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即興小説トレーニング

作者: 天原 孝一郎

命が羽毛よりも軽い難易度と頭がおかしいバグでキッズの心をバキバキにしたゲーム、「戦士と魔法使い」のRTA、はぁじまぁるよー!

 

 計測期間は、ゲームスタートを押してから魔王を倒すまで。難易度はVeryhardです。


 このゲームのことをよく知らないという人がいるでしょうし、簡単なあらすじと解説を交えながらやっていこうと思います。


 あらすじ

 昔々あるところに……夢の中で魔王が出たぞ!よし!私が魔王を倒すんだ!

 終わり


 たったこれだけです。主人公は夢に魔王が出てきたから、魔王がいると信じ込んでしまい、旅に出ます。まったくもって意味が分かりません。


 そして「戦士と魔法使い」は一般的なゲームと同じように攻略する場合、必ず死にます。運が悪ければ家から出ることすら叶いません。


 例を挙げますと、

①タンスに小指がぶつかってしまった!→game over

②今日の天気は雨だ→何もしたくない→game over

③お酒を飲んだぞ!→急に裸で踊りだした!→game over

などなど、理不尽な死がいっぱいあります。やっぱクソゲーだね!


 さっそくキャラクタークリエイトをしましょうか。容姿は身長を一番小さくすればあとはランダムで構いません。身長を小さくすることで小指がぶつかって死ぬことが少なくなりますし、足が速くなりやすいです。

 そして、性別は男性にします。「戦士と魔法使い」には、性別によってステータスの入るシステムがあります。男性の場合は筋力と持久力、敏捷に補正がかかり、女性の場合は魔力と魅了、幸運に補正が掛かるんです。


 魔法使いを選んで超遠距離から魔法で狙撃するチャートのほうが安定するんですが、単調な作業になるのと自分がクソエイムなので戦士を選びます。

やっぱ物理だよ!物理!


 名前はホセ・R・モーエンにします。略してホモです、特に意味はありません。


 真ん中にあるゲームスタートを押したところから計測開始です。

 

 はい、よーいスタート。


 ゲームと開始とともに、服を脱ぎ捨てます。移動速度、攻撃速度が上がりますが、防御力が下がり、街の中には入れません。しかしながらRTAなので問題ありません。


 その後、急いで家の本棚に向かって謎を解きます。


Q.りんごが三つ、ミカンが三つ、バナナが一つ。さて、たけし君が選んだものはなーんだ。


A.手を洗う。


Q.たけし君が街に行って何かを買いました。なーんだ。


A.たけしといっしょ[コンプリートボックス]


Q.たけしくんが泣いています。なーんでだ。


A.人類が愚かだから。


Q.最終問題。たけしくんは何者ですか。


A.たけしくんです。


 この謎のヒントは、街の教会にある聖遺物、たけしといっしょに書かれています。みんなもたけしくんを崇めましょう!!


 謎を解き終わると、本棚が横にずれて地下に続く道が出てきます。王道ですね。

ここで気を付けることがあります。

 それは階段を2段ずつ降りることです。このゲームは、階段を1段ずつ下りないと、[堕落した道]を手に入れてしまいます。

 [堕落した道]は移動速度、攻撃速度が遅くなるだけではなく、一日に100歩しか歩けなくなる呪いになります。しかし、攻撃力と防御力が2倍になります。しかも、重ね掛けが出来るので、どんどんステータスが上がります。



 今回の装備は木の棒と鍋のふたですね。このRTAでの最強装備です。


 木の棒は、攻撃力40で鍋のふたは防御力45なんですが、[堕落した道]のおかげで攻撃力と防御力は最終装備よりも強いです。しかし、移動速度と攻撃速度はナメクジ以下です。


 装備を拾った後、左上に走ります。そうすることでなぜか魔王の城に潜入できます。

このバグは、運ゲーでゲーム内時間と装備によって決まります。


入った後は、何かをしゃべっている魔王を無視して、今さっき拾った木の棒で殴ります。その後、戦士の基本スキルである[シールドバッシュ]で終了です。


お疲れ様でした。

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