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第八章第六話

ミクは次の日にヘルメットを借りに来た。久しぶりに会ったミクはどこか綺麗になっていた。中学の時に付き合っていた彼氏とは別れたらしい。男はいつまでもウジウジして未練たらしいが、女の子の方が切り替えが早いようだ。一概には決めつけられないが。 高二の三学期も終わろうとしていた。若い私は、バイト代もたまり、原付バイクを買った。幸運なことに父は年明けから長野へ単身赴任していたので家ではわりと自由だった。母は悲嘆にくれた。言うことを聞かない息子にホトホト愛想を尽かしていた。周囲の反対を押しきって原付を購入した。

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