仕事
僕は工業高校電気科を卒業して社会に飛び出して寮に入り、毎日メンテナンスの仕事に明け暮れる18歳男子。
→もうすぐ19歳になるけどね!
そんな僕の花の10代を邪魔する敵が現れた。
仕事だ...。
僕は仕事を辞めたい。
理由は簡単。面倒くさい。
朝起きて歯を磨く、寝癖を直す、服を着替える、会社に行く。ただ会社に行くだけなのにこんなに疲れる。
そして別にやりたくてやってるわけでもないのに上司に叱られる毎日。
気がつけばまた次の日...。
そんな僕のちっぽけな人生。
別に仕事がつまらないわけじゃない。
楽しいか、楽しくないか、と聞かれれば楽しいになるのだろう。
でもそれはこの仕事じゃなくてもいいのじゃないか。
若いんだからもっと色々やればいいのじゃないか。
と最近思うようになってきた。
なのになぜいつまで経っても辞めることができないのか...。
答えは勇気がないから。
辞めたら次どうするの?次の職場も一緒かもよ?今まで教えてくれた先輩の気持ちは?この会社で得たものは何?
様々な気持ちが入り混じる。
でもいつも最終的に辿り着くのは「もう少し頑張ってみよう」だ。
自分でも訳がわからない。
そんな糞みたいな優柔不断な10代の男の子の日常。