あとがき
読んで頂いてありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。
このあとがきは作品を振り返ってみようと思い、それから書ききれなかった部分などを入れてお伝えする予定です。予定は未定ですけどね。
では早速、第一話そろそろギャルに転職したいんだが
このタイトルを思いついてから始めたようなものでした。もともとの何か漠然としたイメージはあったのですけども、何しろ最終的にアルカナの世界観の底の部分を掘り下げたらどうなるかという所をざっくり考えていただけでどうしようか悩んでいたところに、腹を抱えて笑うようなセリフを見かけまして。
それが原点です。
この頃から警備員に関するネタをやりたいとは思っていたのでここでじっくり、異世界に落ちる前の部分をこってりと書いてみました。
警備はホント矛盾に満ちてる職業でして。
作中でそういった事柄を出す気がマンマンだったのです。
だからこそのじっくりでした。
第二話、BLとか女性読者狙いだな?
これはまあ、この作者は頭大丈夫なの? と思わせたくて考えたタイトルです。
よく分からないタイトルを付ければ、少しは現代人のブームについてってるかもなんて思ってみたり。この話途中で筋トレしてますけど、その頃から世の中への怒りを殴りつけるようなシーンを考えてまして、それが後々の走馬灯へつながるんですよね。
第三話、エルフが出たらそれもうファンタジーだ
なんでしょうね、ファンタジーにエルフが出てこない作品てあるのでしょうか? それくらいエルフ=のイメージが強くて。このタイトル辺りにはこういうタイトルが続くのかなっていう一つのルールが出来てきたと思います。
なんでドイツ語だったのか……。
言葉の通じない女性、ブロンドの青い瞳ってのとか、書いた時はそれが魅力になると思って書いてました。言葉が通じないからこそって部分が出せたらいいのですけども。出てたのでしょうか?
第四話、伝承によるとパンツは漢のロマンである
このタイトルは後からつけました。何も考えずに続きを書いてて、あとで見直してみたらパンツを熱く語ってるだけじゃないかという印象になりまして……。
後はここで書かなければならないのは緊急用可搬式ポンプですよね。
これのおかげで異世界なのに車で移動という事が出来る訳ですし。元のネタになったマンガがありますが、それもこのポンプを使って給油してるシーンがありまして、それが印象に残ってて。
それで使わせてもらいました。ソーラーパネルも出てきたのですがこれも出すとファンタジーから遠ざかってしまうなと思ってましたが、友人からソーラーパネルとか出したらどうですかと言われて。
普通に考えたらそこに行き着くよなぁって、結局出すことに。
第五話、この残酷描写は寿司で言うとわさび
この話で出てくる強姦の人達は、死んで当然と思うような事は作者も思ってる事でして。法律が軽すぎるんですよね。そして、こういうのを見かけても絶対に近寄ってかない、なるべく関わらない。そんなのが現代には多い気がして。
せめて何か助けられるように知恵を絞るくらいはしようよって思ったりします。
デ〇ノートみたいなのがあれば良いのに。
なんて事をほんのり考えていて、それをここで思い切りテーマとして出してみました。
第六話、法律は、肝心な時には護ってくれないんだよ
これは本当に守ってくれないし、人間が作った法律で人間が苦しんでいるという事態が生じる。
誰のための法律なんだってのはずっと思ってきた事でもあります。ここを詳しく書くために警備の話を少し長く書いてみました。
一番最初に考えたあらすじの中で、かなりのウェイトと占めるセリフになってました。
第七話、異世界なのに温泉旅行イベントがキタ
水が出ないというのも、もっと早くにそうなる予定だったのですがここでそうなって温泉を目指します。ここでローガンが出てきますね。これでアルティシアとローガンが出揃うワケですが、アルカナで一番最初に引いたカードがこの二枚でしたね。
ロケテバージョンではプレイヤーが少なくて、なので最初の二枚だけは設定上の強いカードが引けるという設定がアルカナにはありまして。
そこからキャラを引っ張って来たワケです。
どうでもいい設定でしたね、今考えると(笑)
第八話、告白というより激白な、コレ
ここのリサって卑怯ですかね? あらすじの頃からあった設定だったのですが、この順番で言うのは書いていて思いついた事でした。
まあ、リアルにはそんな話もたくさんありますよね。
そしてリアルの方がもっととんでもなかったりしますよね。
そんな部分をちょっぴり感じて貰えたら、作品が絞まるかなと思ったのでした。
第九話、タグでストーリーがバレるとか
まあ、ガールズラブというタグが付いているので読む前に展開が分かっちゃうよなぁって。それでこんなタイトルになりました。
新聞で声優見て犯人が分かっちゃうようなもんですかね?
タグとストーリーの中での回収率とかを考えるキッカケになりました。
この頃はまだゆっくり進んでましたねぇ。
第十話、おバカはこの話ではサラダ的。居るよねこういうの
このおバカ達は実はあらすじには居ない人達でした。どうして出したのかって言うと、出産のシーンなんですけど。この出産の時におバカが賑やかしてくれたらいいかななんて思って出したんですよ。
出産のシーンまで飛ばそうかと思いましたけど、それでも良かったのかもですね。
でも、出した事は後悔してません。
第十一話、アルティシアに改名を今更。そこが謎なわけじゃない
本当に今更だなぁと思ったのでこんなタイトルに。この話ではお城が出てきますが、これが最後のプランである女王国を作るところに繋がってるんです。というかショートカットしたようなものですね。
元々は、地道に人が集まってきて……なんて考えていたのですけども。
このタイトルの次のお話を考えてたら、実験は終わりにして次のステップに進むのもいいかなと、強引に出しちゃいました。
他に話を書きながらこの話を完結まで持ってくというのはまだ無理というか。
私には合わない。
次回作は全く変える予定ですけど、それを考えながら話は進まないので。だから終わりにしようってのも安易ですけどね……。
第十二話、アタシは四天王最弱
このセリフが言いたかった!!
よくネタにされる展開なので使いたかったのですよ。ここで平和的な解決をしておく事で最後へのダッシュをかける事になりましたね。
これで城も揃ったし、後はアルティシアに簡単にポイッと渡しちゃおうって思いましたね。
すぐに渡せる訳もないので、この後に事件が起きるワケですけども。
第十三話、おいおいそのセリフってどうよ?
これは言わば死亡フラグですよ。これもネタにしか使われない感じですよね。
途中のもそうなんですけど、最後にアルティシアに呟かせるセリフもそういう風にしようって思ってて、それで、予想は付くのですけども……。
フラグを打ち破るシーンを印象付けるために、割と本気でこのセリフを呟いてもらいました。
「リサ、アタシは絶対帰るから……」
このセリフは作者的にお気に入りです。
第十四話、走馬灯パンチ
これはまあ、タイトル読んだだけでは内容は分からない状態で。最後の最後まで分からない感じで読んで欲しくてこんなタイトルになりました。
……助かるのはわかってましたか?
やっぱりそうですよねぇ(笑)
出産のシーンでもありますね、この話は。
おバカが賑やかしてくれるといいなって思ってましたけども、全然違う展開、オーグルの襲撃を取り入れてしまったのですが、これはこれで良かったですね。
戦いのシーンと交差させて出産シーンが出来たらいいなって思ってましたけど。
第十五話、気が付けば創世記
ようやく、この話で終わりなんですけど。
なんだか急に終わった感じが(笑)
最初に考えたものは女王国を立ち上げて終了というモノでしたので予定通りではあるのですが、ここまで急に終わらせなくても良かったんじゃないのか。
もうちょっと丁寧にやったら良かったんじゃないのか。
なんて思いますけど、やりたい事を全部やれたし、実験としても成功だったと思いますし。
これで引き伸ばすよりも、次回作に期待してください!!
小田島先生の次回作にご期待ください!! みたいな感じですが。
まさに打ち切りみたいな(笑)
でも、本当にやりきった感がありまして。
これ以上は引き伸ばしたくなかったというのもあります。終わらせ方ってのは難しいですね。
以上になりますが、最後までお付き合い頂きありがとうございました!!
読者様がいなければ成り立たないのが小説。その他諸々、作品というのは見てくれる人が居るからですよね。読んで頂いたことは本当に嬉しいですし、この作品をバネに、まだまだやれる事も増えたように思います。
また、いつかお目に触れる時がありましたら応援よろしくです。