【1章9話】神童さん
「えっと…これってどこに行くんですか?」
「…………」
「えっとーひ・み・つ!」
「…なんで…この車中から外が一切見えないの?」
「…………」
「えっとー秘密だからかな?」
「………俺って…もう帰れなかったりしないよね?」
「…………」
「それはないと思うよー…まぁーワンチャン何ヶ月か帰れなくなるかもだけどその時はちゃんと説明するから安心して…」
「全然安心できない…てかなんでさっきからなんで太陽は話さないの?」
「…………今は勤務中だからだ」
「太くんは真面目だからー!」
あっ…車が止まった…
(ガチャ)
「太陽様、渚様、光様、着きました」
「…………」
「んー!!久しぶりだなぁーここー」
「……………何ここ…すごい…別荘なんだけど…」
「どうぞ中で主様がお待ちです」
…………俺は着いてくことしか出来なかった…てかめちゃくちゃ中も豪華なんやけど
(トントン)
「神童様…彼を連れてきました」
「そうか…入ってくれ」
「ガチャ…」
そして扉の先にはそれはそれは豪華な部屋がありそこには一番奥に白ひげのダンディなおじさんがいてその手前には10脚の椅子がある
「久しぶりです神童様…」
「神童様おひさー!」
「太陽!それに渚!いつも働いてくれてありがとうね!」
「………この人…見た目と違って…軽いのか?」
「君が噂の光くんだね?」
「はい!」
「そんなに緊張しなくていいよ!…早速で悪いんだけど君の神器を見せてくれないかい?」
「えっ…あっ…はい!神器召喚!」
そう言うといつものように僕の手には光影刀(時雨)が握られる俺は日課として最近素振りをしていたのでだいぶ手に馴染んできた
「うん…いいねー !ちょっと見せてもらってもいいかい?」
「いいですよ!」
「うーん…これは…やはり…」
「これから君には3つの選択肢を提示したいんだけど聞いてくれるかい?」
「あっ…はい!」
「うん!ありがとう!
まず1つ目!これから3ヶ月ここで住みながら訓練 してもらう
次に2つ目!これから学校の授業のあとでここに来てもらって訓練する
3つ目!今日ことは全て忘れて今まで通りみんなにバカにされながら生きる」
「あっ…バカにされてるのしってたんですね…」
「まぁ…こう見えても私は偉いからね…」
見た目はどう考えても偉い感じなんだがなぁ…
「えっと1つ目の場合学校は不登校になるんですか?」
「いや!これは上からの命令だからね!3ヶ月間はインフルエンザの時みたいになるよ!」
うーん…でも…なぁ…お母さん悲しむしなぁ…
「決めました!2つ目にします!」
「うん!わかった!じゃあさっそくで悪いんだけど明日から来てくれ!こっちも君の分の椅子を用意しとくからあと太陽…渚これなら光を送りながらお母さんに説明頼む」
「わかりました!」
「いえっさぁー!」
そして僕は帰りもベンツに乗り家に帰りその後2人がお母さんに説明して明日から僕はあそこで訓練することになった