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少年の好奇心

 海へ遊びに出来かけた、一人の少年がいる。
 彼の名はサース。今年で、九歳になった。
 サースは、家に帰る途中でお腹が空いたので、空腹を満たそうとして食べ物が売っている露店街へ立ち寄る。
 美味しそうな果実を見つけたので買おうとして、お金を払おうとした。
 だけど、サースはお金を持っていないことに気が付く。
 サースは慌てる。
 そのことが分かると、店主はサースに果実を返して欲しいと伝えるが、返事をしないし返そうともしない。そこで、店主は彼が持っている果実に手を伸ばす。
 その瞬間。
 サースは果実を握りしめたまま、その場から走り去ってしまう。
 店主は大声で、「窃盗犯だ!」と叫ぶ。
 露店街を巡回していた王国兵は店主から事情を聞くと、直ぐに少年を追いかける。
 だけど、王国兵は少年の姿を見失い、捕まえることは出来なかった。
 木樽の陰に身を潜めている最中、自分がやった行為は悪い事だと自覚している。
 だけど、言わなければバレることはないと思い、果実を食べてしまう。その後、何事も無かったように帰宅する。
 しかし、王国兵の犯人捜しは、夜になっても続いてる。
 その時サースは、両親と晩ご飯を食べていた。その最中、玄関の戸を叩く音が聞こえて来る。
 訪ねて来たのは、窃盗犯を探している王国兵だった。王国兵は家族に、窃盗事件が起こったことを伝えた。
 だけど、サースは自分が窃盗をしてしまったことを言わない。
 両親も同様に、息子が窃盗をしたとは思ってない。
 サースは、王国兵と家族に嘘をついて、盗んでないことを主張する。王国兵は、彼の言葉を聞くと駐屯地へ戻っていく。
 
 言わなければ、バレないと思ってしまったサース。
 彼は、この事がきっかけとなり、度々窃盗を繰り返していくようになる。
第一章 少年の過ち
少年はお腹が空いた
2024/05/17 19:00
少年は逃げ切った
2024/05/19 00:36
少年は嘘をつく
2024/05/20 20:16
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