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第七章第十話
若い私はいつ学校に呼び出されるかとビクビクしていた。
警察に行った翌日に学校に行って、いつ学校から呼び出しを受けるかと、ビクビクしていた。しかし、数日経っても、呼び出しは無かった。 若い私は、ラッキーと喜んで、段々と事故の事を忘れていった。
事故から一週間ぐらい経ってから、一通のハガキが届いた。裁判所からだった。家庭裁判所からの呼び出しハガキには、先日の事故の裁判を行うから、出廷するようにとの、居丈高な文言のハガキだった。しかも若い私はを更に落ち込ませたのは、未成年は、保護者同伴で来るように、と書いてあったことだった。若い私はどこかへ失踪したくなった。