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5話

またしても話が進んでいません。


5話


翌朝。


コン、コン。

「由夜さん起きてますか?」

ガチャ。


「由夜さん起きてください。」

ユサユサ。


「ん…。おはよう、アイナちゃん。」


「おはようございます。由夜さん。朝ごはん出来てますよ。」


なんと、今日はアイナちゃんが起こしに来てくれた。

早く目覚めなくて偉いぞ俺。


「起こしに来てくれてありがとうね。」


「いえ、今日村を出て行くと昨日聞いたので寝坊しちゃったらいけないので…。」


(なにかアイナちゃんの様子がおかしいぞ。)

「アイナちゃんどうかした?」


「い、いえ。大丈夫です。由夜さんがいなくなると思うと寂しくなるなっておもって…。」


なんて嬉しいことを言ってくれるんだこの子は!


「きっとまた来るから、それまでお別れだね。」


「また来てくださいよ。絶対に!」


「うん。約束だよ。」


「でわ、先に行ってますね。」


そう言って、さっきよりは笑顔で部屋を出て行った。

(今日で本当にこの村とはお別れかー。)

そう言って由夜も部屋を後にした。


席に向かうと、もうすでに村長さん達は席についていた。

俺は急いで席についた。

ご飯を食べ終わり席を立つと村長さんに言われた。


「もう行くのか」


「はい、荷物をまとめたらすぐ出発します。」


「そうか、気をつけてな。」


「あの、お世話になったんでこれ受け取ってください。」


そう言って俺はポケット(ポケットの中でアイテムボックスを開いて)金貨数枚を渡した。


「すまんな、ありがたく受けっとっておくよ。」


(素直に受け取ってくれてよかったー。)

そう思いながら部屋に戻った。

準備が終わり部屋を出ると、アイナちゃんが立っていた。


「もう行くんですか?」


「うん、行くけど、どうしたの?こんなところで。」


「お見送りをしようと思って。」


なんて嬉しい提案なんだ。


「ありがとうね。アイナちゃん。」


「い、いえ。当然のことです!」


アイナちゃんの顔が少し赤くなってかわいい。

やっぱり、一人で旅立つのは寂しいからなありがたい。


「じゃあ、行こうか。」


「はい」


こうして、アイナちゃんと村の出口まで向かった。


「アイナちゃんいろいろありがとうね。」


「はい、道中気をつけてください。絶対にまた来てくださいよ?」


(ぐっ!アイナちゃんそのセリフに上目遣いは反則だ。)


「わかった。絶対にまた来るよ。」


と言いながら別れを告げ、俺の姿が見えなくなるまで手を振ってくれた。


「さて、街は西だからこの道をまっすぐ行けばいいんだな。」


由夜は、街を目指して歩くことになった。


・・・3時間後。


休憩をしていると、村の方に黒い点が沢山歩いているのが見える。

よおく見てみると、ゴブリンのようなものが見える。

明らかに見える距離ではないのに…。

(これはまさか、湖の精霊のせいか?)

それより、急いで村に戻らなければ、村が危険だ!

由夜は荷物を全てしまい、刀だけを出して急いで村へ戻った。












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