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第248話 【地底兎】チナト

 兎の耳を揺らし、フード付きのコートを羽織った、細く小柄な幼い外見の少女。

 上半身はバニーガールのような扇情的なバニーコートに赤と黒のスカート。

 優雅さを感じさせたソラユマとは異なり、つり目で、クールな印象を感じさせるグレーの髪色をした少女だ。


 閃が与えた名前は、チナト。


 地の底にあるとされる【地底界】、彼女が冥界と呼ぶ場所に棲む兎の神獣。


 【地底兎】チナト。


 閃の命によりセルレンの分身体と相対することとなった彼女は彼を睨み付けながら近づいていった。

 閃の命令は彼女にとって絶対。

 だが、彼女の心は憂鬱だった。先程までは…。


『アクリスの神獣。契約していた主を鞍替えしたそうではないか?。あの金魚の神獣といい、随分と腰の軽いことだ。』

『………。』

『まぁ。誰が相手だろうと構わん。私の前に立ちはだかるなら、誰であろうと葬るのみ。』

『………。』

『おい?。何故、先程から黙っている?。』

『でへぇ~。』

『……………。おい。聞いているのか?。な、何故…そのような恍惚な表情をしている?。』


 セルレンの話を全く聞かず、崩れた表情で物思いに耽るチナト。

 幸せそうな表情、瞳は虚ろに虚空を見つめ、口角が上がり、口の端からは唾液が滴る。

 あまりの緊張感のないチナトの様子に流石のセルレンも思わず質問をしてしまう程だ。

 この場に登場した際の凛とした態度からは一変した彼女にたじろいでしまうセルレン。


ーーー数分前ーーー


 閃のソラユマとチナトに対する目配せ。

 その内容は、彼女達に分身体の対処をお願いするものだった。

 閃の意図を瞬時に察した2人は、各々がセルレンの分身を相手する為に移動する。


 そして、移動の際。

 ソラユマがチナトに耳打ちする。


 正直な話。

 チナトは戦いが好きではない。

 強者なら兎も角。相手は本体ですらない分身。見るからに本体とは違い、自分と比べても格下だった。

 付け加えるならば、自らが敬愛する閃に対してセルレンは、まだ何もしていない。

 閃の仲間を傷付けたのは理解しているが、チナトにとっては閃個人が1番であり、何よりも優先だ。だからか、閃の仲間に対してチナトは何も感じていなかった。

 むしろ、その閃の側を離れなければならず、閃の怒りの感情は自分ではない恋人に向けられていることに対して落ち込んでいる。


 簡単な話。チナトは嫉妬していた。


 契約の際。

 チナトは閃と記憶を共有した。

 仲間達との出会いと共有する時間。閃にとってとても大切な人達だと理解した。

 更に言うならば恋人達と過ごす充実した時間が閃の心を満たしていた。

 正直、面白くなかった。

 羨ましい。私ももっと閃との時間を作りたい。閃と一緒になりたい。閃の役に立ちたい。閃を独り占めしたい。閃の一番になりたい。

 そんな閃に対する独占欲がチナトのやる気を削いでいたのだ。


 長い間、チナトと時間を過ごし。彼女のことを理解しているソラユマは、そんな彼女の心境を察して近づいてくる。


『なぁなぁ~。チナト~。』

『え?。な、何よ?。ソラユマ?。』

『君もご主人様の記憶を見ただろぉ?。』

『え、ええ。それが何よ?。』

『ししし。この戦いで良いところをご主人様に見せたら、物凄く褒められると思うよぉ。』

『っ!?。』

『今までの記憶でもそうだっただろぉ?。先輩の神獣達とのご主人様の記憶ぅ。一生懸命な神獣に対して凄く愛情を向けてくれていただろぉ?。』

『た、確かに…。』

『しかも、大抵のお願いは聞いてくれてたんだぁ~。』

『っ!?。』

『つまりねぇ。良いところ見せて、ご主人様にお願いすれば良いのさぁ。』

『ごくりっ。な、何を!?。』

『もちろん、君が考えてる。あんなことやぁ。こんなことだぁ~。』

『あんな…こと。こんな…こと。頭撫でてくれる?。』

『そうだねぇ。撫でて貰っていたねぇ。』

『抱きしめて…大きな身体で包み込んでくれる?。』

『チナトは小さいからねぇ。すっぽり収まっちゃうんじゃないかなぁ。』

『耳元で愛してるって…よく頑張ったなって褒めてくれる?。囁いてくれる?。』

『お願いすればしてくれるさぁ。』

『そのまま…押し倒して…え、エッチなこと…してくれるかなぁ?。』

『君が望めば大丈夫じゃないかなぁ?。』

『●●●して◼️◼️◼️で、私の●●●を▲▲▲でご主人様の●●●を◼️◼️◼️してくれる?。』

『な、生々しいねぇ。願望と妄想が駄々漏れだぁ~。』

『朝まで私を目茶苦茶にしてくれる?。』

『そ、そこまではワイには分からないなぁ~。それは2人次第じゃないかなぁ~。』

『そうか…。うん。私。頑張る!。ご主人様にいっぱい褒めて貰う!。』

『やる気が出たなら良かったよぉ。』


 こんな会話が交わされた。

 つまるところ、普段のツンケンした態度は本来の性格の裏返しなのだ。

 つまり、チナトは極度なむっつりスケベだった。


『ご主人様と…✕✕…でへぇ~。』


 現在。チナトの頭の中は桃色一色だった。


~~~


『ご主人様。私。頑張って敵を倒したよ。』

『ああ。見てたよ。良く頑張ってくれたな。』

『えへへ。ご主人様の手は大きくて大好き。もっと撫でて欲しいなぁ。』

『ああ。お安いご用だ。』

『耳のね。付け根のところ。優しくして欲しいの。少し敏感だけど。気持ちいいから。』

『こうか?。』

『っ…んん…あっ…うん。気持ちいい。』

『そうか。』

『ご主人様。』

『おっと。いきなり抱きつくのは危ないだろ?。』

『だって、我慢できなくて…。』

『まったく、仕方がない兎ちゃんだな。』

『きゃっ!?。もう、急に抱きしめたらびっくりしちゃうよ?。』

『嫌か?。』

『嫌じゃないもん。もっと強くして欲しいなぁ。』

『こうか?。』

『うん。ご主人様…あったかい…。』

『チナトは小さいから、腕の中に収まっちまうな。』

『ご主人様に包まれてるみたいで幸せだよ。』

『そうか。なら、暫くこうしてても良いか?。』

『うん。私もね。今、お願いしようと思ってたんだ。んん…幸せだよ。』

『チナト。本当にありがとうな。いつも助けて貰って。誰よりも愛してるよ。』

『っ!?。わ、私もご主人様が大好き。愛してるんだから!。誰よりもね!。』

『チナト…もう、我慢できない。すまない。』

『きゃっ!?。ご、ご主人様?。』

『お前を抱きたい。良いか?。』

『う、うん。私も…ご主人様に…されたい…よ?。』

『優しくするな。』

『うん。けど、ご主人様の好きにして良いからね。どんなことでも、受け入れるから。』

『チナト…。』

『ご主人様…。』


~~~


『そう言ってご主人様は私の唇を優しく、けど少し強引に奪うの。口づけに集中していると、そっと服に手を掛けたご主人様。私はされるがままに…。』


 という妄想を描いていたのだった。


『はぁ…良く分からんが、戦う気がないのであれば無抵抗のままで死ぬが良い。』


 会話が成立しないと見るや、透かさず攻撃に転じるセルレン。

 妄想の中にいるチナトに向かって鋭く尖った蔦が放たれた。


『何っ!?。』


 しかし、攻撃はチナトには届かなかった。

 チナトに迫っていた蔦は、突然、地面から出現した黒い手によって握られ、そのまま地面の中に引き摺り込まれてしまったのだ。


『………ねぇ。何で私の幸せな時間の邪魔をするの?。』


 初めて放たれる殺気。

 チナトからセルレンへ向けられる明確な殺意。


『な、何をした?。今の黒い手は…貴様の能力か!?。いや、先程も使っていたな。私の軍隊を纏めて引き摺り込んだ黒い空間。あれが貴様の能力だな。』

『………はぁ。質問に質問を返してくるとか…。マジでムカつくわ。………まぁ、良いわ。お前を倒せばご主人様とエッチでエロエロなことが出来るって考えれば、質問に答えるくらい安いものだものね。』


 閃に自身の発言が聞こえない場所ではオープンスケベなチナトであった。


『私の能力はこれ。』


 チナトが手を翳すと地面から黒い泥が浮かび上がってくる。


『これね。私の世界から取り出してる【黒泥】っていうの。これで、アンタの植物を絡めて冥…おっと、地底界に送ったわ。』

『地底…界だと?。そんな場所。聞いたことがない。』

『それはそうよ。空洞説で語られる星の地下には中空だったり別世界へ繋がっているなんて言われている地下世界の総称だもの。確認できた者はいない。けど、あるかもしれない。存在するかもしれないっていう仮想世界の1つ。まぁ。実際には死後の世界って言った方が良いかな?。私は格好良く【冥界】って呼んだりしてるけど。私はその世界に自由に出入りが出来るの。黒泥もそこから取り出している。それが私の能力。』

『…成程。己の心象を現実と繋げる能力か。私の神聖界樹と似て非なるものと考えて良いだろう。いや、貴様の場合は妄想の具現か?。その豊かな想像力ならば創造神を越える仮想を生み出したとしても不思議ではないか。』

『だ、誰が妄想よ!。』

『先程からの貴様の行動と発言。それが妄想癖というものではないのか?。』

『っ!。ち、違うもん…妄想じゃないもん…。』

『………。しかし、貴様が想い描いている男。最高神の1柱、観測の神は、貴様のような幼い容姿の小娘に劣情を抱くことなどあるのか?。』

『っ!?。あ、当たり前じゃない!。ご主人様はね!。11人の恋人たちとイチャイチャを楽しんでたんだよっ!。その中には私よりも小さくて幼い娘だっていたんだから!。ご主人様に掛かればどんな女の子だって!。私みたいに背が小さくて身体も小柄でおっぱいも小さくても愛してくれるもん!。』

『ほぉ。11人もか?。いや、不思議ではないか?。私も王として妻の他に複数人の妾もいた。それが最高神であれば当然のことか…いや、少なすぎるくらいか?。』

『そうだ!。ご主人様は凄いんだ!。どんな娘でも受け入れる情よ…『ストップだよ!。チナト!。』っ!?。』


 閃のエーテルで象った仮初の肉体で現れたアクリスがチナトを止める。


『アクリスだと?。』

『やぁ。セルレン。この前ぶり。色々やらかしてるみたいだね?。』

『ああ。知っているだろう?。私達、神眷者は異神を狩る存在だ。お前もそうだっただろう?。いや、お前は違うようだな。同じ役目を与えられた者でありながら貴様は最初から別の方向を見つめていた気がするな。まぁ良い。その姿。既に肉体は失われているのだろう。故に私の驚異ではない。観測神諸とも消し去ってくれる。』

『はいはい。私は自分の人生に満足したからね。今は第2の生を謳歌中なのさ。だから、君には興味ないよ。私がここに来たのは閃君からの伝言を伝えるためだから。』

『………。』

『と、いうことでチナト。閃君からの伝言だよ。』

『ご、ご主人様から!?。』

『ええ、「頼む。それ以上は恥ずかしいから俺の個人情報や過去を語るのは止めてくれ。あと、あとでお仕置きだ。」だってさ。』

『………。』

『じゃあ。確かに伝えたからね。セルレンのこと任せたよ!。君なら勝てるから!。』


 アクリスが消える。


『…さぁ。遊びの時間は終わりにしようか。貴様に構っている時間が惜しいのでな。』

『…でへぇ~。お仕置きかぁ~。だ、ダメだよぉ。ご主人様ぁ~。そ、そんなのお仕置きにならないよぉ~。ご褒美だよぉ~。』

『………。』

『はぁ…でも、駄目だ。早くご主人様に会いたい。この時間が勿体無いわ。』

『っ!?。これは!?。』


 セルレンの足下に黒い穴が空いた。

 同時に複数の黒い手が手足を捕もうとする。


『私を引き摺り込む気か?。しかし、私の強化された肉体ならば、この程度。』


 強靭な脚力から繰り出される踏み込み。

 泥の手を掻い潜り爆発にも似た土煙をあげ、一気にチナトとの距離を詰めた。


『はっ!。』


 セルレンの拳がチナトを捉える。しかし。


『っ!?。これは!?。』

『生憎だけど。その部分は泥で作った偽物だから。』

『泥を使った傀儡だと!?。いや、身体そのものを泥と化けさせたか!?。のおっ!?。』


 チナトを模した泥に全身を包み込まれるセルレン。黒穴へ引き摺り込まれる。

 植物を召喚し這い出ようとするも、植物ごと黒穴へと落ちていく。


『ここは…。』


 世界は一転した。

 地下世界への入界。チナトが発生させた仮想世界。

 厚い褐色の雲が覆う空。所々に紫電の雷が降り注ぐ。

 周囲一帯は黒く輝く泥の沼。まるで溶岩か何かのように泡立っている箇所が見られる。

 無骨な岩肌は溶けたように崩れ抉れている。

 僅かに生息していたであろう植物は腐ったように枯れ果てる。

 恒星の光も雲に遮られ薄暗い沼地が地平線の彼方まで続いていた。

 一目で分かる。

 この場所は、生物が住む場所ではない。

 いや、それ以前に。生き物が生まれる筈がない死の世界だ。


 この地を統べる神獣。

 なんと孤独なことか…。


『ようこそ、私の世界に。ここが 冥界 よ。生者を貪る死者の世界。生命溢れるものが踏み込めば忽ち死者の怨念に食われて死ぬわ。』

『くっ…神聖界樹は愚か、本体との繋がりも切断されたか!?。』

『どう?。今までご主人様の仲間にしたことを貴方自身が体験する感覚は?。何も出来ずに蹂躙されなさい。因果応報ってね。』

『ふん!。何を言う?。たかが関連性を断たれただけだ。この偽装世界を破壊すれば問題ない。この身体に蓄積されたエーテルでこんな世界など消滅させてやろう!。』

『ふ~ん。まだ気付いてないんだ。本体ならとっくに気付いていたでしょうに。やっぱり、分身体じゃ駄目ね。』


 セルレンの手のひらにエーテルが集まる。

 神技。【神核爆光弾】。

 破壊の意思のみを込められたエーテルの爆発。

 光歌達に瀕死の重傷を負わせたセルレンの持つ最大の攻撃だ。

 その破壊力はエーテルで創り出されたこの空間すら消滅させることが出来るだろう。

 そう…発動さえ出来れば。


『っ!?。馬鹿な!?。エーテルが収束しないだと!?。』

『ふふ。やっと気付いた?。この世界の効果(ルール)よ。』

『ルールだと?。…そうか!?。この沼!?。』

『ええ、そう。この世界の沼、泥は生者のエーテルを奪い、吸収し続ける。貴方が私の泥に触れ、この世界に入界した瞬間に貴方はエーテルを奪い続けられている。もう、神技を発動すら出来ないくらいにエーテルは失われているわ。ふふ。お馬鹿よね。私と会話なんかしないで早々に神技でも使っていれば良かったのにね?。』

『き、貴様。』

『ああ。2つ言い忘れていたわ。この沼に吸収されたエーテルはね。この世界をさ迷う亡者達の餌になるの。』

『っ!?。こ、これは!?。なぁにぃ!?。』


 沼の中から現れセルレンを掴みしがみつきながら身体を登ってくる黒い人型の泥。

 1体ではない。1体。また1体と増え続け、セルレンを取り囲んでいく。


『ふふ。貴方のエーテル。とても気に入られたみたいね。その死者達はエーテルを死ぬまで貪るわよ。ふふ。安心して、エーテルを全て吸収し終えたら次は身体を食べ始めるから。飢えた亡者達は骨まで残らず貴方を食べてくれるわ。』

『くっ!。離せ!。止めろ!。来るな!。』

『分身でも恐怖はあるようね。ええ。そうでしょうね。本体と同じ量と質のエーテルを保有いていても分身である貴方と本体とでは明確な違いがあった。それは、本体にはない感情。いいえ。違うわね。きっと、本体が切り捨てた感情が無意識に分身に乗り移ったのでしょう。本体ならば、私に有無を言わさず攻撃していたでしょうから。』

『止めてくれ!。来ないでくれ!。死にたく!。ない!。』

『神眷者なる前の感情か、神眷者には必要なくなった感情か。どちらにしても、欲望に支配される前の感情を持っていたのね。貴方…前の方が 人 らしいじゃない。』


 セルレンの身体が沼の中へと消えていく。

 最期まで踠き苦しみ、最後の腕、指先が沈むまで水飛沫が止むことはなかった。


『ああ。もう1つ言い忘れていたことはね。私ね。どんな手段を使ってもご主人様に褒められたいの。今回もこれからもね。その為なら嘘も演技も逃げも隠れも何でもするわ。ふふふ。私ね。結構ズルいのよ?。』


 チナト以外の誰も生者が居なくなった世界で彼女は怪しく妖艶に嗤う。


『でへぇ~。勝ったわ~。早く戻って、ご主人様にお仕置きしてもらわなきゃ!。あっ。その前に身体を洗った方が良いかな?。色んな所を触って貰わなきゃいけないし。ご主人様も綺麗な方が好きだよね。でへぇ~。ご主人様~。待ってて、今すぐ貴方のチナトが戻りますからね~。』

 

 高揚する気持ちと軽い足取りで仮想世界を解除するチナト。

 その後。

 閃の元へと戻ったチナトは、極度の緊張のせいで妄想通りの立ち回りが出来ず、見事なまでのテンプレートなツンデレ台詞を並べることとなった。

次回の投稿は4日の木曜日を予定しています。

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