異世界の魔王城はお隣さん
どうも皆さん今全力で地面へのダイブを避けようとしている渚です。急ですよね、せめて地上に降ろせやあの女ァ!
そんな俺の視界にに何かが映る
ん?あれは何だ?鳥にしてはデカいような?
よ〜く目を凝らして見てみないと。エッ…ド、ドラゴン…!?
開始早々お墓行きになるだろゴルァ!!
「助けてー!」
ん?待てよ今こいつをコピーすれば飛べるんじゃ…!
よし!やるぞ
え〜と、どうやるんだ?
「グオオォォォ!!」
ッ!?やっべぇすぐそこまで見える!
えっともうヤケクソだ!
「一部模写!」
『スキル【滑空】を覚えました
スキル【火炎弾】を覚えました
スキル【言語理解】を覚えました
スキル【龍撃剣】を覚えました』
おおぉ、なんかめっちゃ手に入ったなとりあえず【滑空】でいいよな。
『滑空!』
すると俺の両腕から羽根みたいなものが生えた。なんか痒いな
でも、これでゆっくり行けるな。
「地面だー!よし、やっと地上に足がつく!」
あれ?どうやって降りるの?
「ワァァァ…フゲッ!」顔面から地面への着陸に成功した俺は、ホットしてうえを見上げる。
さぁ、これから俺の異世界ライフが始まるんだ!
と意気込んだのはいいが、ドラゴンのことを忘れてた…
真上で「ガルルルル」と呻いてるドラゴン…
明らかに鉄より硬い黒き鱗、強靭の牙、口から溢れる涎、もうそれだけで失神しそうな見た目だ…
「大丈夫ですか?」
ッ!?誰かいる流石にこの状況はまずいなんとかしないと
「え!?もしかして聞こえてるんですか!?」
まさか。「お前が喋ってるのか?」
「こっちの言葉がわかるんですか!?」
あー、あの【言語理解】ってスキルか
「そういうものだと思ってくれ。そういやなんでこっち来たんだ?」
「え?落ちそうだったので助けようと」
ええこやぁ…
とりあえずここがどこの森かもわからんしどこが北でどこが南だろうか?そのためには
「ここってどこなのかな?それと近くの町を教えてくれないか」
「は、はい。ここは魔の森といってモンスターがとても多くいる場所で今貴方は私の家の屋根にいます」
あ、ここってこの子の家の屋根だったのかなんか悪いな
「それと近くの街ですか……う〜ん町はありませんが近くに魔王城がありますよ」
マジカヨ………こんな初級装備以下の俺が魔王城にいけと…あの女まじでろくでもないとこ送り出したな…!
「お願いがあるんだがいいか?」
せめてこの子に衣食住が備わっているところを教えてもらおう
「なんか近くに人が住めるところってないか?」
「はい!そんなことでよろしいなら喜んで」
ええこやぁ…
「じゃあドラゴンっていちいち呼ぶのも面倒だし名前を教えてくれないか?」
「あ、そうですよね。え、と私実は名前が無くて…」
なんか悪いこときいたな。でもドラゴンだしそういうこともあるのか
「じゃあとりあえず蘭でいいか?」
実家の蘭の花が好きだったからって安直か…
「え!?名をくださるのですか!?ありがとうございます」
そう言って何度も頭を下げる蘭、なんか後輩ができたみたいで嬉しいな
『フレイムドラゴンの「蘭」が渚の所有物となりました』
は?なにこの最悪な天の声
「な、なぁ この世界ので名前ってどんな役割をするんだ?」
いや、まさかな
「名はその方の所有物になることを示しています。
やっぱそういけいか〜やべーなんか色々不味いことした…
「でも俺は奴隷とかそういうのでつけたわけじゃないからな!」
「わかりましたご主人様」
「その呼び方はやめてくれ!渚で頼むよ」
「承知いたしました渚様」
まぁ、先ずは家に行って荷物を確認しよう
「家を案内させてくれるか?蘭」
「はい!」
なんでこんな元気なの
その後家を紹介されてから荷物を確認した。
荷物は剥ぎ取り用の小さなナイフと食料まぁ色々、あとは初級の魔法が使えるスクロール的なやつだ。
そういやスクロールをコピーしたらどうなんだ?
「一部模写」
『初級魔法(全属性)を入手しました」
おぉ、なんか得した
よし
「俺は一度森に出て見る家で待っていてくれ」
「了解いたしました渚様」
まぁ、さっきよりかはいいからこれでいいか。
「さぁあとがきの時間となりました猫山黒です。
え〜いつも道理のよくわからん不定期投稿なので、気軽にブラウザバックをしてください。
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