職業と祝福
読んで頂いてありがとうございます!
頑張って少しずつ書いてます
フランは、可愛いなぁ。もふもふしてて、ずっと触っていられるなぁ。
30分後…
そろそろ出ないといけないな。
ガチャ
『遅かったな、召喚は出来たのか?』
「ギルドマスター、お待たせしました。はい、無事にできました」
『その、狐が召喚獣か』
「はい、白狐のフランです」
『白狐だと?それは、珍しいのを召喚したな』
「珍しいですか?」
『ああ、白狐は滅多に人の前には出てこず、敵対心は無くとも決して懐くことはないと言われているからな。最後に見られたのは5年前だったかな』
「5年も!?そんなに珍しいのですね。フラン、お前珍しいんだって」
≪コン≫
頷いている気がする
『人の言葉分かっているのか?賢いんだな』
「多分、分かっています。それで、これからどうすれば?」
『ああ、そうだったな。まずは、職業選定だな。召喚士にしかなれないと思うがいいか?』
「はい、もともとそのつもりです」
『それじゃあ、受付に戻るぞ』
≪コーン≫
『無事、召喚出来たのですね。おめでとうございます。白い狐さんですね』
「ありがとうございます、白狐のフランです」
≪コン≫
『はぅ、可愛らしいですね』
『いいか?職業選定をさせたいんだが』
『あ、はい。分かりました。こちらに来てください』
受付の女の人に着いていく。
「そういえば、名前をお聞きしていなかったのですが」
『あ、そうでしたね。私はギルドの受付をさせていただいています。ルナと言います。よろしくお願いいたします』
「ルナさんですね。改めて、よろしくお願いいたします」
2階に上がった突き当たりの部屋に入った
『こちらになります。』
中には、女神の像があった
あれ?どこかで見たような気が?気のせいかな
「ここで、どうすれば?」
『はい、女神像にお触れください』
「触れるですか?分かりました」
『あ、失礼ですが。召喚獣は、後ろでお待ちください』
「フランいいかい?少し待っててね」
≪コン≫と頷いてくれた
女神像に触れてみると、まばゆい光が溢れ出した
「またか、どうして目を潰しに来るのか…」
ふと、前を向くとサポートAIさんがいた
「確か、ノアさんでしたっけ?」
『覚えて居てくださったのですね。
召喚おめでとうございます。あなたなら、いい召喚士になれます。』
『リューキに召喚士を授けます』
リューキは召喚士になった
そう、表示された。
『これで、職業が召喚士になっています。召喚士の説明は必要ですか?』
「はい、お願いします」
『はい、了解しました。召喚士は、特別な存在です。世界に1人しか存在することができません。それは、住人とプレイヤー含めてです。そして、召喚獣も特別な存在であり奪うことも殺すことも出来ません。召喚石に戻すことで体力を回復させることもできます。』
「召喚石に戻すにはどうしたらいいのですか?」
『その、召喚獣が自ら石になることもあれば、戻れと強く願うことで強制的に戻すことも可能です。こちらは、本当に危なくなったときにするといいでしょう』
「なるほど、わかりました」
『新しく召喚するためには、召喚士のレベルを上げることが必要です。次に召喚出来るためのレベルは10レベルになります』
「連続では召喚出来ないのですね」
『はい、そういう制限がかかっています。』
「そうなんですね。そうだ、ノアさんは召喚出来るのですか?」
『…!私を召喚したいですか、もっと強くなれば召喚できるかもしれませんね』
そう、笑いながら言ってくれた
「頑張って強くなります」
『それでは、これからも頑張ってください』
何か、キラキラしたものが飛んできた
リューキは称号
【ノアの祝福】を手にいれた。
【ノアの祝福】
親愛神のノアからの祝福
経験値5%上昇
住人の好感度が上がりやすい
「ありがとうございます」
ノアさんは、笑顔で消えていった
『お疲れ様でした。召喚士おめでとうございます』
「ありがとうございます」
『親愛神から祝福を受ける人、始めて見ました』
「そうなのですか?」
『ええ、普通の人は職業を頂いて終わりですから』
「そうなのですね。」
≪コーン≫
フランが足を頭でグリグリと擦り付けてる
「どうしたんだ?」
≪コン≫
少し怒っているのかな?
『ふふっ、いい召喚獣に恵まれてますね』
「…?」
『それでは、受付に戻りましょうか』
「はい、わかりました」
1階に戻り
『それでは、これで終了となります。お疲れ様でした。早速クエストを受けになられますか?』
えっと、今何時だ?ギルドカードを見ると現実の世界で11時に迫っていた。
「あ、ヤバイ。そろそろ戻らないとダメだ」
『そうですか、このギルドでログアウトすれば次回のログインは、ギルドの中になります。では、また会えるのをお待ちしております。』
「はい、ありがとうございました。フランごめんな、少し会えないけど待っててな。」
≪コーン≫分かっているよ。と言っている気がする
召喚石に入ってもらった
「それじゃあ、もどるか」
ログアウトしました
「ふう、凄く楽しかったな。また、明日から楽しみだ。けど、そろそろ寝ないとな」
『ふふっ、楽しみにしてますよ。リューキさん』
クエストをする予定だったのですが、次回になりました