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いずれは処刑される悪役令嬢ですので、毎日遊び歩きます。  作者: ひとみんみん


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12、私は馬鹿じゃない(ヒロイン視点)

「と言っても、私、馬鹿じゃないんだよねぇ、ふふっ」

「ん? 何か言ったか~? ルーチェ」

「何も~」


 私はカジノに来てポーカーをやっている。

 よしっ、フルハウス。

 手堅い。


 私の前にコインがいっぱい積まれた。


 私、運には自信があるんだよねぇ~。


 この国では、カジノは冒険者ギルドがやっていて、ダンジョン産のアイテムとコインを交換でき、そのアイテムを冒険者ギルドの横にある商業ギルドで買い取ってもらえる。

 なんだか複雑な事になっている。

 ちなみにカジノは15歳から出入りできる。異世界って不思議な所だね。


 そして、ここからがメインなんだけど、私は今、数いる攻略者の中から男爵令息という比較的難易度低めのイケメンと一緒にカジノで遊んでいる。


 茶色の髪に茶色の目のごく普通のイケメンだ。

 マティウスを見る前なら『良いなぁ、ちょっと付き合いたい』って思ったかもしれないけど、あの極上のイケメンを見た後だと、難易度低めのイケメンは霞む霞む。


 でも、どうしてこんな事をしてるかって事よね?


 ふっふっふっ、それはね。

 私が転生した『秘密の宝石箱~イケメンコレクション~』は、主人公が光魔法のめっちゃ強い魔法使いでやがて『聖女』と呼ばれるようになるんだけれど、そのためには『人気』のステータスが結構な高さで必要なのよ。

 で、この『人気』がないとナタリーに勝てないってわけ。


 で、その『人気』ステータスをどう上げるかって事なんだけど、もちろん地道にゲームで『慈善活動』とか『部活動』『勉強』で良い成績をとるとか、友達を増やす『遊ぶ』って項目も良いんだけど、恋愛シミュレーションゲームらしく、『手ごろなイケメンとデートする』って方法でも『人気』ステータスを上げることができる。


 だから放課後や休みにはまず、手ごろなイケメン達とデートスポットにいって『人気』を増やすことにしたの。


 もちろん、異世界でも元の世界のデートスポットがいっぱいある。

 例えば、今来てる『カジノ』とか、『コンセプトカフェ』『アイドル劇場』『スケート』『マリンスポーツ』『プール』(ここら辺のデートスポットは高い位の貴族様たちは来ない。まあ、ナタリーとかマティウスが水着着るとかないかな……?)とか。

 手ごろなイケメン達の好きな場所は私も興味が持てて、私も自信が持てるステータスばかりが必要な所が多い。

 今来てる『カジノ』は『運』のステータスが重要だし。

 私は転生する前からめっちゃ運が良いんだよね。

 だから、好きなゲームのヒロインにも転生したんだと思うし。


 学校では、貴族令嬢に必要な『教養』『勉強』関係のステータスが上がるはずだし。

 毎日通ってるし。


 そこら辺のハイソそうなイメージのステータスがそのうち上がれば、マティウスとのデートイベントも寝ちゃって失敗とかないでしょ、絶対!!

うまく言えないけど、現実ではステータスよりも興味を持つことが大事だと思うし、娯楽は人の好みだと思います。けど、このゲームを制作したスタッフがよりゲームを分かりやすくするために(難易度とかゲーム性とか)、あえて偏見で娯楽を分かりやすく分類したのだと思います。

でも、現実でも娯楽が居る階級によって全然違うとかはありましたね。多分。

ーーー

読んで下さってありがとうございました。

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↓代表作です。良かったら読んでくださると嬉しいです。

「大好きだった花売りのNPCを利用する事にした」

― 新着の感想 ―
[一言] いまではあまり言いませんけど確かにハイカルチャーとサブカルチャーの区分はありますよね…かつてのサブカルチャーがハイカルチャーになり、ハイカルチャーが大衆化してカルチャーてはなくなったりするこ…
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