「地球人のノアハウス」―新しい地への門ーSDGsの上をいく自己超越の道
世界終末時計が2分前、日本でも自然災害を含め災厄が続く。阪神淡路大震災後に生まれた天地大生は、神戸ポートピアのマンションで生まれ育ち、海山の自然と異国交流の文化から、国際的宇宙的視点を育んだ。
1972年『成長の限界』の警告を無視してきた人類世界は…終末的世界情勢…。生きるとは何か。もの心ついた時から震災などからの自由を求め、日記を書くこと、『アンネの日記』のように誰も『死なない日記帳』を残すべきと考えてきた。
それは「世界のよい日記」を求める生き方になり、パナソニック創始者経営の神様の松下幸之助の著作『道をひらく』、京セラの創始者稲盛和夫の著作『生き方』と調和していく…。
稲盛が創設した日本版ノーベル賞「京都賞」の「利他の意義」を求め、その稲盛経営哲学研究センターを有する立命館大学茨木に進学。そして、そこで<小学生に「利他の心」を教えるサークル>で、茨木市民憲章など「地球市民・地球人」を代弁する元金融マンの茨木市民や、2025年万博SDGs推進の特命をうけ東京から銀行大阪本店で「人類への貢献」を目指す30歳の銀行マンと知り合った。彼らとは外だけでなく脳内に「よい日記」を残す必要で共鳴しあう。
<お断りと目標>
本作、前記の実在の特定法人、個人名を含みますが、外に公開宣伝された資料をもとに、それらに協賛協働させる現実と創作フィクションを合体させる<近未来SDGs小説>です。
国連と国際社会が2030年までに達成を求める「SDGs」、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」に協調協働させるもので、地球人すべてが心から願う<安全安心平和の永住のまち>に住み<生きることが真に幸い>である、美しい地球、美球を描く、ユートピア小説・SDGsの上をいく小説です。
読者のみならず、家族親族知人他人のすべての人、集団組織の目標として読まれることが期待されています。
本作だけでは、表題の描写も理想に至らない不完全で、現在、関連して、理想社会を求める不完全な<近未来SDGs小説>が公開されています。
すべての人が<自分事>として「#限りなく透明に近い白い人」となる、単に二人の相互理解を超えた「#宇宙自然の法則」「#美球」を理解し調和しあう真の「#人類の調和と進歩」=「#すべての人の相互理解」に至る「#完全な人」を目標にできますように。
他の公開された<近未来SDGs小説>も理想=完全に至らないものであり、「#宇宙からみればもっとよくみえ賢くされる」視点の<真の完全さ>において、すべての地球人読者が#美球を共有できますように。
以上を、前提にしてしかるべきご配慮をいただければ誠に幸いです。
●<エピログ>
1997年1月17日、阪神淡路大震災後に生まれた天地大生は、神戸ポートピアのマンションで生まれ育ち、神戸の海山の自然と異国交流の文化から、国際的宇宙的視点を育んだ。
中学生の時に知り関心をもった、人類の歴史の今日世界は【世界終末時計】に象徴されると、時計の時刻を自分の額に刻んでいる。
「人と地球が急速に病んで危機的である」という〝自滅感―終末思想〟が地球全体を覆っている世界終末時計とは、核兵器や戦争、環境破壊などを原因とする人類の「終末」が発生する時刻を午前零時とし、それまでの「残り時間」を象徴的、仮想的に表した時計である。
2018年1月26日 AFP通信は…人類による地球破壊までの残り時間を比喩的に示す「終末時計(Doomsday Clock)」が30秒進み2分前、…核戦争の懸念の高まりやドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の「予測不可能性」がその理由として報道した。doomsdayというのは、最後の審判の日、Judgment Day、判決日、運命の決する日などの意味をもつ。
「予測不可能なこと」が誰にも起こる。神戸生まれの天地大生は、当然、阪神・淡路大震災の「震度7」の体験はない。震災復旧後の神戸ポートアイランドで生まれ育ち、東大、京大の進学ではなく、大阪茨木市の立命館大学に変更した。
平成年度最期となる30年、2018年、大阪茨木市に下宿して6月大阪北部地震震度6を体感した。7月西日本豪雨、9月スーパー台風21号の近畿被害、北海道胆振東部地震と自然災害が止まない。人生計画が狂った人が尽きない…。
では、自分はどう堅実に生き続けるか。いつからか、人類全体が「努力しているが結局は自分で自分、誰かが誰かの首を絞めている…。世界が終末的危機、あらゆるところで限界、フェイク・偽りが真実のように拡散する。誰もが…後戻り、取り消しの効かない一度限りの人生を暴走している…。ソクラテスの弁明以前から、真実倫理(morality、ethics)が求められているのに、結局、他人に期待できない。そこで<もう一人のよい自分>を自分の上において生きる。国際化宇宙時代<21世紀の日記、新しい生き方>の必要」を大生は想定考察するようになっていた。
<人生のパスポート>。大生は、世界に通じる『Passport・New《愛》』を、中学時代から想定し模索してきた…。それを略して『アスポ』、<地球人パスポート>を略して呼んでいる。
誰にも必要なものは「あしたの命」の保証である。《愛》がなければ明日はない。企業組織もCSR、自治体国家もSDGs、その究極は、《愛》であり、《愛》をうたう。が、空しい。大生はSDGsをネットで検索、国連、内閣府から次々と下部組織に至り理解を進めた…『成長の限界』の警告転換目標と同様ではないか…と危惧する…。
実のところ誰もが宇宙から《愛》命を受けている。命やその営みも、素粒子、原子、分子…その合体合成の自然工学力学メカニズム法則による《循環愛》という愛に負っている。その悟りは神戸の海山の自然と異国人との営みの歴史交流から生まれた。国際都市としての神戸は、大生の国際感覚、宇宙観をじっくりと大きく育んだ。特に六甲山から見下ろす昼と夜の人々の生活を想起し、違いに関心をもった。
大生は、宇宙からみるブルーサファイアの宝石のような地球の円球が大好きだ。「かぐや」がとらえた「地球の出」。地球は美しく生きている。大生は、密かに(もう一人のよい自分)に「秘密の日記帳『アスポ』」をもたせ<よい自分=よい日記>を書き続けている。より高く、より広く、より深く、より清く、より永遠に、時空をこえて輝く自分がつくる『アスポ』「よい日記」とともに生きる。世界のまちとひと「地球市民・地球人」と「世界よい日記の日々」「よいこと・いいもの計画」に差別ない“よい日記のオリンピック”が続いている…。人生の勝利、永遠の金メダルを目指す。
●日記の種類
実は誰もが日記を書いている。日記帳に限定されない。手帳、メモ、モバイル機器内、SNS,インターネット上…、それらを総称して「外日記」と呼ばれる。
一方「日記は一切残さない」という人もいる。最高の記録メモリー、人体構造機能として<脳内>に自動記録する…「記憶にありません」=「書き手が外部に一切出さない日記を「内日記・脳内日記」と呼ぶ。
「外日記」は、ほとんど捨てられる…。書き手あるいは書き手の死後、遺族の判断によって…。残ったものが「その後の歴史」をつくる。死とともに消える…そんな人生、いや日記にはしたくない。大生は、海の向こうの少女世界のベストセラー『アンネの日記』に勝る日記を探し求めてきた…。
「日記は好きに書けばいい」。日記は書き手の自由で権利と責任だ。それらが「外日記」となり、人類史は<今日の集団的危機的な地球世界>をつくった…。この論議において大生は「内日記」を求める。ところが…「墓場まで持っていく(Carry a secret to the grave)」「死人に口なし(Dead men tell no tales.)」とされる“闇”にある…。脳内の記録すべてを「外日記」に期待するのは間違い…。「すべては、<神>のみぞ知る(Lord knows who he is.)」と<公正の神の審判>を仰がねばならない…。「それは必ずある。なければならない」というのが大生の<宇宙システム観>である…。
死の直前、多分一部になるだろうが、告白する人が少なくない。ほとんどが、「人間としてしてはいけないこと」が多いようだ…。例えば、戦争体験の世代が告白、懺悔…。叫び、慟哭…を見聞する。公正の神が働く。大生は、だからこそ生涯『アスポ』を意識し書くべきことは<最後の審判>で「よい人間」となることと共感する…。
●捨てられない外日記
「外日記」で『死なない日記帳』になるものがある。…例えば『アンネの日記』、世界記憶遺産となった。「アンネは日記の中で生きている」と大生も認識する…。<誰もが願う平和>が日記による映画や演劇や「アンネのバラ」となって悲しくも美しく咲く。平和祈願として大阪吹田市の大阪万博記念公園に「平和のバラ園」があり、アンネのバラがさく、その下段にアンネの同胞、預言者イザヤの「剣を農具にかえる」平和の道の預言の銅像が立つ。
大阪万博は1970年「人類の進歩と調和」をテーマに掲げ、1964年の東京オリンピックに続く国家プロジェクトとなった。大生はネット検索で当時にタイム・スリップした…大生もみた「太陽の塔」は「月の模型」「平和のバラ園」「日本庭園」の入り口に一直線で通じていた。ほとんどの観光客は今も「人類の進歩と調和」を願うはず。ならば、みておくべきものを見ないで日本庭園に入っていく…。それはニューヨークの国連本部にもある銅像と同じく、古代より人類に最も深く影響を与えた『聖書』、預言者イザヤの語りが刻まれている。
「剣を農具に変える」。勉強家のユダヤ人少女アンネは父から新約聖書もプレゼントされ、その背景や深層を世界の文豪ら、世界の名文学名作とされる作品で一部『聖書』を題材、引用したものは少なくない。思想、哲学、心理学、科学、医学、芸術などもそうである。アメリカのヒーロー『スーパーマン』や『猿の惑星』などもその可能性がある…。大生は、そのため「よい日記」『アスポ』の書き方に法則があるはずと、分析し求めてきた…。
●『アンネの日記』の最後…
地球に生まれた以上、人は死にたくない。自分もそうだ、人もそうだ、脳内にプログラムされている…。「もういつ死んでもいいという…」高齢者。しかし、病気が発覚すると必ず病院に行っている…。脳を偽って、正直でない。「嘘も方便」の仏教…世間相場で満足する愛を大生は残念に思ってきた…。「あした不可欠なもの=あしたの命=《愛》」。『アスポ』に書き続けてこそ「死んでも生き続けたい」と書いたアンネの願い。
『アンネの日記』の最後は、ナチス・ドイツに占拠されたオランダの解放、自由になれる時が間近な、1944年8月1日
『…そしてなおも模索しつづけるのです。わたしがこれほどまでにかくありたいと願っている、そういう人間にどうしたらなれるのかを。きっとそうなれるはずなんです。もしも……この世に生きているのがわたしひとりであったならば。
-じゃあまた、アンネ・M・フランクより』
アンネの最後「どうしたらよい人間になれるか」だった。…大生は時空を超えられる<よい自分>の自分をその戦時下において、かつユダヤ人少女に変身もきる<よい自分>を、オランダの隠れ家に身をおいて考えた…。「内日記」を想定する読者が「外日記」評論として残して いるかもしれない。大生は探し求めたが20歳の今も知るに至っていない…。
大生はそれを〝妄想〟としつつ「書かれなかったアンネの次の日記<アンネの脳内日記>を書き残した、自分の秘密の日記帳『アスポ』に…。
『アンネの日記』の最期、その3日後、制服姿のナチス親衛隊幹部らが<隠れ家>に踏み込んだ。同居人8人全員が逮捕連行…そこにお金にもならない単なる紙切れとして『アンネの日記』は残されていた…。逮捕後のアンネの「外日記」はない。アンネの「内日記」を誰が知るだろうか。アンネはユダヤの神、天地創造の神、人間も創造した神に祈ったはずだろう…。
アンネの「外日記」は、彼ら8人を支援してきた知人の一人が発見し他人に見られないところで保管してきた…。ナチス・ドイツが敗北し、ただ一人生き残った父親に日記は引き渡された。読んだ父は涙した…。捨てられない日記をアンネの願いとして順次「人類のために」公開出版した。今日『世界に影響を与えた10冊の本』として、『聖書』『コーラン』の上位、第1位にあげる識者がいる…。「外日記」が<新しい歴史>をつくる。重要なのは絶対正しい未来に向かう<歴史の視点>時空を超える<人間の視野>を自分の心に育てる必要がある。大生は読書後『アスポ』にそう書いた…。
●『アンネの日記』をこえる日常生活SDGsへ…
20世紀の天才物理学者アインシュタインは「専門家は問題を解決しますが、問題の発生を未然に塞ぐのは天才です」と名言を残した。大生はその深層「凡人と天才」の違いを第六感で感じた。「問題を未然に防ぐ真のリーダーは誰か」。今も未来にも“生き続ける真の指導者”がいるはずだ。大生は探し求めた。
そして大生がたどり着いたのは「経営の神様」と呼ばれる世界的企業パナソニック株式会社の創業者松下幸之助氏の著作『道』から、その〝遺伝子〟平和繁栄幸福、素直な心を受け継ぎ発展させた、京セラ株式会社の創業者稲盛和夫氏の著作『生き方』にいきついた。
第二電電を創業させ、赤字転落の日本航空を「利他の精神」で再建させた手腕は国際的評価が高まる。2018年で86歳、存命中である。もう汚名を受ける年齢でないはず…。いや「人間死んだときにすべてが完了する」との真理理解に大生は、存命故の人間的不安を抱きつつ、『稲盛経営哲学』を学ぶため立命館大学茨木校を選んだ。
『茨木にある稲盛経営哲学研究センターの設立にあたっては、稲盛和夫氏と立命館との間に共通の認識がありました』という同ホームページによって『道』を一歩進めた。両者の共通の認識とは次の通りだった。
…それは、現代文明が、地球環境悪化、頻発する紛争、拡大する格差、荒廃する道徳倫理など、危機的状況にあるという認識です。そして、その根底にあるのが、際限がなく抑制されることのない欲望にあるということです。私たちは、ともすれば、利己的な欲望のみを追求してしまいがちです。私たちは、「利他の心」に代表される稲盛経営哲学が、現代文明の危機の克服に、大きな示唆を与えると考えています。
…本研究センターの使命を以下のように定めます。
1.稲盛経営哲学の「普遍化」「一般化」
2.稲盛経営哲学の体得につながる「教育プログラム」の研究・開発
3.研究・教育活動成果の世界への発信による、人類社会の進歩発展への貢献…
大生は、「利他の心」に《愛》をみた。立命館大学京都衣笠に文化勲章受章学者白川静記念東洋文字文化研究所がある。白川静の代表著書『字統』『字通』に《愛》の文字の解き明かしがある。大生はそこに「利他の心」を、《愛》を重ねた。「《愛》がなければすべては空しい。」との『聖書』キリストの真理。“死んでも生きている人”《愛》=『アスポ』を残す。それが自分のライフ・ワークだ。大生は自分の終わり、死を考えてきた…。
自分の死後には誰にも知ってほしい真実不完全さと<本心=よい自分>。アンネのように日記に正直であろうとした『アスポ』を大生は「内外日記」と呼んだ。自分史ブームで自分史をつくる人がいる。よくいわれるのは“自分史は自慢史が多い”“勝者が歴史をつくる”。『アスポ』では、自分のことは七分の一だ。七分の六は「世のため人のため」。結局は「自分のためになる」。古今東西の「歴史の証」「宇宙の法則」を理解し実行している人は「幸いな人」と大生は呼んだ。つまり、
すべての人間=自分は不完全である →
従って<謙遜な人となる<助け手=偉大・完全な力
が必要だと思うようになった。
謙遜で真面目な人、多分よい人であろうと思う。死んでも人々の中で生き続ける人。その努力は後悔の少ない、人があこがれる「よい日記」を書き続ける人…。「完全に向かうよい自分」“模範的な人”になる自画像を大生は『アスポ』に思い描いた。
『アスポ』の<曜日別テーマと《愛》の成長思考パターン>で、曜日ごとに過去1週間の自分の「外日記」と「内日記」を振り返り一致に向け正していく…。
◎外宇宙に飛び帰還を繰り返す「内外日記」
1月曜日:宇宙・自然・《愛Ⅶ》すべての誕生
宇宙の源=絶対:宇宙の創成・法則・原理・法令・命・・・
2火曜日:自分・《愛Ⅰ》わたし・誠実…前記1から自分の誕生:成長・信頼・誠実・「よい日記」を書き続ける「よい自分」・・・
3水曜日:家族親戚・《愛Ⅱ》前記2の肉親・配偶者関係の個人:きずな・・・
4木曜日:知人他人・《愛Ⅲ》前記3以外の個人:親切・思いやり・・・
5金曜日:団体組織・《愛Ⅳ》前記2・3・4による団体組織:社会のため・公正・・・
6土曜日:地域・《愛Ⅴ》日本…前記5の周辺地域:ボランティア・・・
7日曜日:国際・《愛Ⅵ》地球…前記5・6以外の人類と地球全体:人類愛と福祉・・・
8まとめ:《愛Ⅷ》宇宙全体との調和…前記1から7は複雑に影響し日々変化しあっている-1週間をめぐり、振り返り、改め、学び、全体を検証し、1月曜日:宇宙・自然に還りその調和による安全安心をまとめ保つ。それは、SDGsのターゲットとゴールの頂点、完全な《愛》=《循環愛》の《愛》に至る(はず)…。
大生は、この方法、法則を当てはめると、その源流、松下幸之助、稲盛和夫の「道」の先、…その未来が彼らとともに環になって自転、公転するようにみえる…
過去のカレンダーから歴史をみる。『今日は何の日?』。よくよくみれば人類の営みの真実が毎日、毎週、毎年繰り返されてきた。<宇宙視点:根源>でよくみえる…。すべてはカレンダーで循環…銀河宇宙を自転、公転…、大生は、ほんの少し、1960年代に戻って考えてみたことがある…。
●『核戦争・成長の限界から持続可能SDGsへ
キューバ危機、大生はネットで検索し、米国ケネディ大統領とソ連邦フルシュチョフ首相の、米ソ覇権争い、人類は全面「核戦争」の予習をしたと考えてきた。1962年10月から11月にかけて全世界を震撼させた…。
その10年後、1972年世界の科学者らが当時の人類的活動を変更転換しなければ人類社会は大きな問題に直面し混乱を招く警告『成長の限界』が明らかにされた。
大生はネット検索で概要を知り本を読んだ。ポイントは<人間の視野>だと思った。時空を超える視野「アインシュタイン的思考」、つまり「神はサイコロ遊びをしない」という彼の大名言によって高い天から大生は自分に語り掛ける。
「ハロー、よい大生」「あなたは毎日何を見ていますか」。当然、視覚にはいるものをみる。「安全安心を見分けるため、それ以上の特別な目、時空を超える視野、第六感が必要で重要ですよ」。大生は見える奥〝透視図〟を描く。人間にその能力はない。しかし、洞察力を持つことは可能だ。人はそれを預言というかもしれない。『アスポ』に書いた。
<人間の視野の図>…あなたの視野は?…
(ローマ・クラブ…「成長の限界」D.H.メドウズ他著、大来佐武郎監訳 ダイヤモンド社 昭和47年発行 P.5図1人間の視野 より)
空間:➀家族から➁➂➃➄そして⑥世界 …A地球・宇宙へ
時間:➀来週から➁➂そして➃子供生涯 …B人類の未来・宇宙へ
(注:A地球…宇宙 B:人類の未来…宇宙 は、大生の洞察追記)
<人間の視野の図>について次の説明がされている
…すべての人間の関心は、前図の空間―時間グラフのどこかにあるはずである。大多数の人々の関心は、家族…に限られている。他の人々は、時間的にもっと先まで見通し…、ごく少数の人々だけが、遠い未来に広がる全世界的な関心をいだいている。…「これら人間、これら脳内、内日記に神の言葉、預言が宿り聖なる神の預言者となる。それらが聖なる記録『聖書』か…」大生は視野を宇宙の果てまで広げた。
1600年代天動説、科学者ガリレオは「この足元が動いている」と説明した。当時の権威ローマ教会から異端者とされた…法王ベネディクト16世は2008年12月「世界天文年2009」の説教で、ガリレオらを称え、地動説を改めて認めた。神は最初から地球を転がし「サイコロは振っていない」。大生は『アスポ』で自身に迫る。「あなたがそれら“悲劇”の加担者になってはならない。宇宙・自然から学ぶ生涯学習、真理不変の教養「よい日記」を求め書き続けなさい」と月曜日の日記に書いた。
●ゼロからの出発PHPと《人生・仕事の方程式》
「宇宙からみればもっとよくみえ賢くされる」。大生は高次の視点…「文部科学省推奨の<宇宙図>マルチバース視点…」からも思考する…。NHKスペシャル<神の方程式>は美しい…。「利他の心」《人生・仕事の方程式》も美しい。よい結果は「正しい考え方」から生まれる。熱意と才能の乗算によって、人生・仕事の結果がでるという<神の法則>と共感しあうと大生は思った…。
「京セラ」の創業者稲盛和夫氏は、だから「正しい考え方」を求めてきた。多数の著作、海外にも広がる。稲盛財団において「京都賞」がある。その受賞者がノーベル賞も受賞する例もある。稲盛経営を目指す「盛和塾」も盛況だという。
人生・仕事の結果=
A考え方(-100~+100) X B熱意(0~100) X C能力(0~100)
「経営の神様」をネット検索する。大生はその偉業も、P平和があってこそP繁栄とH幸福がある。松下とも交友があった稲盛は「利他」の公式である。
「A考え方」だけが、(【悪】マイナスと『善』プラス)があり、B,Cにおいてゼロはあるがマイナスはない。▼A悪い考えは、掛け算結果で必ず人生のマイナス・破たんとして表面化する結果論の教えだ。大生は、稲盛の企業理念の詳細を同社ホームページで確認したことがある。
松下も「結果が悪いのは、善悪を間違えた結果である」と「宇宙の根源」から考えていた…。「良い木は立派な実を生み、腐った木は立派な実がない」。自然は偽らない。「人間は裏切るが、自然は裏切らない」 全宇宙共通<不変の公理、真理>は美しく、大生は『アスポ』に書いた。
「利他の心」を小学生にどのように教えるか。「6歳の子供に説明できなければ、あなたはそのことを本当に理解していない」大生はアインシュタインの名言に挑戦する。2017年1月からスタートした「稲盛哲学小学校授業づくり研究会」。12月で一旦終了。2018年4月から2年目がスタート「稲盛哲学小学校授業セミナー」と名称もリニューアル。
稲盛経営哲学研究センターの研究員が試みる一般人がオブザーバーで参加する少人数の集まりが、大学の小部屋で行われた。大生も初回から参加した。そこに、70歳過ぎの茨木市民、年配者が参加していた。元金融マンで、茨木市の市民憲章と三つの都市宣言に関心を示し、やはり「よい日記」の必要を説き書き残す。「茨木市民は地球市民」の都市宣言と立命館大学憲章の「教育指針は地球市民を育てる」ことに重なる。最新情報に通じた元金融マンは理論家で生涯学習の必要を市民憲章と都市宣言から説明した。大生は茨木市の「工場跡地」に立命館が設立された背景を察知推測した…。
立命館大学憲章は…人類の未来を切り拓くために、学問研究の自由に基づき普遍的な価値の創造と人類的諸課題の解明に邁進する。…豊かな個性を花開かせ、正義と倫理をもった地球市民として活躍できる人間の育成に努める。… 2006年7月21日 学校法人 立命館…
大生は、哲学研究員の司会のもと、各種討議を行ううちに、フリー・フェアー・グローバルの金融ビッグバンがすべての人を覆うという『金融マンのバイブル』を承知する元金融マンの茨木市民と親交した。大生はその年配者をGOODYという呼び名をつけた。それは英語で、菓子、キャンデー、楽しい「魅力あるもの」、英雄、(映画や本の)正義の味方、という意味合いをもつ。
GOODY氏は、歴史的視点から、道徳教科の一環として「小学生のうちからよい日記の書き方を教えることが必要」との意見を述べた…。つまり、本当の成功、{未来}につづくよい結果のためには、まず<親子で「21世紀の日記」=「正しい考え」を持つ家庭教育>が不可欠である…大生も実体験として共感し司会者に伝えた。
●『アスポ』見本例図
大生は、『アスポ』をもとに、「21世紀の日記」の日記・手帳の<見本ひな型例>として「説明補足」までを纏めていた。
『宇宙誕生138年前から現在までを1年のカレンダーでみれば、人類誕生は12月31日深夜であり、あなたの誕生から<あなたの命>「あしたの命」《愛》新しい年、1月1日が既に始まっています…と呼びかける。…あなたの父母が、祖父母の命が、…先祖の《愛》、…宇宙誕生があればこそ、あなたの命、つまり他の人の命も存在するのです。地球は一つ。共生のため誰もが学び、地球上の望む人(多分これを見たあなた)は、宇宙から生涯学習と人格向上《愛》の成長・安全平和推進・認知症…予防・本当を求め…生き望み実行する<本当のよい人・地球市民>になる地球人教育、これらはあなたの脳内に眠っており、既に活動させている人々がそばにいるかもしれません…』。
●日記の効果効用…世界共通実話「よい日記」のオリンピック
GOODY氏から、茨木市川端康成文学館で知り合ったという、SDGsを2025年万博で展開するべく東京から大阪本店に転勤してきた30歳の銀行マンを紹介された。早々、茨木市の社宅で大阪北部地震を体感した彼も『アスポ』に賛同した。
そして海外、米国での『フリーダム・ライターズ』の実話映画で日記の効用について3人は盛り上がった。大生もネットで検索フォローした。荒れ放題のクラスを受け持つ英語女性教師が、差別問題で『アンネの日記』を教材にして…、日記を書くようにさせ、生徒らは将来を改めていく…。
13歳になったユダヤ人少女アンネは父親から日記帳をプレゼントされ、その書き始めに次のように書いた。
『あなたになら、これまでだれにも打ち明けられなかったことを、なにもかもお話しできそうです。どうかわたしのために、大きな心の支えと慰めになってくださいね。』
1942年6月12日 アンネ・フランク
「外日記」ながら「内日記」の本質に向かう清純な乙女の決意である。『アスポ』は宇宙飛行士が軌道を外れず<美しい地球:美球>に無事帰還するようにSDGsの究極《愛》に至ると大生は話し合った…。
●『アスポ』で法令の上をいく「地球市民」《愛》=平和
誰でもどこでも法令があり、守るべきことが多数ある。しかし、どこかで間違いが起こる…。犯罪や不祥事が止まない。『アスポ』「よい日記」を組織トップから率先して書き、部下から末端とみられる組織関係者まで書く。家族もその意識行動において、1月曜日、宇宙・自然の法則性に向かって一致していく…。東洋文字《愛》の優しい心の人の形態、誰にも《愛》の心はある…それらをスマートホンのソフトにすることを大生は想定する…。
そこに、パワハラ、セクハラ、モラハラ…嫌がらせもなくなる…。「誰もがよい人間になれる」。アンネと同時代の<奇跡を起こした人、20世紀の天才アインシュタイン>は米国に亡命した。
「わたしは誰にも何も求めないので幸せでいられます。お金には関心がありません。勲章も、肩書も、名誉も、わたしには何の意味もありません」「専門家は問題を解決しますが、問題の発生を未然に防ぐのは天才です」「悪魔はあらゆる楽しみに代償を科しました。人生の楽しみには、肉体的あるいは精神的苦痛が付きものなのです。贅沢な食事ばかりしていると肥満になるように…」「この世に存在する多くの問題は、それらを作り出した人の能力で解決できるようなものではありません」…。-アルベルト・アインシュタイン…これらの真理原則は、ユダヤ人民族の書『聖書』に預言者らが記している。
大生は『アスポ』を持ち、世界終末時計が進むのを日々体感する…それを避ける人は“天才”である…。
そして思った、「心の清い人は宇宙自然の法則、神をみる。地位も名誉も富も求めない純心な清い人、幼子は“天才”である。誰もが天才になれる心をもっている、汚された心の底に」
●20XX年〇月〇日「世界終末時計」12時
大生は『アスポ』を書き続けた。やはり終末、最後の審判に向かっている…そして、その時がきた。西暦1世紀「世界の終末、最後の審判」は必ずくると書かれミケランジェロも描いた天井が人々にのしかかる…。その通りになった-
何であれ望む人と望まない人がいる。むりやり押し込む。押しつける。パワハラ…、強制、それはしてはいけない…。「すべての人は自由だから…」。ただ、本当の《愛》を求める『アスポ』の《愛》を求め続けた人の多くが、「外日記」と「内日記」を東洋文字《愛》で満たした人、清い心で固まる汚れのない人。
2020年はじめから、新型コロナウイルスが猛威をふるう…、それは人類のはじめに人間にとりついたもっと強力な100パーセント死に至らせるサタンウイルスを撲滅できない。
それに打ち勝った存在は誰か。それを求めいく「暗闇の長いトンネルの先に光がみえた」…。そこにGOODY氏もいた。『人類「地球人ノアハウス」建造計画書』を作成した銀行マンと美しい彼女もいた…(終わりのない終わり)
●(あとがき)
すでに近未来SDGs小説として、いくつか実験的に公開されています。
そもそも、人間の活動領域を二分するとすれば<善と悪>の分類方法があります。
永続するものは善。一時的なものは悪。この分類で、人類史、人間の営みの産物を区分すると、ほとんどはもう時代おくれとして捨て去られ、悪。と言っても、今あるものが今は必要とされるものでも、いずれ捨て去るもの。それに対して、すべて、全精力、全資産、全能力を投入し続けることは、先行きどうなりますか。
『あらゆることを誰よりも勝って成し遂げた。結果、すべては空しい』と悟った繁栄の国家を築いた賢い治世者の王は『ことの結論』を知りました。
読者のあなた、そして傍の人、あらゆる人の最終到達点は同じ〔死〕。「すべては空しい。すべては空しい」と悟ったうえで、どう生きていくか、すべての人は自由です。
とりわけ、2020年はじめより、全世界を巻き込んだ<拡散する新型コロナ感染の死の恐怖>。
その中で、すべての人が、他の近未来SDGs小説とともに生きる意味の一助になれば、幸いです。
『死なない日記帳』、あなたが死なない主人公で1週間で書く短編小説『あしたの命《愛》』、…など、人々から、特に宇宙自然の法則とともに永続する「よい日記」を残した人として、今日一日を生きられるよう願っています…。
<参考資料>
『アンネの日記』(文春文庫 深町 眞理子 訳)
『成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』(ドネラ H.メドウズ 著 ダイヤモンド社)
『アインシュタイン人生を変える言葉101』(監修・編訳 志村 史夫 宝島社)
『道を開く』(松下幸之助 著 PHP)
『生き方』(稲盛和夫 著 サンマーク出版)
『世界を変えた10冊の本』 (池上彰 著 文春文庫)
『おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?』 (池上彰 著 NHK出版新書)
『知らないと恥をかく世界の大問題 (7) Gゼロ時代の新しい帝国主義』 (池上彰 著 角川新書)
『人類「「ノアハウス」建造計画書―新しい地への門』(エゼキエル・長崎 著 未刊)
『聖書を読んだ30人―夏目漱石から山本五十六まで』(鈴木範久 著 日本聖書協会)
『わたしの命《愛》』があれば(Gplan--Ryusei 著 WePublish)
『あしたの命《愛》』新たな旅立ち(日記文芸評論 Gplan--Ryusei 著 WePublish)
『川端康成文学全集』(新潮社)
『ヘミングウェイはなぜ死んだかー20世紀の原罪に挑んだ男』(柴山哲也 著 朝日ソノラマ)
『ヘミングウェイの流儀―ホンモノへのこだわり』(今村楯夫 山口淳 著 日本経済新聞社)
『アーネスト・ヘミングウェイの文学』(今村楯夫 著 ミネルヴァ書房)
『銀行マンの企画発想法』(大槻 隆生 著 こう書房)他
官邸、京セラ、立命館他ホームページ
(ウィキペディア Wikipedia)各日刊紙、週刊誌他