ちょっとしたトラブルはあったものの。


 ついに我がコート邸が完成!



 ━━地下1階、地下2階

 やはりロマンと言えば何がなんでも地下!

 それもただ単純に作ってはつまらない。


 まず、地下への入口だが、普通に入ろうと思ってもなかなか見付けられないよう、継ぎ目をうまく隠してある。


 さらに、地下への扉自体に魔道具を用意し、予め決められた魔力波長を持つ者以外が解錠できないようにしてある。


 ある程度の広さを用意し、地下全体はヒヒイロカネで薄く覆うようにした。

 研究室、避難所を主な施設とし、隠し扉の中に収納袋を複数入れておくことで、家族が10人くらいになっても10年以上この地下で暮らせるようにしてある。

 排泄やお風呂等の問題も、魔術や収納袋で解決できるのだ。


 ━━地上1階

 ここはオーソドックスな部屋割りにしたい。

 但し、広大な土地を持っているので、規模は全体的にでっかく!


 まずは庭と玄関だ。庭には池と庭園を作り、風流な景色を作る。見ているだけで落ち着く景観というのはとても大事だ。

 玄関の扉はシンプルな灰色を基調としたモダンな造りに。

 但し、そのセキュリティーは万全で、高価な魔道具があちこちに設置してある。不審な人物はノックアウト!


 その他にも裏庭にはプールや露天風呂を配置。

 特にここは、万が一の覗き対策に苦心した自慢の逸品に仕上がっている。

 先日行った鉱石のダンジョンで入手した特殊な金属(売るとめちゃくちゃ高いらしいが、ダンジョンで取ってきたからタダ!)を使っている。

 薄く伸ばして使うことで、内側から外の景色は鮮明に見えるが、外から内部は見えないようになっている。

 これで心置きなく3P……心置きなく楽しめるってわけだ。


 その他にも各自の部屋、客室、寝室、リビングやキッチン、トイレなど、様々な部屋を用意している。

 客室とか20部屋も用意しちゃったけど、いるのかこんなに? まぁいいか、そのうち家族も増えるだろう。


 ━━地上2階~4階

 階段をひとつだけ用意し、2~4階部分も作った。


 1階部分だけでかなり広いので、スペースはかなり少なめにしてある。

 気分転換用だな。

 外からこの家を真横から見ると ━┛ って感じで横長で右のほうだけ2~4階があるようになってる。


 ━━見張り台

 やはり、魔道具だけのセキュリティーだけでは万全ではないと思うので、本邸の近くに高さ200メニートル(メートルとほぼ同じ)の見張り台を作ってしまった。

 さらに進化を遂げた超コストカット術をフル活用する。


 具体的に言うと、ランブレストの能力がさらに進化し、分身君を独立思考させることができるようになった。

 とは言え、できることはそんなに多くないのだが、常時この家の周りにフル鑑定を行うことで、不審者や魔物に対するこの上ないセキュリティーとなる。

 家が攻撃でもされようもんなら、フェノメクションで即応戦。悪質なやつはこの世から消失させる所存。



 要所要所にオリハルコンやアダマンタイト、ヒヒイロカネという伝説の3金属達をふんだんに使ったことで、パッと見はお城のような要塞のようなとんでもない見た目と継戦能力を備えた自宅が完成していた。


 S級に相当する魔物の突進とか、S級クラスの魔法使いの魔法攻撃をバシバシ受けても余裕で耐えられる耐久性を備えてある。


 ……一体何と戦うつもりなのか。


 正直、この家があったら籠城戦だって出来そうだ。俺の分身を随所に配置したら、一国とだっていい勝負できるんじゃないか?


 ……いやだから、何と戦うつもりなのか。


 全くもって、継戦能力とかそういうことは一切考えてなかったけど、結果的にヤバい施設が完成してしまっていた。


 これ、周辺国家とかギルドとかに内容知られたら割りとマジで怒られる系のやつじゃないか……?



 と、ともあれ、ようやくアルカとチャリーンちゃんへの御披露目である。

 2人のビックリする顔が今から楽しみだ。

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