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第一章第九話

母校へ行こうと念じたどこでもドアはいっこうに現れなかった。

母校へ行こうと思ったどこでもドアは何度念じても、壁には現れなかった。私はどこでもドアを出すことをあきらめて、久しぶりに故郷の海へと向かった。時間は午前中だが、陽射しは強く、夏の到来が近いことを感じさせた。

故郷の海は、遊歩道になった堤防があり、散歩するには都合が良かった。この世界でこれからどうしたら良いか、考えながらブラブラと歩いた。 故郷の海は台風シーズン前で穏やかな海だった。私は潮の匂いを一身に浴びて、いい気分で遊歩道を歩いた。この世界が私の経験した過去と同じような感じならば、忌まわしい思い出たっぷりの高校2年の修学旅行が秋にあるはずだった。私は憂鬱な気持ちになった。

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