君はここにいた。
この小説は2話もしくは、3話くらいの短い話になると思います。
僕は君に言えないことがある。。。
「よ!苺!どう最近彼氏と?」
「うん!もうすぐ1か月!まだまだラブラブだよ~」
僕が話しけると苺は笑ってこたえてくれた。
僕は島田太虎。佐野苺とは2か月前くらいまで付き合っていた。僕は高校2年で苺は高校1年の年下の彼女だった。別れた理由は僕のちょっとした嫉妬からの喧嘩だ。
苺は高校に入ったときから少し悪い噂が流れていた。その内容は苺が男たらしであるということだった。その頃の僕は苺に興味がなかったからどうでもいいやと思いながら聞いていた。苺が高校入学し半年くらい経った夏休みの時、部活帰りで電車を待っていたら苺と会った。僕と同じ部活の尾野聖也が苺とよく話していたみたいで、苺が僕たちのところに寄ってきた。
「聖也くん 部活お疲れ!」
「あ、お疲れ。」
苺はニコニコと笑いながら言うが、聖也はちょっと照れてるようにこたえた。その会話の後に僕に小さな声で「お疲れ様です」と怯えているような表情で挨拶をされた。その後からはすれ違うたびに挨拶をされるようになり、話すようになった。夏休みが終わり学校が始まると僕が苺とすれ違うたびにいつも一緒に居る伊藤奈緒と話している声が聞こえた。
「ね!やっぱりかっこい~」
「はいはい。わかったから早く行くよ。」
最初は自分のことを言ってるとは知らなかった。ある日すれ違った後に苺に話し忘れていたことがあり振り返ると
「かっこいい~ ほら見て!」
と僕を指さしているのを見てしまった。その日からだ。苺のことを意識してしまったのは。その2週間くらい経ってから僕は苺に告白した。そこから付き合い3か月と4日間僕たちは付き合っていた。別れるときに2人で「付き合う前みたいに友達として話したりしようね。」と言って別れた。
僕と苺が別れてから話すようになったのは1か月くらい前だ。苺が今付き合ってる木村春が苺のことが好きだと僕に話してきたので、よく相談に乗っていたが内心 (こいつ俺ら付き合ってて別れたこと知らないのかよ) と思っていたらその通りだった。なので僕がこの2人の恋のキューピットになっていた。その時に苺とまた話すようになった。
正直、苺は僕のこと嫌いだと思う。別れるとき原因となる喧嘩の火種も僕だ。別れようと言ったのも僕だ。全部僕からだ。なのに。僕は未だに未練タラタラだ。
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