第8話初仕事
受付に行くと仕事場は訓練場の一角だと言われた。
それを聞き今日は一日目で知ってもらいたいから酒場付近で行っていいか聞くと了承を得た。
ので今日はそこで少し動きながら行う。
首から治癒士と言う札をかけて叫んだ
「今日から冒険者ギルドで治癒士として働くライトです!今日は初日ということで半額で行います!ヒール(小)とキュア(小)を使えます!よろしくお願いします!!」
少しすると昨日一緒に飲んでた人からホントに治癒士か?と言うことを聞かれた。
そしてそういわれるたびにカードを見せた。
すると驚いた顔でまじかよ...と言って仕事を受けに行った。
3時間くらいして血だらけの冒険者が運ばれてきた
後々なぜ普段治癒士がいない冒険者ギルドに運んだのか聞いたら噂でいると知ったらしい
「助けてくれーー!」
おっテンプレみたいな形の出番だな、
股関節あたりからの出血か、きれいなもので切られた傷と言うより少しえぐれたような感じか、
前世ならお手上げかな?
かなり出血しているな。
まずは出血を止めよう。
多分この位置なら総腸骨動脈、精巣動脈って感じだな。
出血量的に精巣動脈か。総腸骨動脈、静脈に損傷がないのは奇跡だな。
刃物で狙われてたら即死だな
「見てないで早くヒール使ってくれよ!!」
うるせー。
はいはい。やるよ。
ヒールは使い方によって大きく違いがあると思う。
例えばこのレベルの怪我をヒール(小)では救えないだろう。
ただ使い方によれば助けられる。イメージ使いどころは大事だということだ。
まずは雑菌を取り除こう。
キュア(小)
出血点を探して...
うん精巣動脈まぁそーなると当然精巣静脈もだな。それぞれ間違わないようにヒールで縫合。
そのあとに周辺の毛細血管や、損傷部位にヒール(小)を何回か。
よしこれで大丈夫だな。
後は輸血したいけどチューブないしな。
作っていかないとな。
この穴をヒールで直すのは無理だな...
なら特典でもらった針と...
「誰か髪の毛ください。あ、長い人がいいです」
「何言ってるんだ?」
「これから傷を縫います。私が住んでいた地域で行っていた方法です」
「私のを使ってください」
「ありがとうございます」
よし。縫合も完了。
後はここにヒールで完了だ。
「血を失っているのでレバーなど鉄分...じゃなくていっぱい血をとれる食べ物を食べてください」
「ありがとうございます!!」
「えっとお代は...」
「ヒール(小)5回とキュア(小)2回で2250ポルです」
「安いんだな!」
「今日はセールですので(笑)好評なら明日も少しセール続けます(笑)」