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色とりどりの花の色  作者: あいのおとあのん
1/1

きみとぼくの場合のはなし

醜い色はみたくない。

綺麗な色だけ見ていたい。

ひとめぼれ、

そう。

ひとめぼれだった。


30過なかばに、なってしまったな。

誕生日の次の日、

いつもの天井を眺めながらふと、思った。


このまま、

一生、

独りなのだろうか?

と。


そう、

考えると不安というか、

焦りというか、

とても嫌な気持ちになってしまうから、

あえて、

考えないようにしていたけれど、

もう、

35歳だ。


充分に大人だ。

しかも俺は自分に自信がある。

困ったことに。

学歴も悪くない。

ルックスも悪くない。

勤務先も悪くない。

そんな俺は、

他人の事がとても嫌いだった。


何故かというと答えは簡単だ。


俺は他人より秀でた人材だからだ。


話も、

趣味嗜好も、

価値観も。

何もかも合わない。


それは俺が変なのかと思った事もないことはないが、

俺ではない。

変なのは他人であり、

この世の中なのだと、

そう、

理解した。


それからは生きていくのが少し、楽になっていった。


今までのあの感じは何だったのだろう。


思い悩む時間ほど無駄なものはない。

そう確信してからは、

他人とも上手く付き合える様になってきた。


彼女

というものも出来たし、

セックスだってした。


でも何が良いのか。

俺はれっきとした男なのに、

何も、

感じなかった。

それは、

子孫を、残すという本能が、欠けているのだろうか。。。

いや、

俺に欠陥はないはずだ。

きっと、

相手が悪かったのだ。

次だ、

次だ。

次だ。。


そう、そんな繰り返しの日々を毎日、

生きていっていた何でもない日常の1日。


君に出逢ってしまったんだ。


舞台は夜の繁華街。


酔い気分でフラフラと歩いていた。

何故ひとりで歩いているのかというと、

送別会があったのだが、

二次会に誘われたが、

はぐれてしまったのだ。


まあ、

うすうす気付いて、

いや、

気付いていない。

気付いていないふりをした。

だから

はぐれるふりをし、

路地を一本早く曲がってみた。


大きく息を吸って

夜の空を見上げる。


そこには、

大きな月が居た。


綺麗な、

綺麗なまんまるの月。

すみきった藍色の空の右端に、

まんまるのきみ。


『さあ、家に帰るか』

そう呟くと、ふいに、甘い香りが俺を包んだ。


『お兄さん!一緒にお酒呑みませんか?』


ありきたりな、

キャバクラの誘いか。


振り向くとそこに、


天使がいたんだ。



その話をすると、

くしゃくしゃの顔になって笑うけど、

本当にあのとき、

天使って呟いてしまったんだよ。


『てんし、、、』


『?』


変な時間が流れたけど、

それは俺だけが感じた流れらしい。


気がついたら俺はソファに座り、

お酒を呑んでいた。


『サキっていいます』


可愛い声。


触れなくてもわかるふわふわの髪。

栗色の瞳。

小さい口唇。

ピンクが映える、色白の肌質。。。

俺の理想を取りだして絵に書いた様な、完璧な笑顔。。。


『サキ・・・』


『お兄さんの名前も教えて下さい!』

言われるがままに、

名刺を交換をする。


『なんて、読むの?』

『はやた』

『素敵な名前!!』


悪くない。

この子との会話は不思議なくらいスムーズだ。

『サキ、』

『ん、どうしたの?はーた?』

胸の高鳴りは最高潮で、

酔っぱらったか?

という、

自問自答のなか、

いや、

これは恋かもしれないと、

そう、確信してしまったのだった。



しかし。

相手はキャバクラの女の子。

真剣なお付き合いなどは、

あり得ないと思っていた。

とても、とても、

可愛い。

綺麗な。

そう、ものすごくタイプの女の子だったのだけれど、


あきらめることに、した。


次の日も、

また次の日も仕事をして、


やっと休みだ。


休みの日もなんだかんだと忙しい。


独り暮らしなもんだから、

洗濯をしないといけないし、

細々するのはあんまり、性に合っていないので、

一気に済ませる。

そして一気にベランダに干して、買い物に行く。

主婦みたいだなと、

鼻で笑いつつ、

近所のスーパーに向かう。


野菜と魚とお肉をカゴに放り込み、

一週間分の食料を買い込み、

家路につく。

いつもの部屋のテーブルの上に、

忘れていた携帯電話。

ふと、

手にとると、

着信がある。

仕事で何かトラブルでも?

それか、

何かしくじった?

いや、

まさか、

この俺が、、、




『サキです、今度、会えませんか?』





サキ、

天使、

と検索すればナンバーワンでヒットすると思うこのワードは、

俺を、

地獄へと誘うのである。。。








『サキ、メールありがとう。

都合が良い日時と時間を教えて。

お店にいくから。』


そう返信してしまうのに、

10分程要したが、

まあ、

所詮遊びだ。

恐ろしい程に好みの女の子と、

楽しくお酒を呑むだけだし、

自分で汗水たらして稼いだお金だ。

誰にも何も咎められまい。



『ごめんなさい、仕事の営業メールって思われちゃったね。

言葉が足りなくてごめんなさい。

私、純粋にはーたさんに会いたくてメールしました。

お店の規則で、外で会うのは禁止されているけど、

どうしても、会いたくて・・・』


そんな返信が来た。

可愛すぎるだろうという気持ちと、

素晴らしい演技だ、

女優にでも通用するぞというひねた思いとが交差し、

前者が勝った。

俺はまんまと天使にはめられ、

開店と共に、ソファに座ることになる。


しかも、

わざわざ入浴剤入りの湯船にゆったりと浸かり、

あまり生えそろっていない髭まで剃って、

丹念に身支度をしてから出掛けたんだ。


何なんだ。

これでは、

サキの思う壺だ・・・


『はーたさん!本当に!?会えて嬉しい・・・』

俺の待つソファの横に来たサキの瞳が、

見る見る間に濡れていったのは、

見間違いだろうか。

見間違いだとしても良い、

そう思える程にサキは完璧だった。


『かわいいね』

そう呟くと、

透き通った真っ白な、

陶器みたいな白い肌が、

耳から頬にかけて、少しずつピンクに染まっていく。

香りは

甘くて

甘くて

とろけそうな心地よい香り。

髪型だって俺の好みそのもの。


昔、この長さが良いって当時の彼女に願望を伝えたら、

(一番めんどくさいの、その長さ。)

ってしかめっ面をされた。

その髪の毛の長さ。

肩に着くか着かないかの絶妙な長さ。

うなじが見え隠れするそのエロさ、

俺だけだろうか?

こんなにも興奮してしまうのは。


『はーたさん、今度、昼間にデートして?』


まだ1杯目なのに、

すっかり酔い気分になってしまう。

作り物のマネキンみたいな手に触れてみた。

ひんやりと冷たいその手を、

ずっと握りしめていたい。

そう思ってしまったのは、

そんな気持ちになったのは、

いつ以来だろうか。


完全に、

天使の思う壺だ。



しかし、

冷静でいる自分も存在している。

この女の子はただのキャバクラの女の子だ。

俺ともあろう者が、

騙されてたまるものか。

相手は営業。

所詮は楽しくお酒を呑むお店だ。


恋だの、

愛だの、

くだらない。


俺は俺に似合った女性と結婚し、

子供を授かり、

あなた、パパ、

こっちだよ、

なんて呼ばれながら、

幸せな家庭を築くべきなのだ。

そう。

それが俺の、

凡人より秀でた俺の、

使命であると確信している。


この、

外見が恐ろしく好みの女性とは、

進むべき道が違うと思うのだ。

彼女には彼女の道があるし、

俺には俺の道がある。

もしかして交差する事があるとすれば、

俺は躊躇いなく、

抱いて見るだろう。


しかし、

障害がある。


『はーたさん、お店、来てくれるのは嬉しいんだけど・・・』

あろう事か天使がうつ向いているではないか。


『サキ、本当にかわいいね。』


サキの瞳から大粒の雫がこぼれた。


『どうした?』

俺は驚いて、

サキの肩に触れた。


今にも壊れて無くなりそうな華奢な肩。

小刻みに震えている。


『私、本当は、こんな仕事嫌なの・・・』

『そうなの?』


華奢な肩が頷く。

『じゃ、俺の嫁にでもなる?』

俺はこの場を何とか納めようと、

はにかみながら笑顔を作り、サキの髪に触れてみた。


やはり、

ふわふわの髪。



『はーたさん、好き・・・です。』

『ありがとう』


天使の髪を撫でながら思う。

完璧な女優さんだなと。


『好き』

そう何度も呟くサキは、恐ろしく可愛い。

顔がタイプなんだ。

この女の子とだったら、

セックスだって興奮するだろうなあ。


『ねえ、サキ、好き、って、何?』


ふいに、サキの表情が、くもる。


『ごめんごめん、何でもないよ』

そういってサキの肩を抱き寄せたら、

サキは小刻みに震えて、こう呟いた。


『愛。無性に欲しいもの。』

僕はサキの肩を抱き寄せた。

そして何度もごめんと、言った。

そう。

無性に欲しい。


無性の愛が、欲しい、

『サキ、キス、しても、良い?』

サキは黙った。

だから

キス、した。


甘い甘い、

砂糖より甘い味がした。


ハチミツより甘い。


『サキ、』

『,,,』


沈黙だ。

何か悪いことしたか?

答えは?

ノーだ。

サキは、

クシャクシャの笑顔を僕に向けた。



『大好き』



そう。


そして僕たちの物語がはじまる。


僕たちは、

付き合う事となった。

はーたさん、と、サキが呼ぶ。

こんなに幸せな事があるのかと、

そう、自問自答しながら毎日が過ぎてゆく。

時々、

キャバクラの、女の子らしいメールが届く。

『今日、○○さんと、約束してます。』

『気にしないでね。』

そんなの、

気にしないでいられるものか。

でも、




気にしないふりをする。




サキは、とにかく可愛くて、

愛らしい。。。


そんな時、

ちょっとした事件が、起きた。


いつもの朝。

けたたましく携帯が着信を告げる。


『もし、もし、、』

寝ぼけながら電話に応対する。


仕事?

それとも、、、


何事?


頭の中は真っ白だ。


『朝早く申し訳ありません、

こちら、警察の者で』



『!?』


何も思い当たるふしはない。

そう考えていると、


『サキさん、を、ご存知でしょうか』


『はい、知ってます。キャバクラの女の子ですよね。


『自殺未遂されまして、連絡先を調べていたら、こちらの電話番号しか、なかったもので。』


『?』


『サキさんを、迎えに来てあげて頂けませんか?』


いやいや、

何故?

家族の方は?


そう、口から出てしまった俺は、

サキの恋人という、

自覚が無かったのだと思う。


サキとの時間は、

いつも、どこか現実離れしていて、

夢でも見ているかの様だった。

だから、

という、言い訳は、愚かだった。




俺はとりあえず病院に向かった。



受付で聞いた部屋に向かうと、

窓際のベッドに天使が寝ていた。


点滴をされている細い腕が、

この前触れた時よりも、細くなっている気がした。


『こちら、所持品です、』

そう言って渡されたカゴには、携帯電話がひとつ。

これだけ?

しかも、

連絡先を開くと、

はーたさん、

という文字しか無かった。


『何だこれ』

訳がわからなかった。




何時間か、

天使の横に座って、

天使の寝顔を眺めていた。


夕方になり、

薄暗くなってきて、

天使のまぶたが、少しづつ開いた。


『サキ、』


天使は何も、言葉を発しなかった。


その代わりに、

大粒の涙が頬を流れた。




『大丈夫。』


そういって天使の髪に触れた。

勘違いだとしてもいい。

何かの間違いだとしてもいい。

俺はこの天使と、

一緒に過ごしていきたい。

そう、心に誓った。


そう、

それが、

地獄への入り口だとは、

まだ知らなかった。



『はーたさん』

しぼり出す様にサキが声を出した。

『何か欲しい物ない?』




『あい』

そう言って少し微笑む彼女は、

やはり、悪魔なのか。


サキの自殺未遂の方法はアームカットだった。

大きな血管が通ってる所をめがけ、

何度も、

何度もカミソリを自分の肌に当てて。


痛いだろうに。

サキの肩や、胸、には、ミミズ腫れした傷がいくつも見えた。


俺は仕事にはちゃんと行って、

何事も無かったかの様に毎日を過ごした。


ただ違うのは、仕事帰りに寄る所が出来たということ。


『何か買ってくる物ある?』

そうメールしても、

『何も、ないよ』

そう、いつも答えるから、

これだったら食べれるだろうか、と、

ゼリーやら、プリンやらを買いあさる事になる。

そして病室に向かい、

天使の笑顔に癒されて家路につく、

というのが最近のルーティンになっていた。


サキは、痩せほそってしまっていて、

もともと白い肌が、ますます白く、青白くなっている。


精神科の先生も診察してくれたみたいで、

精神安定剤も、服用を始めたらしいので、

少しは、ご飯を食べれる状態になるかと、

期待していたんだけれど、、、

精神安定剤っていうのは即効性が無いらしい。

無理に食べても、体が拒否をしているらしい。


毎日、サキの心配をする日々が続いた。

即効性が無い薬が、

少しずつ効いてきたらしい。

サキは、目を覚ます時間が少しづつ増えて、

ご飯というものを口に入れる頻度が、

少しづつ増えた。


人間とは面白い生き物だ。


日に日に元気を取り戻していく彼女を見て、

命の神秘すら感じる事が出来たんだ。


しかし、

サキの周りに人の気配がない。

サキが、目を覚ます時間が少しずつ増えてくると、

必要な物も、少しずつ増えてくる。

タオル、

ティッシュ、

歯ブラシ、

コップ、

俺が気付いた時に売店に走った。


下着は、

いくらなんでも。

看護師に相談したら、

買ってきてくれた。

病院の売店というのは、

本当にありがたいものだと、思った。


そうこうしていると、

サキが、ベッドの上で、起きあがる事も増え、

会話も少しずつ増えていった。


サキの話を聞いてると、

両親や、親戚とは、かなり昔から疎遠であるらしい。


サキは、この入院が初めてでは無いらしく、

精神科に通院を始めたのはなんと、10歳くらいから。


入院も、

過去に何度か経験しているらしい。


俺自身、

精神科

という物に馴染みが無く、

知識もない。

それどころか、

今までなんとなく、

敬遠して生きてきた。


サキの周りに、

人の気配が無いのは、

幼い頃からの、

病気、

のせいも、

あるのだろう。。。




俺も含め、

精神の病気というのは、

まだまだ、

理解するには、

無知すぎる、世の中であるから。



とは言っても、

俺にとっての天使が、

苦しんでいるのだ。

どうにか、ならないのか。。。




ならない。

この世の中は冷たいし、

俺も含めて、

人間は冷酷だ。


サキの事だって、

まだまだ何も知らない。


そんな時、

サキはまた、

問題行動を、起こした。


自分の、腕に刺さっている点滴の針を抜き、

自分の首や、胸を、

刺して刺して刺しまくった。


小さな針だからといって、

傷にならない訳ではなかった。


サキは、

狂ったかの様に、

めちゃくちゃに自分の肌を、

傷つけた。

首なんて、大きな血管があるから、

血が吹き出して、、、


真っ白なシーツとか、

カーテンが、、、


サキ、

何で、

こんな事するの、って聞いたら、

サキは大粒の涙をこぼしながら答えた。


『要らないって、言われた』


誰もそんな事は言ってない。

被害妄想だと、

そう、言っても聞いてくれない。


『どこに、行けばいいの』

って、

毎晩、泣くらしい。


俺は何をすればいいのか。


医者に聞いても、

『話を聞いてあげて下さい。』

会話に、ならないのに?

この便利な世の中の、

インターネットで調べても。

『寄り添ってあげて下さい』

だから、

寄り添うって何?

話をどうやって聞くんだ?


天使をどうやって扱えばいい?


そんな自問自答の中、

無情に時は過ぎていくし、

俺は俺の仕事があり、

毎日寝不足になりながらも、

『精神的な病』

について、

本を読んだり、

インターネットで調べる日々を過ごした。


しかし、

そんなのは無駄だった。


医者の判断で薬を増やされたサキは、

病院のベットの上で、

人形になっていた。


せっかく、

起き上がれる時間が、

少しづつ増えてきたのに。


薬、

精神安定剤で、

『安定』

させられてる状態になっていた。

彼女にとっての『安定』

とは、

ボーっと、

天井を眺められている状態らしい。


何を聞いても返事をしてくれない。

時々、飲み物を飲む以外、

点滴で栄養補給。


起きている時間は、

以前より格段に減った。


そんなの、

おかしいだろう。


回復してなかったのか?


天使の腕は、ますます青白く痩せ細っていった。




俺は何を、出来るのか。

何も出来ないのか。


仕事をしながらの自問自答は、

時々、

気が狂いそうだったけど、

天使の為になるならと、

時間を使った。


そんな時に、

自傷行為についての、

体験談がまとめてあった。





私を見てください。

私を理解してください。




私を許してください。



認めてください。


私も、

一人の人間、

人間です、、




想像を絶する体験談が、

赤裸々にまとめられていた。




虐待、

暴力、

放棄、



何故?何故、という言葉ばかりが、並ぶ。

そこには、

サキという天使も、確かに居た。







次の日も、

また次の日も、

天使の病室に行ったけど、


会話は、出来なかった。


天使は、

人形の様に眠っていた。



サキの、

『はーたさん』

という声が、聞きたい。



自分自身、

サキにとって、

あまりの無力さに、

苛立ちが募っていった。




日に日に、

サキという天使の居る病室から、

足が遠ざかる。


時々訪ねるけど、

やはり、人形のサキが居た。





サキ、

ごめん、






その、その言葉を何万回、

繰り返したことか。



サキの、ボサボサの髪を撫で、

かつての、記憶をたどりながら、


俺は、


自分自身に、

問い詰める。



このまま、

天使を見捨てるのか。



答えは、

yesだったのに。


このまま見捨てようと思うのに、

毎日、病室に行ってしまう足が、

サキの人形になっている寝顔ですら、




何故、

こんなに可愛いと思ってしまうのか?


俺も病気なのかも知れないと、

ふと思った。



人間っていうのはもともと、

何らかの病は、

多かれ少なかれ持っていると思う。




命に関わらない物を数えだしたらキリがないし。

いちいち言い訳にはしていられない。



俺自身も、

何度か、

鬱病になら、

なりかけたかも知れないし。

人間、誰だってあると思うけど、、、


消えたいとか、

思った事は、


少なくとも俺はあるけど、

ただ、

実行に移せなかっただけ。


みんな、

そうだろうと思うし、

サキだけが特別ではないと、


そう、

思うのは変なのだろうか、、、



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