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第六章第五話

ある日いつものバイクショップではなく、俊ちゃんの家に近い店に寄った。

ある日、いつものバイクショップではなく、一度家に帰ってから、俊ちゃんと俊ちゃんの家の近くのバイクショップに行った。その店で探し続けていたバイクを見つけた。若い私はどうしてもそのバイクが欲しくなり、予約した。バイクは先に中古バイクを買っていた、俊ちゃんのバイクの色違いで、心配して購入を諦めさせようとする母を振り切り、バイト代を全て注ぎ込み、その中古バイクを買った。あのとき、母の言うことを聞いていれば、あんなことにはならなかったのに。 買ったバイクはヤマハのRZ250というバイクで色は黒、俊ちゃんとは色違いだった。本当はRZ350の方を探していたのだが、一目見て、このバイクが気に入ってしまった。

若い私は、毎日バイクを磨いた。いろんな友達がバイクを見に来て、若い私は、有頂天だった。


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