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4話

話があまり進みませんが、そのうち展開が早くなると思うのでもうしばらくお待ちください。

4話


翌朝起きると、村長の娘のアイナがベットに潜り込んでいるわもなく現実の無情さを感じずにはいられなかった。


「ま、世の中甘くないよな。」


吹っ切れてベットから出ると、ちょうどドアをノックされた。


「由夜さん起きてますか?」


どうやら、わざわざアイナちゃんが起こしに来てくれたようだ。

(なんだよ、そのまま寝てればテンプレが起きたのかよ・・・)

とりあえず、返事をしなければ。


「起きてるよー、どうしたの?」


「あ、起きてましたか、もうじき朝ご飯なんで呼びに来たんです。」


ちょっと残念そうな声、おぉ、これは脈ありか?なんてことを考えてると、


「まだ支度の途中なんで先に行ってますね。」


「わざわざ、ありがとう。すぐ行くよ。」


となんとか言葉を返し、急いで服装を整える。

昨日聞いた話だとこの村は基本的にぶつぶつ交換だそうだ。

でも、貨幣もあるらしいので町などに行くので、少しは手に入れておきたい。

貨幣は、白金貨、金貨、銀貨、半銀貨、銅貨、半銅貨だそうだ。

半銅貨二枚で銅貨、銅貨5枚で半銀貨、銅貨十枚で銀貨、銀貨十枚で金貨、金貨百枚で白金貨。

という感じ、まだものを買ってないので分からないがそのうちどのくらいの価値かわかるだろ。


支度が終わったので、部屋を出ることにした。

椅子に座るとキッチンが少し見えるがもういい匂いがこっちまで漂ってきている。

料理を楽しみに待っていると、村長さんがやってきたので挨拶をしておくか。


「おはようございます。」


「おぉ、おはよう。昨日はよく眠れたかな?」


「はい、久しぶりのベットで泥のように眠ってしまいました。」


「 それっは良かった。旅をしているそうだが、どこへ向かっているんだ?」


(そうえば、細かくは決めてなかったな。)


「とりあえず、大きな街を目指しています。ここから、一番近い街はどこですか?」


「たしか、ベルグが一番近かったはずだぞ。でも、歩いたら二週間はかかるし、魔物も出るからそんな装備で大丈夫か?」


「え、魔物ですか?」

(マジかよ。魔物いるのかよ・・・俺、出会ったら瞬殺されるんじゃね)


「お主、魔物を知らんのか?あんな奴ら知りたくなくても出てくるわ。」


「この村にも、魔物はやって来るんですか?」


「流石に、村には入ってこんけど、畑ならたまに荒らされわ 。まったく、どうにかならんかの。」


村長と話していると、料理が出来上がったようだ。

アイナちゃんとお母さんが料理を持ってやってきた。

一旦話を区切ることにした。

今日の献立は、シチューらしきものと、ライ麦パンらしきものとサラダだ。

とても美味しそうだ。

シチューには、鳥肉らしきものが入っている。

異世界で初めての鳥肉だ。

夢中になって食べていると、気付けばお皿は空っぽだった。

アイナちゃんが、

「お代わりありますよー、入れてきましょうか?」


俺は迷わず、

「お願いします。」

と返した。


結局、シチューは四杯も食べた。


「お口に合いましたか?」


「とっても美味しかったです。人生で一番美味しかったかもしれません。」

と、素直に返した。

少し大げさかもしれないが、久しぶりのまともな飯は至高の味だった。


「よかったです。私が作ったんで、お口に合わなかったらどうしようか悩んでいたんです。」


おぉ、気づいてもおかしくなかったが、まさかアイナちゃんの手作りだったとは。

人生で初めて、女の子からの手作りだ、嬉しすぎる。

と、感動に浸っているとそこに村長さん。


「今日は、村でもまわるかい?」


「はい、よろしければそうしたいです。」


「だったら、私がお連れしましょうか?」


「それはいい、アイナお連れしてあげなさい。」


ということで、アイナちゃんと村をまわることになった 。


まず、村には村長の家を軸に円状に家があった。

なんでも、祭りの時などは、村長の家が大きいので準備などに使うらしい。

果物屋さんがあり、そこでまずはこれまでにとった果物を売ることにした。


「あのー、この果物を売りたいんですけどー」

と、言って果物をアイテムボックスから出す。

なんと、アイテムボックスの中は、時間が止まっているらしく、果物は時間が経っても新鮮なままだった。


「いらっしゃい、果物屋に果物を売るなんて面白いやつだねー。どれだい見してみな。」


愛想のいいおばさんが出てきた。

おばさんは、俺が渡した果物を見て目を大きく見開いている。

どうしたんだろーと、思って声をかけてみると、


「こんな珍しい果物どうしたんだい?どこでてにいれたんだ?」

と、すごい剣幕で聞かれて慌てて答えると、


「そんな遠くからよく痛まずに持ってこられたねぇ。全部売ってくれるなら、金貨41枚で買ってあげるよ。」

と、言われ思わず、


「え、そんなに高く買い取ってくれるんですか?」

と、思わず聞き返してしまった。


売ってる果物を見た感じだと、半銅貨が五百円ぐらいだぞ。

てことは、金貨41枚だと金貨一枚が10万円だから、410万円だ。

一気に金持ちだ。

隣のアイナちゃんが口を半開きに驚いてる。

ずっと見つめていると、我に返ったのか口に手を当てて頬を赤くしてうつむいてしまった。

(やばい、この生き物なんて可愛いんだろ。)

そんなことはこれくらいにして、結局果物を10個残して全部売った。


そのあとは、アイナちゃんと楽しく村を周り、お昼にはとっておいた果物を二人で食べた。

アイナちゃんは最初は申し訳なさそうに食べていたが、少しすると美味しそうに食べてくれた。


買ったものは、俺の今の服装が完全にアウトなので服屋で動きやすそうな服を三枚買って、リュックと干し肉などの食料を買った。

アイテムボックスは珍しいらしく、何もないところから、果物などを出すと驚かれたのでリュックはカモフラージュだ。

魔物が出るらしいので、アイテムボックスの中の刀を忘れて、武器屋で片手剣を2本買ってしまって、あとあと刀を思い出したけども予備用にいいかなと開き直った。

買い物は全部で金貨2枚と銀貨1枚と銅貨4枚で済んだ。


村長の家に着く頃には日が傾き始めていた。

部屋に戻って買ったものを整理して必要最低限のものをリュックに入れ服も着替えた。

やはり、アイテムボックスはとても便利だ。

少しすると、アイナちゃんが呼びに来て晩ご飯となった。


晩ご飯の時に明日には出て行くといい、もう少し村にいればいいと村長に言われたがこれ以上お世話になるのは悪いと思い街の方角を聞いた。

また遊びに来ると言うと、話の最中は少し寂しそうな顔をしていたアイナちゃんだったが、話が終わる頃にはほんの少し笑顔が見受けられた。


夕食を食べ終わり、部屋に戻ると特にすることがないので寝ることにした。

またしばらくはベットで眠られないのだと思うと寂しいがこの世界をもっと見てまわりたいのだからしょうがないと自分に言い聞かせて寝た。






















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