四話 『俺は思い出した』
四話です。お楽しみ下さい
お楽しみ出来るかは分からないですけどね。
実際自己満なんで、だれも満足しなくても何ら問題はないですけど。
四話 『俺は思い出した』
「「ただいまー」」
アレスとカリスは声を揃えて家の扉を開けた。
「おかえりカリス。買い物ありがとね」
そういった直後、母はアレスを睨んだ。
「ひっ…」
「さて、何してたか聞かせてもらおうかしら?」
「べ、別に…本を読みに本屋へ行っていて…」
母のティラはアレスの嘘をすぐに見破ってしまう。
「アレス…もう少しマシな嘘付けないの?あんたが本なんて読む訳無いでしょ?」
少しムッとしたが言い返せなかった。
「違うの、アレスとは途中で会って、私に付き合って貰ってただけだよ」
言い訳の上手いカリスがフォローに入った。
「あら、そうなの?へぇ…」
アレスは必死に頷いて話に乗った。
「そ、そうだよ!参ったなカリスったら!ねぇ母さん!」
必死感が更に嘘っぽく思えたが、母は折れた。
「ふーん…それじゃあご飯の用意しましょうか」
「はーい」
カリスはいつも通り母と食事の用意を始めたので
アレスはいつも通り手伝いをせず自室に戻った。
「ふぅ、バレるとこだった…」
冷や汗をかきながらもアレスは森へ行った時の記憶を思い出そうとした。
「んー、なんだっけか…」
腰を下ろした時ゴツンと音がした。
「おっと、ポケットになんか入ってるな。あ…これは…!」
アレスはポケットに入っていた石を見て全てを思い出し、慌てて床に置いた。
「これだ!俺はこれに触って…!」
『やっと気付きましたか、青年よ。』
「なんだ!?声が!」
『うるさいですね。石ですよ、目の前の。』
「これが喋ってんのか…?」
『これ…。まぁいいでしょう。私に名前はありません。石で構いませんよ。』
「なんで石が喋ってんだ?」
『そうですね、お話しましょう。』
床に転がる石は過去を話し始めた。
『私は昔、人間でした。あなたより少し歳上のね。私も好奇心旺盛で、街で流行る呪術や魔法を片っ端から試していました。そしたらある古い本に書かれていた1つの呪術が驚いた事に本物でしてね…。大きな雷鳴と共に呪術の神が現れまして。遊び半分で唱えていた偽の魔法やら何やらで御怒りを買いまして、姿を変えられて、触れた者のステータスを奪う呪いをかけられてしまいました。…理解できました?』
「まち…?じゅじゅつ…?かみ…?すてーたす…?」
『まぁ、こんな他と干渉しない自給自足の村の子どもだ。無理もないですね。とりあえずあなたのステータスを見せましょう。』
そう言うとアレスの目の前に文字が浮かび上がった。
「うわぁ!なんだこれ!」
『これが今のあなたのステータスです。』
体力 2
チカラ 1
防御力 1
素早さ 1
魔力 1
器用さ 1
治癒力 1
『まあ1と言っても生活出来ないほどでは無いですが』
「あ…この体力2ってさっき」
『そう言えば上がってましたね、私が奪うのは元あったステータスだけみたいです。あとは直接あなたがくれないとダメみたいです。まぁ、くれるようなお人…お石好しはいなかったですけど。』
アレスは疑問を抱いた。
「それ、俺があげるメリットあるのか?」
『メリットは私にしかないですね。』
「それって…」
さて、物語が進んで参りました。物語の時間的には夕方ちょい前位ですかね。大声出しても大丈夫なのは壁が分厚いのと料理は大体外でやってるからですね。
想像力大事よ。




