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ガルドラ龍神伝―闇龍編―  作者: 水沢らくあ
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闇龍アルエス、その4―魔界に平和が訪れた―

闇龍アルエスと戦った後、リタ、ヨゼフ、ナンシーの三人は、とある島にある水色の砂の上に倒れていた。そこへ、水色の長袖の服を着た葉龍族の少年と、その仲間達と思われる六種族の龍族の少年少女が、三人の所に駆け寄る。


「おい、起きろ!」


 葉龍族の少年が、そっと三人の体を持ち上げて起こす。その声に反応してか、リタ達は目を覚ました。


「全く、三人とも寝坊助ね」


 三人が起きて早々、風龍戦士ビオラが彼女達をからかう。それには、十人とも大笑いした。


「僕達、とうとうやったんだね」


 ヨゼフが、胸元のサファイアを見て言った。


「ああ。闇龍はいなくなった。これで魔界ガルドラに、本当の平和が戻るぞ」


 葉龍戦士ヒアは、声を張り上げて言った。しばらく龍戦士の間には、笑顔が絶えなかった。しばらく魔界の平和を噛み締めた後、十人はそれぞれの故郷に帰るため、ログテル砂漠の外れにある港町バイアンに来ていた。


「ここまで長かったけど、みんなでよく頑張ったよね」


「ああ。今回の勝利は、僕達みんなのものだ」


 そう言ってリタとヨゼフは、言葉を切った。ふと、何かを思いついたように、金龍戦士スーザンが口を開く。


「ねぇ、一つ提案があるの。本当は臨時結成のつもりだったけど、この際龍戦士隊を正式に結成しようよ。いざという時のために」


 スーザンは、龍戦士隊の結成の案を出した。それに対し、他九人は首を縦に振る。リタ達はそれぞれの武器を出し、龍戦士隊結成を誓う。


「我々龍戦士隊ルインはここに――」


『戦士隊の正式結成を誓います』


 十人の龍戦士は、戦士隊結成の誓いを、天高く掲げた。その誓いは、十柱の龍神と、闇龍によって亡き者にされた魔族達に強く響き渡っていったことだろう。


 こうして、誓い合った十人は、それぞれ乗るべき船に乗り、各種族の故郷に帰っていく。

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