表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/12

第四章

二人の気持ち。

そして変化の予兆。

第4章



 こうして実際に交際を始めた訳だが、人前で一緒に歩くと新聞に変な信憑性が出てしまうので別行動を心がけていた。完全なガセまで信じられたらたまったもんじゃない。

現にこの前人形劇の後片付けをしている間に寺子屋の先生に「いつの間に相手を見つけたんだ?やるじゃないか。相手は私の知ってるやつか?」なんて聞かれてしまった。新聞のことを言っているようなので否定しておいたが、正直疲れる。相手が良い人であればあるほどに。

正直以前と変わらない生活を送っている。たまに魔理沙がやってきて、同じくらいたまに魔理沙の家に向かう。それだけ。変わったとしたら会話の内容ぐらいかしら。

いや、最近は個人的な事だけど研究中の環境が変わった。以前は完全に無音の静謐な中でやっていたのだけど、たまに魔理沙が香霖堂から持ってきた機械にリリカとミスティアの音楽を入れて聞くようになった。なんだか少しくらい周りに音があった方が集中出来る様な気がしてきたから。基本的には静かな所でやっているのだけど。


あと一つ。最近になってようやく完全自立式の人形の実験が少し進んだ。…と言ってもまだ完成はしてない。それにこれはいわゆる「コピー」を作り出す術式。今回はその辺の兎を持ってきて、兎の形をした人形に意識をコピーする。そして別々の場所で同じ刺激を与える。そうして反応を見たり、出来ればコンタクトを取って情報を集めてみようと思う。

今回は意識を一度剥離して魔力の数値に変換、複製し意識を再構成するといった段階を取ってみようと思っていて、今はまだ意識の剥離作業の大まかな定義付けが終わった所だ。

時間はかかるけど、机上の空論を捻り続けるよりかはよっぽど有意義でしょう。失敗したとしても学べることはあるでしょうし。

焦っても仕方ない。ゆっくり組んで行きましょう。



しばらくして毎年恒例の宴会のお知らせが来た。そう言えば前から魔理沙はこの宴会の幹事をしていた気がする。場所は…博霊神社?霊夢が許可したのかしら。魔理沙もいるし今年は参加してみようと思った。



はい、この辺りから徐々に変化が起きていきます。

まぁでも、まだまだ先は長い(?)のでごゆるりと。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ