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第七章第三話
ある夜、いつものようにベッドにカラダを横たえ、タイムスリップを願った。
私はいつものようにベッドに横たわって、目をつぶって、タイムスリップすることを願った。しかし、何も起こらなかった。また今日も不発か、と眠りに落ちた。すると生々しく鮮明な夢を見た。とても夢とは思えない、鮮明さだった。
私はあの事故の夢を見た。元の世界に戻ってからは、よくあの時の夢を見るが、この時程、生々しい夢は初めてだった。必死になって目を開けようとしたが、開くことはできなかった。やがて、激しい目眩が襲ってきた。
