表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/87

第四章第四話

「のぶひで君から電話だよ。」階下から母の声で若い私は目を覚ました。

「のぶひで君から電話だよ。」階下から母が呼ぶ声で若い私は目を覚ました。「ひでぇ目にあったみてぇだな?」どこか含み笑いをしているような声が聞こえてきた。「めちゃくちゃに殴られたよ。」若い私は不貞腐れて応えた。私も若い私に同化して、のぶひでの話を聞いた。「ちーにミーコから電話があった。ミーコはおまえに悪いことをしたと泣きじゃくっていたらしいぞ。」若い私は唇を噛んで、悔しさを堪えるしかなかった。 結局、ミーコとはその事が原因で二度と会うことはなかった。辛い高二の夏休みのスタートだった。のぶひでも何となくばつが悪いのか、あれからは連絡が無かった。毎日やることがないので、ラーメン屋の出前のバイトに精を出した。時給は400円、夕方5時から夜22時過ぎまで働いた。このバイトは高一の夏から高三の夏までやった。時給は安いが、何故か長く続いた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ