六話 『俺はやる気だ』
さて、アレスくんは状況を理解出来たのか?
てか前書きって何のためにあるの?僕は一言コメント的なので使ってるけど、、
制限が20000文字以内なんだよね、、そんな書く人おる?
六話 『俺はやる気だ』
「どんな人間よりも…強く?」
『はい、どんな人間よりも』
アレスは唾を飲んだ
『簡単に言うとですけど。普通の人間が行う何分の一のトレーニングであなたのステータスは上がります。アレスさんにはステータスの上限がありません、いとも簡単に上がってしまいますし、どこまででも上げられます。』
アレスは口を開けぽかんとしている。
『あ、辛いのは変わりませんよ?』
思い出したかのように補足する石に間の抜けた質問をするアレス。
「じゃあ、村の兵士のあの大男より強くなれるのか?」
『話聞いてましたか!?とにかくその人間よりもです』
「よし!それじゃあ早速トレーニングに取り掛かろう!」
勢いよく立ち上がったアレスだったがまた座り込んでしまった。
「トレーニング…って何すればいいんだろう、走るか?」
『それでしたら大男さんにお話を伺えばいかがです?兵士なんでしょ?日々トレーニングに励んでいるはず』
「まぁ、あの筋肉を見ればな…。でもなーー」
アレスは顔を歪ませ大きく唸った。
『いいじゃないですか。どうせ適任はその人しか居ないでしょう?今日はもう寝て明日お話をしに行きましょう』
「んん…そうだな、それしかないか。じゃあちょっと早いけど今日はもう寝ようか」
Zzz...
『寝付きの早い人だ。ん?』
遠くからの良くない気配に感覚を澄ました。
『あらら、どうやら近々に魔物の姿を拝む時が来そうだ…。まぁ、今度教えて上げましょう』
眠るアレスを見てため息をついた
『しょうが無い、これは事前投資だ』
ステータスに「知力」が追加されました。
『明日から学ぶことが沢山ある君に必要なステータスだ…。すぐに可能性を感じるのは私の悪い癖だな、治さないと…』
「ふぁああああ…。朝か、今日は兵士のとこに行くんだったな」
廊下をゆっくりと進み居間へ向かった
「あらアレス、今朝は早いのね。ご飯用意するから待っててね」
「ん、ああ。」
『今日は沢山食べないと、トレーニング出来ませんよ?それにお昼も食べれるか分かりませんし』
「そ、そうだな…。母さん!」
「どうしたの?アレス」
「今日はちょっと多めに頼むよ…!」
「…任せなさい」
大きい木のテーブル一杯に次々と出てくる料理、全てアレスのらしい。
「ちょ、こんな沢山あるなんて…」
「さあ!たっぷりお食べ!」
『アレスさん!食べなさい!』
「うおおおおお」 ガツガツ
ガシャン!
「ご馳走様!今日は遅くなる!」
「行ってらっしゃーい」
母は満面の笑みだった。
さて、やる気のアレスくん。強くなれるのか