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幕間
幕間
アリスは安堵感に包まれていた。なぜなら術式の中でも難関の一つと目していた「意識の剥離と解析」を無事に組み終えたからである。
安心したら腹が減って、食事にしようと札をはがし、キッチンにむかう。そして今更ながら食材が全くなく、しかも一文無しな事に気がついたのである。仕方ない。今から里に行って人形劇を行っても、収入はあまり期待できないだろう。準備して向かって着いたころには寺子屋の授業は終わり、子供たちはみな遊んでいる頃だろうから。
今日はキノコ料理で我慢しよう。そう思ったけど…食用かどうかなんて分からないし、魔理沙の家にでも行ってこようかしら。
そう思ってアリスは家を後にした。
ちょっとした幕間です。
あ、一応第七章は別でだしますよ。