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第八章第三話

真面目にバイトに励んでいるという表現は少しおかしかった。当時、私が通っていた高校は、バイトも免許取得も禁止だったのたから。ほんの少し、校則を破り中退はしないし、そんな勇気もない。これぞ、ヘタレの真骨頂である。 出前のバイトの行先に、羽振りの良い、如何にも成金というようなでかい屋敷があった。ラーメン屋のマスターに聞くと、建設会社の社長の家で、かなり金持ちらしかった。そこの奥さんは愛嬌のある、優しい人で、いつもチップをくれた。10年ほど前に故郷へ帰省した際に母に尋ねたら、バブル崩壊で、どこかへ行ってしまったらしい。バブル崩壊は思い出も崩壊させた。

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