二話 『俺はカリスと話した』
はい二話。
前回より時間があったから丁寧にかけたよ。
第二話 『俺はカリスと話した』
「はぁ、はぁ。体力落ちたかなぁ?」
俺は息を切らしながら近くの市場へ向かっていた。
『体力が1増加しました。』
「え?なんだ!?」
思わず足を止め、当たりを見渡したが耳元で聞こえた声の主は見当たらなかった。
「なんだ、今の声…」
冷静になり、更に違う異変に気が付いた。
「あれ?俺…疲れてないぞ?」
さっきまで息を切らしていた筈が今は全く疲れていないことに気が付いた。そもそも診療所から市場へは走っても息を切らす距離じゃ無かった。
「そう言えばさっき、体力が何とか…」
「おーい!アーレスー!!」
叫びながら走ってきたのはカリスだった。
「あ、カリスだ。おーい」
カリスは小さい頃、ボロボロの姿で怪我をした鳥を抱え村の端で蹲っていた、一時期異端者だと恐れられ、ちょっとした事件になった。お人好しの母は村長に頭を下げその子を引き取り、カリスと名付けた。
カリスはその頃からよく捨てられている物や怪我をした動物を拾ってしまう性分だった。
「アレス!大丈夫なの!?寝てないとダメだよ!」
「はは、大丈夫だよ。ほら、何ともないからさ」
手を広げてみせた
「ほんとに?何ともない?」
「大丈夫、大丈夫w それよりほら、荷物持つよ」
やや取り上げるように持った買い物かごはずっしりと重たかった。
「何だこれ、カリス何買ったんだよ」
「へ?芋とミルクとお魚と、そのくらいだよ?」
「本当か?どれ…」
買い物かごを覗くと市場で買ったものと1冊の本があった。
「やっぱり、また変な買い物したのか?母さんに叱られても知らないからな?」
「ちが…!それは道具屋のおじさんがくれたの!」
「魔法書…?何だ?魔法でも使いたいか?」
「そういう訳じゃ無いけど、おじさんがコイツは偽物だー!使えーん!って言って私にくれたの」
おじさんの真似をしながら言い訳をする姿に思わず笑ってしまった。
「そういや俺を診療所まで運んでくれたんだな、ありがとうカリス。重かっただろ」
「まあね、アレスったらあの森の前で倒れてるんだもん」
「森の前?中じゃなくて?」
「うん。え!?中に入ったの?」
「あ、いや!入ってないよ?まさかあの森に入るなんて!」
…もちろん入ったがカリスには言えなかった。
「ほんとに入ってないでしょうね?全く、探検も程々にしなさいよね!」
「はは、ごめんごめん…」
そんなことを話す間に俺たちは家の前まで歩いていた。
どうだった?
カリスの色々を知れたそこの君。よかったね。
まだ結構続くと思うから気長に待っててね。
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